劇場公開日 2013年5月11日

「膨らめ、ご当地の夢」県庁おもてなし課 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0膨らめ、ご当地の夢

2013年6月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

幸せ

有川浩の同名小説を、同じ有川浩原作の「阪急電車 片道15分の奇跡」のスタッフが再結集して映画化。
高知県庁に実際にある“おもてなし課”を舞台に、青年職員が高知のイメージアップに奮闘する姿を温かく描く。

今、ご当地がアツい!
その土地特有の魅力や醍醐味がそれぞれあり、興味を惹きつけてやまない。
映画も高知を大々的にPR。見ていると、やっぱり行きたくなってしまうのだ。
ただ、高知の自然の美しさを全面に押し出した印象を受け、地域密着の要素が薄いのが残念。

作風はとことんほのぼのハートフル。登場人物も皆、“エエ人”ばかり。
KYだけど、高知愛が人一倍強い青年職員・掛水を、錦戸亮が好演。
おもてなし課を手伝う事になった機転が利くバイトの女の子・多紀を堀北真希が演じ、超絶可愛い〜〜〜〜〜(笑)
二人の恋模様も平行して進むのだが、ハッキリ言って中学生レベル。まあ、純愛って事で。
この二人の恋模様より、高知出身の若手作家役・高良健吾と民宿“きよとお”の娘役・関めぐみが織り成す、親同士の再婚で昔“兄妹”だった二人の複雑な恋愛模様の方が良かった。

船越英一郎が演じる元県庁職員の民宿経営者・清遠が提案したのは、高知県を丸ごとレジャーランドにする“高知県レジャーランド化計画”。
しかし、清遠は高知県にパンダを誘致するという案で県庁を引っ掻き回した過去があり、それを覚えている頭の固い役人たちに先送りされる。
掛水たちはそれが納得出来ない。
実現の為に若者は諦めず、年長者は若者に委ねる。
この描かれ方には好感が持てる。

ところで、清遠が提案した“レジャーランド化計画”、確かに魅力的だ。
自然豊かな高知県をレジャーランド化するなら、我が福島だって!
福島も豊かな自然に囲まれ、食べ物も美味しく、それに関東圏にも近い。放射能問題なんか何のその!
ご当地の夢は膨らむばかり。

近大
えびかに伯爵さんのコメント
2015年2月5日

有川浩原作は、ほぼほぼ網羅してる俺的に!
楽しみに!今から見てみます〜ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

堀北さんがめんこい〜♪( ´θ`)ノ

えびかに伯爵