31年目の夫婦げんかのレビュー・感想・評価
全44件中、21~40件目を表示
初心を忘れずに
妻として最高なメリル・ストリープ。
そして浮気もしないが、遊びもしない堅物のトミーリー・ジョーンズ。
メリル・ストリープはただ彼の愛が欲しかった。
でも元々堅物で、さらに臆病になってしまったトミーリー・ジョーンズはそれに応えられなくなってしまっていた。
その2人の’鼻の邪魔な軟骨’を取り除く手助けをするカウンセラー。
ふたりはお互いが嫌いでも、避けたいわけではない。
ただ、愛を確かめ合わなくなった年月が長すぎてしまっただけ。
初心を思い出し…
良い時の思い出も沢山思い出し。
またふたりの間に甘酸っぱい気持ちを芽生えさせた。
将来自分が行き詰まった時には、ぜひ観てみたい。
そして、付き合い当時から作成している思い出アルバムはすぐ手の届く所に置いておきたいと思った。
喧嘩のあとで口づけを
わたしたち夫婦も、現在32年目。
仲はいいほうだがたまにわたしが爆発する。、、こういうことは、たいてい妻が爆発するのだ。(笑)
で、興味津々で見た。引き込まれた。
妻の気持ちはわかりすぎるほど。
夫は、やはり愛想なく、味気なく、、
しかしアメリカは何よりセックスが大事なんだなぁ、、
日本は「心」が通じていればOKなんだけど。
とにかく、すったもんだの末のハッピーエンド、よかったなぁ。
熟年の恋愛をえがいた映画はほかにも見たが、(恋愛適齢期)こちらがリアルな感じがした。
熟年の夫婦にとくに薦めたい映画。
「ある、ある」だらけだ。
そして、メリルの美しさにあらためて、拍手を送りたい。
M・ストリープのふくよかな肢体から始まる。正直、歳とりましたね。 ...
M・ストリープのふくよかな肢体から始まる。正直、歳とりましたね。
熟年夫婦が理想の夫婦を追い求めるというお話。
とってもアメリカ的って感じ。日本とはやはり文化が違うかな。
結論は結局それってか、まあわかっちゃあいましたが(笑)
・カウンセラーのおっさんがどことなく味がある。
・女性バーテンダーのあの店最高!行きたい。
・コーギーのお姉さんを見るエンディングの二人に注目。
この映画、劇場でカップルで見た人を上映終了後に観察したい(笑)
Breaking of the Nose
つまらない映画かなぁと思ったら、さすがの名演技で一気に引き込まれました。この2人が夫婦役だからこそ観れる作品かと。
結婚セラピストをSteve Carellが演じるというだけで、見るからにきな臭いのですが、意外とマトモな?抑えた演技で、淡々と過激な質問を浴びせていました(^。^)。
子供達が巣立ち、また2人っきりになった初老夫婦のKayとArnold。寝室はこの5年余り別。家庭内別居とまでいかないけれど、少しずつ噛み合わなくなった歯車。最初は、ケチで短気なArnoldに問題があるかのように映るのですが、妻に向き合おうとしない夫に見えて、実は妻を傷付けないよう、「そういう」状況を避けていた良い旦那さんに思えました。
最後が素敵で、羨ましいくらい幸せなご夫婦です。
セラピー替わりに一緒に鑑賞出来たら、まだ回復の余地はあるかも?
ふつうに参考になります
人の話を聞かず言いたいことを怒鳴りがちな夫、
言いたいことがうまく伝えられず最終的に逃げ出してしまいがちな妻、
話し合いすらまともにもてない2人を結びつけたのが、
いかにも胡散臭いカウンセラー。
マニュアル本やこういうセミナー、カウンセリングってどうも
敬遠しがちなものですが、このメソッドは説得力があり、
ふつうに参考になってしまいました。
正直、ストーリーやら何やら、映画の要素云々以前にここに感心して
しまいましたが、これも大御所2人の演技があまりに自然に、
夫婦であることを忘れてしまった夫婦を演じ切ってたからだと思います。
夫婦や家族て身近なだけに、一緒にいるのが当たり前になりすぎてしまって、
相手も一人の人間だということを忘れてしまいがちなんだな。
だからこそ、いい意味で気を使い続けることが大事なんですなあ。
しみじみ、実感。
ラストいいですねー。
思っていたよりも少し中身がある。 長年凝り固まったものはどうやって...
思っていたよりも少し中身がある。
長年凝り固まったものはどうやっても溶かすことができない、身につまされる状況。
ほんのわずかな1歩が、思いやりが出来なくて
それがどんなに大切か思い出させてくれる。
背中を押してくれるお話。
求めるより思いやってみることが大事
相手のことが好きだから自分の気持ちを言わないのか?30年も連れ添ったら相手のことが充分すぎるほどわかってるのではないかと思うが、この夫婦はそうでもないらしい。
関心がないわけでも嫌いでもないのに、求められないだけに寂しさがあるのはわかる。だから素直に聞けばいいのにプライドがあるから許さないのか?
