「ウルヴァリンのこともっと知りたい方の為の映画」ウルヴァリン:SAMURAI willstrongさんの映画レビュー(感想・評価)
ウルヴァリンのこともっと知りたい方の為の映画
今までのXMENシリーズの感覚で楽しもうとすると少々期待はずれになると思う
ウルヴァリンというシリーズ屈指の人気キャラの内面や経験を深く掘り下げ、遠方の地で傷心している彼に訪れる新しい出会い、この映画は彼をもっと知り、今後も続くメインストーリーのXMENシリーズに深みをもたらす為の作品だと感じた
日本での大規模なロケを敢行し、日本人俳優の起用、日本語も多用され、日本一色といった感じで、いわゆる外国人から見たお粗末な日本の世界観とは異なり、それなりにちゃんと仕上がってはいたと思う
だがやはりそこは外国人が作った映画、パチンコ店やお寺、新幹線、ラブホテル、ヤクザ、忍者等々外国から見る日本独特の文化のシーンの多さには多少違和感を感じた 長崎の原爆のシーンから始まり、歴史的背景を取り込み、そこでの友人との出会いとそこから生まれるストーリー 「不老不死」をテーマにした苦悩と憧れ 人間の根本的な感情で捉えると納得できるが、日本人の自分からするとラストは違う形を望んだ
ほとんどのシーンでミュータントは出てこず、ローガンのストーリーが紡がれる映画なのでアメコミのアクションを期待している方や、深い展開を期待している方にはお勧めしないです
XMEN知っててウルヴァリン好きっていうすごく狭いターゲットが喜ぶ映画かな
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