「自虐としても英断」県庁おもてなし課 ホリファーさんの映画レビュー(感想・評価)
自虐としても英断
首都圏在住ながら高知出身で身内には県庁職員もいるもので、余計にいろんなところにかなりの違和感を持ってしまいました。
中身は県庁が出資したプロモーションビデオとも思えるものですが、部分部分は下手すれば高知でなくても成り立つかもしれない微妙な売り込み。
イケメンと美女を2組 出しちゃったのもあってか、ストーリーが間延び過ぎてあと 30分は縮められそうな勢いです。
錦戸亮はまだしも高知っぽさはありましたが、堀北真希はまったく『はちきん』感がなかったです。ちょっと場違い。美形すぎなんだと思います。
土佐弁の単語にしてもイントネーションにしても、一番マシなのは確かに船越英一郎でしたね。
特に自分的には劇中に良く出てくる「バカ」にはかなりの違和感を持ってしまいました。
自分が知っている当時では完全に冷徹に見下した時にしか使わない記憶で、愛情を持ってばかにする時に使うのは「アホ」ではなかったかと。
なお、この映画をきっかけに高知に興味を持っていただくのは大変うれしくはありますが、実際には高知県は『東西端距離 189.7km/南北端距離 166.3km』ですが、
空港はちょっとハズれた辺鄙なところにあるし、高速道路は半分しかないし、それ以外は片側1車線の国道で、とてもじゃないですが、1日 2日ではレジャーし切れないはずですよ。ご利用は計画的に。
それにしても。予算がなかなか出ないとか、派閥的なところとか、よく県庁が許可したものですな。そこは自虐としても英断。
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