愛されているという思いは勘違いでも必要だと思う。
最後の結婚式がとても素敵で、私もやりたいと思った。
カウンセリングの結果は…
結婚31年目、倦怠期の熟年夫婦がカウンセリングを受ける。風変わりなカウンセラーの下、普段言えなかった事を吐露し…。
シリアスものだったら、見ていても後味悪い気の重くなるような題材。
それをコメディ仕立てにしたのが面白い。
さらに、夫婦をメリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズに演じさせたのが面白い。
冒頭はこの夫婦の普段通りであろう光景。
妻は構ってほしい。
夫はそんな事全く気付かず。
こんな熟年夫婦たくさん居るんだろうなぁ…両ベテランの妙演もあってそう感じずにはいられなかった。
妻の独断でカウンセラー開始。
気まずい事聞かれるわ、話さなくてはいけないわ…。
セックスは最後いつしたかはまだいいとして、オーガズムに達したかとか、どんな体位とか。
夫アーノルドじゃないけど、そりゃ呆れるわ。
しかも、課題まで。
抱き合って寝てみるとか、映画館で…おっと、これ以上は言えない。
タイプキャストなコメディアンがやりそうなものを、よくこの二人にやらせたもんだ。
コメディアンにやらせたって普通。この二人がやるから面白い。
でも、さすがにこの二人のラブシーンは勘弁…。
何とも言えないのが面白い所でもあるけど。
メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズの土壇場…に非ず、スティーヴ・カレルの存在感も光る。
コメディアン故大袈裟演技の風変わりカウンセラーかと思いきや、意外や抑えた演技でこの熟年夫婦に鋭くメスを入れる。
このカウンセリング、見ていてそんなにトンデモには感じなかった。
時たま「えっ!?」と思うような課題も出すが、何ごとも実践、赤裸々荒療治。
コメディ・ドラマなのでオチは大体予想出来る。
それも踏まえてだけど、この夫婦には特に問題ナシ。
そう思わせたのは序盤のあるシーン。
カウンセリングを受ける事に夫は反対、妻は一人で受けに飛行機に乗り込むと、夫もやってくる。
仕方なく、もしくは嫌々だったかもしれないが、ちゃんと付き合ってくれる。
いい夫婦じゃないか。
意外と良い
あまり得意なジャンルではないのだが、Amazon プライム ビデオの評価が良いので鑑賞。意外と良かった。メリル・ストリーブの演技はさすがです。
プライム・ビデオだと乱読ならぬ、乱鑑してしまい寝不足になります。
Hope Springs
アメリカってセラピー社会なんやなって思わされた映画。日本じゃこんなんないやろうな〜(笑)セラピストの質問、あれは答えにくいよ〜(笑)老夫婦だから、見たくない〜って思うような、なんかこっちが気恥ずかしいようなところもチラホラ、、、でもそっか、こんな問題も起こり得るよねって思ったな〜
ケイの、'彼は私のすべて。だけど心の通わない人と同居するくらいなら1人の方がさみしくないんじゃないかって。愛する人に触るのは簡単だと思うでしょうけど、難しいの。'ってセリフがぐさり。
最後は、もう一度結婚式をして、32年目からの誓いを立てるところが素敵。
別れたくなければ…
熟年夫婦のセックスレス解消奮闘記。
と言ってしまうと身も蓋もない。
日本人にとっては、結婚カウンセラーという職業の存在も馴染みがないだろうし、
メリル・ストリープ演じるケイの行動も理解し難いものかもしれない。
しかし、その根底にあるのは、
長年の結婚生活の中で少しづつすれ違ってしまった夫婦の物語であり、これは普遍的な物語である。
夫のケガ(+イビキ)がきっかけで別の寝室で寝るようになりセックスレスにもなってしまったのは、あくまで表面化した問題であり
、その根底にあるのは、お互い口に出さずにきた小さな不満の集積なのだ。
夫は妻の小さな拒絶に傷付き、妻はクリスマスや記念日の祝い方が気に入らない。
これくらいの不満はどこの夫婦も同じ。
しかし、この夫婦の間に愛情が失われた訳ではない。
別れたくはないから、妻はカウンセリングを申し込み、夫も渋々とはいえついて行ったのだ。
別れたくない、これからも一緒にいたいのなら、お互いが何を不満に思い、何が嬉しいのか、無関心になったら、関係は行き詰まる。
カウンセラー役のスティーヴ・カレルは大人しめだが、メリル・ストリープ、トミー・リー・ジョーンズの名優二人へのリスペクトからあくまでも脇に徹した印象。
苦虫を噛み潰したようなトミー・リー・ジョーンズのオロオロぶりが可愛い!
