「日本人キャストとのレベルの差…そしてこの日本感…」ウルヴァリン:SAMURAI BBさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人キャストとのレベルの差…そしてこの日本感…
ただ、マーベルシリーズコンプリートして観て行くためだけに、レビュー酷評だけどレンタルで見てみて、心底後悔。
シリーズの展開がきになるし…って思ってる人には「いろいろ重要そうなことあらすじに書いてあるけど、色々あったけど元に戻るってだけだから見なくても問題なし」とだけお伝えしたい。
以下、ネタバレ含む酷評レビュー↓
長崎まで普通の路線バスに乗って東京から割とすぐ着くとか、長崎から既に東京のビル群がうっすら見えてるとか、港区から馬場まで走ってすぐ着くとか、地理的に気になることが多々あるのは日本人だからこそかな、と。
アメリカ人向けのアメリカの作品は、そういう地理的なところで無茶するのをあまり見たことないんだけど、日本だからもういいやってなったのかな…。とにかく無茶苦茶です。
背が高くてスクリーンに映えるのがこの人たちしかいなかったのかわからないけれど、元々モデルやってて演技やったことないんです、的な女性陣がメインでキャスティングされているので、日本語パートも英語パートも、大根すぎて見るに耐えない。
なぜ舞台を日本にしたかなー。棒読み大根だらけで目も当てられない。マーベルのクオリティを一気に引き下げます。
そして、容姿のことを言っても仕方ないのですが、外国受けするオリエンタルって、日本人受けは悪かったりしますよね…。ちょっとあまりに…って感じで、個人的にはまったく美しいと思えない人たちが画面いっぱいドヤ顔してくるので、萎えてしまいました。
それにしても、日本のドラマでもだけど、モデルがちょっと演技に手を出してみるっての、本当に勘弁してほしいです。
そしてまさかの「これから仲間だぜ」みたいなドヤ顔もやめてほしい…。ローガンについてきちゃったよ…アクションも大したことない赤い髪のウォーリーみたいな服を着た日本人キャストが…ってなりました。「ボディガードだからっていってるけど、ほんとショボかったぞ。活躍したって思ってんのか」って心の中のツッコミが止まりません。
2年後のシーンで見当たらなかった時「え、とはいえ、今の今だけど、どした?どこいった?」とは思ったけれど、ホッとしてしまいました。まあでもそれくらい脚本がはちゃめちゃ。破綻しています。
それにしてもエンディングロール中盤に出てくるアメリカパートのなんと安心できる俳優陣のクオリティ。ずっとこのキャストでちゃんと映画作っててくれたら…ってなりました。
ウルヴァリンですが、
相手が英語を喋らなかったら「イングリッシュ!」って怒って顔殴るとか、気に食わないからといって約束を守った人もビルから投げ捨てたり、「スピード」以来ありがちな「列車の上で看板や電線避け」では「ちょっとやってみた」的にフェイクかけてみたり、ギャグっぽい描写多目です。
また、眠って悪夢見たら必ず誰か引っ掻いたり致命的に刺したりするシーンは健在で、もはやギャグ。
絶対隣に寝ない方がいい。