「スクリーンから溢れ出るパワーに、とにかく唖然。」ボス　その男シヴァージ　小林壱岐守則定さんの映画レビュー（感想・評価）

いきなり１００人単位での群衆ダンスが始まり、スーパースター「ラジニカーント」の七変化、タミル美女のエネルギッシュかつ妖艶なダンスシーンが延々と続きます。
ただただ、圧倒されます。本作にかかわる人たちの、映画にかける情熱を、これでもか、と感じました。
何でも、１月５日のキネカ大森では、本場インド式に、スクリーンに合わせて、踊るシーンは客も一緒に踊り、歌うシーンは一緒に歌う、観客が歌って踊る「マサラシステム」を行ったとのこと、テアトルさんにはしゃれが分かる方がいらっしゃるようです。
３時間という長尺ですが、あっと言う間で、後には、心地のよい疲労感が残りました。
こういう映画は、ぜひ、スクリーンで観ましょう。そして、元気をもらいましょう。