※二人が映画館で観る映画はスティーヴ・カレル主演でリメイクされたフランス映画『奇人たちの晩餐会』だと思う。
互いのニーズを伝えることで、親密になりたい。
映画「31年目の夫婦げんか」(デビッド・フランケル監督)から。
鑑賞した私たち一般人の立場からすれば、
そんなに問題があるような夫婦でもないのに・・
メリル・ストリープ扮する主人公の妻は31年目の不満を、
カウンセラーに向けて、こう言い切った。
「私は、結婚したいんです、もう一度」。「もう一度?、
立派に結婚してるだろう?」とトミー・リー・ジョーンズ扮する夫。
さらに妻は、カウンセラーに告白する。
「昔は、よく触ったんです。(触ってきたんです?)
(今は)まるで、2人の労働者が一緒に暮らしているみたい。
2段ベッドに寝ているような・・。
家があるだけで、ほかに何の絆もないみたい」と。
そこで「結婚とは何か?」という疑問が残るが、
カウンセラーは、彼女の望む「夫婦関係」をこう表現した。
「互いのニーズを伝えることで、親密になりたい。
そうあり続ける手段を構築したいんですね?」
なるほど・・そういうことって、わかった気がした。
セックスだけでなく、相手のニーズを伝えることが、
夫婦にとって親密になる手段なんだな、きっと。
結婚の、その先の先…
を、まさかドヤ顔のメリル・ストリープに考えされるとは思わなかった!笑
メリル・ストリープは凄い女優だと思いますが。
どうしても「アタシが主役!」といった強過ぎるオーラが苦手なんです。
今作でも遺憾無くソレは発揮されてるんですが…
それを受けるトミー・リー・ジョーンズがとにかく素晴らしかった!
渋く偏屈な見事なジジイ具合!笑
アクにアクを重ねて、奇跡の割れ鍋に綴じ蓋…
見事なバランスの夫婦像が、見事に作品への共感を生んでる時点で勝ち!
40歳の童貞男が、最後までマジメな役だったのは残念ですが…
笑いのバランスもちょうど良し。
派手さはないけれど、丁寧な仕事が味わえた作品でした。
いつか結婚して…
老後が見えてきた時に、相棒と観返したいなぁ…
面白い。
生涯でみたコメディ映画ベスト10!ある一部の年代には痛いかも。実力者二人の演技が見もの。トミーリージョーンズが無骨でケチな会計士を可笑しく演じている。メリル以外の女優さんでこの役やるとどうなるのかな。
熟年夫婦必見の作品
正直、あまり自分の世代ではえぐい面もあり
見ていられない!っと言うところもありましたが。
それはまだ自分がこの世代の持つ汚い面も綺麗な面も
全てを含めて鑑賞ができないからでしょう(^^;
この作品はこの年齢層の夫婦の問題に対して
随分と切り込んで表現をしています。
そのため、やはり汚い面もえぐい面もあり、
まるで魚や鶏の調理を見ているような、
ちょっと見ていられない!っと思うような
面もリアルに描かれてしまっており、
それを素直に受け入れる許容が必要になります。
主人公と同世代の方々には、
それが共感として受け入れれる面ではないかと。
作品自体はとてもコミカルで。
けれど人の心の深い部分に食い込んでいるので、
かなり心が痛む、考えさせられるシーンが多くあります。
奥さんに振り回される旦那さんの姿が
とても印象的ですし。
若い医師の言葉に翻弄される熟年夫婦の姿も
とてもコミカルかつ、自分が同じことを言われたら
そりゃ困惑するよな~っと苦笑いを浮かべてしまいます。
この作品は女性視点がとても強いので、
男性からしてみたら、いやいや男だって!
っと言いたい面もあるかもしれない(笑)
でも、それら全てを含めても、
夫婦関係という問題に対する
セラピー映画としても、単純な映画としても
作品のレベルは秀逸です(笑)
是非、ご夫婦での鑑賞をお薦めします♪
32年目で復活なるか。
どうでもいいことけど、館内は超満席^^;
もちろん観客層は中高年から老年カップルばっかり!
