劇場公開日 2013年9月13日

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「ウルヴァリンというサムライ」ウルヴァリン:SAMURAI 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ウルヴァリンというサムライ

2013年9月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

ウルヴァリンを単独主役にした「XーMEN」のスピンオフ第2弾。
何年も前から気になっていた作品である。
何故なら、日本が舞台だから。
ウルヴァリンが日本で侍修行をする…というあらすじを当初聞き、何だか不安がよぎりつつも、日本人としてはやっぱり気になる。
その感想は…

まず思ったのは、今回の映画って、「ウルヴァリン:XーMEN ZERO」の続編じゃなかったんだ。「XーMEN:ファイナルディシジョン」の後日談。よって、あのキャラクターがウルヴァリンの悪夢として久し振りに登場する。

さて、最も気になっていた日本の描写は…
大規模なロケを敢行した日本の風景は良かった。自然の景色だけではなく、逃走シーンでの都会の人ゴミやパチンコ店など。ありのままの日本。
ところが、いざ物語と絡むと、サムライ、ニンジャ、ヤクザ、ハラキリなど、定番のハリウッドから見たニッポン。
その二つが混じり合って、ちょっと不思議な雰囲気。
でも、これほどのハリウッド大作、しかもアメコミ原作映画で、ここまでがっつり日本が舞台となったのは嬉しい。
新幹線上でのバトルは日本映画では絶対出来ないアクション!

ストーリーは、「犬神家の一族」のような愛憎劇に、ミュータントの陰謀が絡む。
死を超越する男と死を超越したい男。
悩まされ続ける悪夢や異国の地での生死の葛藤も重みとなり、ウルヴァリンというキャラクターを掘り下げる。
「XーMEN:ファースト・ジェネレーション」ほどではないが、少なくとも「ウルヴァリン:XーMEN ZERO」よりかはドラマ性があったと思う。

通算5回目(カメオ出演も含むと6回目)のウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンの抜群の安定感もさることながら、真田広之はハリウッドスターと並んでも堂々たる貫禄。
そして、二人の美女。
マリコ=TAOは美人だわ〜。
儲け役は、ユキオ=福島リラ。キリッとした面構えとアクションはウルヴァリンにも負けない。

多少変な描写もあるにはあるが、昔のようなそこまでのトンデモニッポンではなかったように思う。(最終決戦は「007は二度死ぬ」みたいだったが)
一娯楽アメコミアクションとして充分に楽しめた。

エンディングのオマケ映像はテンション上がる!

近大
としぱぱさんのコメント
2013年10月15日

近大さん
遅ればせながら、終了ギリギリでみてきました。
私は2Dでしたが3D観られましたか?
前半の葬儀のシーンはカメラがブレて見にくかったの
ですが、いかがでしたか?
娯楽大作としては合格点ですが見た人によって
良し悪しが別れる作品かなと思いました。
ラストの前振りにはワクワクしますね。
次回も楽しみです。

としぱぱ