「どんとこいサムライ。」ウルヴァリン:SAMURAI ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
どんとこいサムライ。
まさかこのシリーズでこういう感覚を味わうことになるとは^^;
…なんて言ってても、予告であれほどナニこれ?的な要素を
見せられてはいたので、あはは…(失笑)にはなりましたが。
まぁ設定ですとか、ウルヴァリンはいま何歳?とか、とにかく
彼は様々な時代を股にかけて生きてきたミュータントですので
細かいところはカーッとすっ飛ばして観たと致しまして(爆)
いや~あの日本の描写と二人のモデル美女?の画像インパクトは
さすがにスゴかったですね。まぁ凄まじい^^;
TAOはともかく(けっこう地味顔)、福島リラには宇宙を感じます。
おぉユニバース…とても地上のものとは思えない顔面離脱感…。
と、思っていたのですがこれがねぇ~。ずっと観ていくとなぜか
この子がホントに可愛く見えてくるので不思議。
よくぞあんな美女?をキャスティングしたものだと、これだから
ハリウッドってやることなすこと理解不能ですね。良くも悪くも。
しかし二人の美女の演技(TAOは台詞棒読みを美しさでかわす)
異質な世界観の中ではなかなか良かったですね。
可哀想なのはMr.アクションスター、真田広之のほうだったかも。
あの役どころはないですよねぇー。というか、敵役だとしても、
最後あの扱いなのかい!?というくらいつまらない役どころ。
いやもちろん、我らがウルヴァリン、ヒューたまを全面的に盛り
上げたいのは分かりますが、もう少し意味を持たせて欲しかった。
アクション時、ヒューたまを傷つけないよう細心の注意を払って
対決したという真田さんの心情を思うと、なんだか泣けてくるぞ。
カタコトで話す日本人役も誰だコイツ?と思った一人だけど、
長崎でリヤカー引くオヤジからリンゴ買うのには完全に参りました。
こんなニッポン、見たこたぁない。
というわけで、あのワイスピシリーズですら、東京メインで珍作が
存在することからして、やはりこれは確信犯的に日本を描いてる。
嬉しがってていいのか、泣くべきか(爆)
さて、そうはいってもアクションシーンは(笑えるのが多いけど)
なかなか見せ場があるところもありますので、そのあたりで…。
私的には女医?博士役だったS・コドチェンコワが肝でした~。
どう見ても千昌夫氏の元妻J・シェパードにしか見えなかった(古!)
エンドロールは最後まで観て下さいねー。
(しかし矢志田のジジイは酷過ぎる。日本人は恩を仇で返さないぞ)