タイトルといい、キャストといい、ハズレなし♪と思って
これは面白いぞ!といそいそ出かけて面喰った老夫婦が
さぞかし多かっただろうと思ってしまう、ソフトな邦題。
今作を観て、うわ恥ずかしい!とか、気持ち悪い!と思った
うら若き人々(心が)は、つまり自分の両親が「夫婦の営み」を
見せてくれちゃったような感覚に囚われるからだと思うのだ^^;
私だって見たくなどないし(爆)想像ですらもちろんご勘弁(汗)、
でもその行為あってこそ生まれたのが自分ですからねぇ。
否定してどうする!という、閉鎖的な日本人の性への関心を
まさかのご老体相手にここまで描いて見せちゃったのが本作。
今や草食男子?ですか。そういう習性が持て囃されてますが、
本当にそういう系統が全盛になったら人間は早々に滅びます。
異性に興味がない、まして触れたいとも思わない、なんて
今作の宇宙人(違いますけど)ジョーンズ氏とさして変わらない。
でも彼は、若い頃はそういうワケじゃなかった。
年月を経て、妻との関係が老朽化し(これが問題)、ついには
妻の強制でカウンセリングを受けることになってしまったのだ。
傍目にみれば、実にかわいそうに思えるこの夫婦関係も、
皆さん口にしないだけ、日本もレスは問題になってますからね。
面倒なのか?欲求がないのか?果たしてどっちなんでしょう。
ケイとアーノルドの熟年夫婦は、関係改善を願うケイの頼みで
バーナード医師が行う「カップル集中カウンセリング」へと向かう。
ここで行われるのは(もちろん)
性生活への集中質問に夫婦の嗜好技を絡めた性生活応援治療!
苦笑いなんてもんじゃないくらい赤裸々な回答が求められ、
ただでさえ苦虫を噛んでいる顔のアーノルドはみるみる大激怒!
何でそんなことまで^^;って、私でも思えたけれど、
何しろ寝室は別で5年もお互いに触れていないような夫婦(更に歳)
に対して、ハイ今日から励みましょうね!だけで済むはずがない^^;
必死に愚問に耐える夫婦であるが、ふとしたことからお互いの
嗜好の違いが露わになってくる。(ここなんですね、興味深いのは)
あんなクソ真面目なアーノルドの妄想劇。妻が机下で…ってやつ。
(こんなところで書くことじゃないのは重々分かってますが)
日本人の奥様の、一体何割がこれを普通にやってるんでしょうか。
もちろんケイはしたことないでしょう(ここで両親を浮かべちゃ×)
食料品店で長いもの(バナナとか)に目をやるケイのあの困惑顔!!
そして映画館での…(あぁ書けない)
私、できないわ!やっぱりムリなの!って泣きじゃくるケイを見て、
お前らケイに何てことやらせるんじゃ~!ボケ~!と思いました。
そしてアーノルド。とりあえず(何となく)近づけたんだから…と、
サッサとカウンセリングを終えて自分は帰りたい。これ以上余計な
苦労(というより自分の不甲斐なさ)を背負ってトライなど嫌だね。
そんなアーノルドに医師は一言「あなたの努力はそこまでですか?」
結局のところ…
あの医師は、相手が何を望んでいるのか。相手が喜ぶことをしなさい。
と言いたかったんだと思うのだ。
自分の好きな相手を喜ばせる。恋愛初期なら普通に出来たことなのに、
なんでこの歳になってそんなことを…?と思ってしまうこの年月に、
プライドを擲ってまで相手に尽くそうとしないことが最大の問題点。
身近で解消できない欲求が(そればかりとは言いませんけどね)
公共の車内で他人に向けられることの多さを物語っている気がする。
だから敢えて言っちゃうと、
自分の欲求のみを相手に訴え、相手の欲求を満たしてやれなかった
ケイの方にも、実は問題があったんだよということ。
まぁね、言わないアーノルドにも非があるからどっちもどっちかな。
ジョーンズもストリープも、よくぞここまで!とのめり込みの名演技。
笑いをとれたのは「鼻の骨」だけだったカレル(残念!でも巧いぞ)との
アンサンブルが非常に小気味よく観られる作品。
ちなみにカウンセリング場面のほとんどがアドリブだというのだから
さすがの役者たち!じゃあ、あれはホントに回答に困っていたんだ^^;
(ラブラブで悪いことはないのだから。夫婦円満が未来を救うかもよ)
幸せ…。
アメリカって本当にセラピー社会。
日本人はこんなにおおっぴらにセラピストに相談しないよね。うらやましい限り…。
どこの夫婦もみんなこの映画のように倦怠感たっぷりの生活がくるんだろうけど、どう乗り切るか。
主人公奥様みたいに真剣に向き合えたらどんだけ幸せになれるのか。
長く一緒にいると会話も触れ合いもどんどんなーなーになって過ぎていくんだろうな〜。
夫婦と言わず、付き合いだれたカップルも必見。
見終わったあとハッピーになれることお約束。
メリルストリープってなにやってもチョットしたしぐさがうまい!
全44件中、21~40件目を表示