「ウルヴァリンは二度死ぬw」ウルヴァリン:SAMURAI RAMPOさんの映画レビュー(感想・評価)
ウルヴァリンは二度死ぬw
アメコミ上でも最も日本通のヒーローウルヴァリン。
いくつもあるストーリーの中では日本人女性との間に一子もうけてたりします。
そんな日本というキーワードを思い切り全面でに出したの「が本作。
過去に遡ったりしながら、これでX-MENシリーズ6作目。
そして、シリーズ唯一皆勤賞のヒュージャックマンが、
今回もウルヴァリンを担当。
既に『ファーストクラス』からの流れを受けた
『デイズアンドフューチャーパスト』が待機中で、
本作のラストにその予告的なシーンが出てきます。
今回はどういうわけか長崎で捕虜になっていたウルヴァリンによって
命を救われた日本人が、戦後富豪になって最期の時を迎えることになり、
再開を求めてるというところから話が始まります。
ウルヴァリンを捕虜にするってのもすごい話ですが・・・。
時系列的には『ファイナルディシジョン』のあとで、
ジーングレイとの恋のトラウマがまだまだ残っている中で、
日本に来たウルヴァリンはちゃっかり富豪の孫娘と
恋に落ちたりするんですが、そこにヤクザやらニンジャやらが
絡んで、乱闘を繰り広げます。
びっくりするのがこのヤクザやニンジャがヤラレはするものの
ウルヴァリン並みに強いこと、ウルヴァリンはミュータントですが、
彼らはただの人間なはずなんですが・・・。
真田広之とのアクションはさすがの出来でした。
もうひとつの楽しみが本作の肝とも言うべき、
ハリウッドの描くトンデモニッポン像。
もうたまりませんね、お寺、新幹線、パチンコ、ラブホが
数珠つなぎに登場。
一体どう言う立地になってるんだか?
それでも変なセットでごまかさずに日本でたっぷりとロケをしたので、
そこはちゃんとしてます。
ちゃんとした変な日本になってます。
まさに、『007は二度死ぬ』のウルヴァリン版といっていいでしょう。