「【結婚して何十年経っても相手の気持ちを察し、少し恥ずかしいけれど相手を想い行動する事の大切さを描いた、可なり笑えて、心に沁みる夫婦映画の逸品です。】」31年目の夫婦げんか NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【結婚して何十年経っても相手の気持ちを察し、少し恥ずかしいけれど相手を想い行動する事の大切さを描いた、可なり笑えて、心に沁みる夫婦映画の逸品です。】
■夫アーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)の性的無関心に悩むケイ(メリル・ストリープ)は、カウンセリングで夫婦仲を取り戻すべく、夫を引き連れバーナード医師(スティーヴ・カレル)の元へ向かう。
そこで課された課題は、
1.一晩抱き合って寝ること
2.映画館で、○○すること
など、結婚31年目を迎えた二人にとって、過酷(あー、可笑しい。)ともいえる試練が次々と待ち受ける。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ケイを演じるメリル・ストリープの”何時までも、夫に愛されたい!”と言う想いが取った行動と可愛らしい演技に脱帽である。
・トミー・リー・ジョーンズ演じる、夫アーノルドも、決してケイに関心が無くなった訳ではなく、心の底では彼女を深く愛している事が、その行動から分かるのである。
ー 何だかんだ言いながら、結局ケイのお願いを叶えて上げる姿。-
・凄く可笑しかったのは、カップルカウンセラー、バーニーを演じたスティーヴ・カレルが、足を組みながら、二人のSEXに対して真面目な顔で”そこまで聞くんかい!”と言う所まで聞く姿と、二人に対し与えた課題である。
1.一晩抱き合って寝ること
2.映画館で、○○すること
”1.は良いけど、2.は駄目だろう!”
だが、ケイはアーノルドに対して、初めての行為だったため、上手く行かなくって・・。
ー 申し訳ないが、大笑いである。そもそも実行しちゃうところが凄い!。けれど、ケイの上手く出来なかった涙は沁みたなあ・・。アーノルドも優しく慰めるしね。-
・だが、徐々にアーノルドはケイが長年願っていた事を実現させるべく、頑張るのである。
ー 高級レストランの予約取りとかね。あの渋い顔でキャンセル待ちされたら、店の人は席を取るよな。-
<今作は、個人的に可なり気に入った作品である。
そして、私は【お願いして、お願いして、漸く結婚してくれた(涙。とても大変だったんだよ!)】私には過ぎた家人に対して、今現在、ケイのような思いを持たせていないよな・・、と可なり反省しながら鑑賞した作品でもある。
夫婦のスキンシップとは、結婚して何十年経っても大切なんだなあ・・。>
■今作は、エンドロールで流れるケイとアーノルドと子供達の家族とバーナード医師の幸せそうな姿もとても心地よき作品であります。