パニック・フライトのレビュー・感想・評価
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短尺とタイトルのダサさでクソ映画確定、と思いきや…
“90分を切る映画はB級映画”という先入観があり、本作86分という短尺と『パニックフライト』などというダサ過ぎる和題(英題Red Eye)から、観る前からクソ映画認定してしまいましたが、予想の真逆を行く痛快かつテンポの良いアクションサスペンス映画でした!
出だしこそテレビシリーズの様なノリでしたが、その後低予算に抑えたであろう機内のシーンでは、無駄なカットは一切なく、ただただとても親切なお嬢さんである、レイチェル・アダムス扮するリサを脅すオッペン・ハイマーこと、キリアン・マーフィー扮するジャックに、始終憤っていました(笑)
この映画は、監督の意のままに感情を出しながら観ると、より一層楽しめると思います😆
空港のストレス感、機内の閉塞感などの再現度はかなり高く、その時の気分を思い出して軽く動悸してしまう程でした😅
『サイレンス(英題Hush)』や、『search』などの映画が好きなら必ず気に入って頂けると思います!
超絶お勧めです、是非ご覧下さい☆
キリアン・マーフィなら、協力しちゃう!!
飛行機の中で、紳士的な態度から一変する、キリアン・マーフィについうっとり。
つい応援してしまう自分がいました。
海底から、冒頭に出ていたどでかいトランクケースが浮かび上がってきたときはワクワクしちゃいました。
かなり昔の映画なんだけど、見そびれてたなあ。
アイデア良し!
機内で隣席の男は要人を狙う殺し屋集団の一人だった。男の狙いはホテルに宿泊する要人家族の暗殺。予定の部屋を指定の部屋に変更させないと、実父を殺すと脅されるレイチェル。あの手この手で、出し抜こうとするが、全てキリアンに見抜かれる。ラスト、暗殺失敗に終わったのにキリアンが自宅まで殺しに来るのはちょっと非現実的。喉を刺されているとはいえ、殺し屋の割にちょい弱い。ほぼ二人劇で、時間もちょうど良い。
機内での攻防がもっとあれば、もっと良くなったと思う。
テロリストが、暗殺の為に対象者の宿泊予定の部屋割り変更を画策。その変更が出来る主人公を飛行機で脅迫する・・・と言うストーリー。
中々面白い作品でした。後半、着陸前後からテンポアップし、とてもスリリングです。
飛行場での逃走、ロケットランチャーの着弾、実家での格闘。スピード感があり息をつかせません。
父親の命をかけて反抗するのですが、その覚悟を決めた心情も触れられていて好感が持てます。
ただ、残念な所が幾つか。
一つ目は、肝心な飛行機内での攻防が少ないこと。現実的には出来ることはすべて行っているのでしょうが、映画的には少々起伏に乏しい印象です。周囲の乗客をもう少し絡める等、工夫が欲しかったです。
二つ目は、そもそも設定に無理があるように感じます。ロケット迄持ち出すのであれば、危険を冒してまで部屋を変える必要はないと感じます。暗殺を実行した(失敗した後)であれば、実家にまで追ってくる必要もありません。
もう幾つかの工夫で格段に面白くなった、とそう感じさせる一作でした。
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