藁の楯 わらのたてのレビュー・感想・評価
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10億円で警官が人生を売れるだろうか
総合65点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 ) 10億円と引き換えに殺人の罪をかぶり服役をしなければならない。簡単に書けば 10億円を獲得できる現実的な可能性>推定10年以上の服役+大きな不名誉 という不等式が成立したときに人は行動に移ることになる。その誘惑にかられる経済的に追い詰められた人はいるだろう。でも一般人にそのような人が現れるのはわからないでもないが、警察の中からたくさんの裏切りが出てくるのは自分には納得がいかなかった。そしてその条件を全国に知らしめる殺人教唆を出来てしまうのも不自然。また発信機を自分の体内に埋め込みそれを知らせる人がいて、その位置情報を受け取る人もいる。そのような組織を作り上げるという準備をどうやったのか。結末も安っぽくて、いかにもここで盛り上がりどころの人間劇を見せますよというのは現実無視している。 護送の途中経過にはクズの犯人に対する怒りと任務との葛藤があったり、被害者や国民感情の道徳的問いかけがあったり、次は誰がどこで突然襲ってくるのだろうかという緊張感もあった。その中で誰が信頼できて誰を疑って作戦をどう立てて任務を遂行するのか、あるいは本当に任務を遂行すべきなのかと自問する過程があり、そのような部分はそれなり。でも物語は素直に受け入れられなかった。似たような作品だが人間劇よりも活劇を中心にした「S.W.A.T.」のほうが活劇も水準が高くて自分は好み。
世界よ、これが邦画だ!
なにこれ?おかしくね?本当にこれで良いの?と本音で言ってくれるブレーンが、この監督には必要なんだと思います。 雑で適当で細部まで作り込まれていない、とても残念な作品でした。 見ていてイライラしました。
邦画にしては迫力ある
見応えはありました。サスペンス感が溢れていて、アクションも迫力があります。 残念な点はストーリーが薄っぺらいということです。ドラマとしての要素があまり感じらず、ただのエンターテイメントでした。 藤原竜也の演技は良かったです。
怒涛なサイコ
映画評価:40点 最初のシーン 「おそらく女性」 どんだけ惨たらしく殺したんだ… そう思うスタートでした 最初からの1時間20分は圧倒するくらいの展開に見入ってしまった訳なんですが よくよく考えると変な点が多すぎる 蜷川は10億や20億を余裕で出せる大富豪、その割りには孫娘の防衛に無力だったとか、考え出したらキリがないくらい多い 勢いがあってノンリアルな世界観は楽しかったが、最悪な犯罪と凶悪な欲望を前に気持ち悪くなってしまいました 【2014.6.4鑑賞】
テーマとエンタメのミスマッチ
重いテーマを展開の早いアクションサスペンスに仕上げた感じで、一気に引き込まれて観賞しましたが、重いテーマに対する結論がいかんせん軽すぎた。面白かったけど、重厚さに関しては肩透かし感の残る印象でした。
リアリティの欠如
始まり方は面白いけど、新幹線でのVシネみたいな撃ち合いからあり得ない展開の連続。舞台が日本だからだろうか?キャスティングも藤原竜也さん以外合ってない気がする。強いて言うなら、韓国版が観たい。
設定の斬新さ/奇抜さで逃げ切れなかった作品。
設定の斬新さ、そして奇抜さ。 劇場に足を運ばせる魅力は十分に有ると思います。 …が、残念ながらソレだけ。 状況に進展があるように見せてはいますが。 基本的には、移動⇒襲撃⇒疑心暗鬼⇒清丸の反応⇒移動、の繰り返し。 特に中盤以降は不自然な点が多過ぎて物語の展開に集中出来ないノイズになっていました。 描写したい部分は分かるのですが話と話の繋ぎ部分が雑過ぎてガッカリという感じでした。 個人的に印象的だったのは清丸の異常性を描きつつ、実は相対する人物、そして「異常ではない」とされる一般人の異常性を描いている点。 清丸が強烈な個性を放っているため、一見、清丸への嫌悪や憎悪が高まる作りになっていますが。 彼と対比する形で描かれている普通の人々が隠し持つ異常性や汚い部分に気付かされます。 特に終盤。 或る人物による或る決定以降の状況の変化を観て、これまで登場人物からの口から吐かれた綺麗事や義憤が正に欺瞞であったことが分かります。 結局は金かよ、という絶望感すら覚えます。 エンドロールで監督名が中央で止まる映画に傑作無し、とはよく言ったもので。 同じ監督であれば「十三人の刺客」が断然オススメです。 色々な意味で期待を裏切られたい方のみ。 オススメです。
疑心暗鬼になっていく警察が見もの
10億の賞金を目当てに、警察官までもが護送する犯人の命を狙うという設定は面白い。アクションはなかなか迫力があるし、護送する警察が疑心暗鬼になっていく様は緊迫感もある。俳優陣もよかった。ただ、最後のオチのつけ方が今ひとつ。あそこまで頑なに犯人の命を守った理由が弱かった気がした。
まず、まずの出来では有るけれど・・。
護る側と攻める側が入れ替わり、 疑心暗鬼のシチュエーション。 そこには確かな面白さがある。 殺人犯が警察に命を狙われたという 題材は今までにない発想。 だが、作品としての出来は今一です。 まず、脚本。 綻びが多く、ストーリーに入り込めない。 ストーリー構成が悪く、 メリハリのメリが足りない。 辻褄が合わない点が多すぎます。 次にキャスト。 藤原竜也にあの役は似合わない。 整った顔立ちが邪魔してる。 カイジと同じ違和感。 最後に監督のメッセージ。 正直計りかねる。 貫く正義か、救いようのない現実か はたまた、人間の独りよがりな復讐か いくつもか見所がある分、 みる側の意識分散され感情移入し辛い。 パトカーの破壊シーンや裏切り者は 誰だか的な謎解きもあり、悪い作品では 無かったが、残念。
豪華キャストなのはいいけど
豪華すぎて逆に感情移入できず。 藤原竜也は藤原竜也にしか見えず、大沢たかおも松嶋菜々子もしかり。 藤原竜也の役どころは、あんなに性格の悪い人間なんかほんとにいるのか?って冷静に思ってしまった。
いいところも悪いところも
最後の10分は不必要。 人間の感情を徹底的に煽るだけだったら、銘苅が清丸への憎悪に駆られたアノ瞬間を十分に描くべきだった。「正義論」を説く映画にしなくて良い。 配役としても 大沢たかおと「クズ」の藤原竜也は十分だったが、岸谷五朗が演じる奥村武は、役どころも演技も中途半端。永山絢斗にいたっては、折角の役をこれまた中途半端な「オニィちゃん」にしてしまっている。 ところで、余貴美子はいつ「脱出」?お金は?
話題ほどには・・・
何と言ってもサイコパスの俳優が・・・安っぽいです。 松嶋菜々子が上手く使えていない!! どうも中途半端な感じです。 日本映画としては珍しく派手なシーンもありましたが、後半に持ってきてほしかった。 カンヌに出品されたと聞いて少しは期待していたのですが・・・ 映画を観てから調べてみると、酷評だったのですね。 頷けます。
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