藁の楯 わらのたてのレビュー・感想・評価
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主演の大沢たかおさん、藤原竜也さんの演技力。
映画後半、大沢たかおさんのセリフでとても印象に残っているものがあります。「5人の中で1番お前を殺したいのはこの俺だ。」任務と自分の気持ちという中で葛藤しているのがこの一言で表されていました。自分ならどうするか。殺してしまうのだろうかと終始考えていました。
藤原竜也さんの幼稚でサイコパスな役でしたが、さすがの演技力です。映画としては、胸糞で誰1人幸せになれていません。
低評価なのが信じられないクオリティ
ただ後味は悪いし胸糞も悪い。
テーマはこれ以上ないくらい重いし、見終わった後は気分が暗くなる。
でも、それぐらい影響力があって、映画自体にパワーがあるってことなの。
これを10点にすると人格が疑われそうだけど、2時間映画に引き込まれたということに関しては、勇気を持って満点を付けました。
少しネットで話題になってたから選んだ映画だったけど、低評価だったから若干心配はしてたんだ。
だからハードルを超えやすかったのもあるかもしれない。
掘り出し物としては上々だけど、軽々しく人に薦められない映画だよね。
なんで評価が低いのだろうか。
やっぱり心情的に高得点を付けにくい内容だからかね。勿体ない。
10億で他人を殺せるか?
これを考えながら観てしまった。
清丸の起こした犯罪は身内でなくとも許しがたい。
悪いやつだから殺して金を貰おう…と天誅喰らわせる気分になってしまう私(笑)
あれだけの金額だし、チャンスが見いだせるならやるだろうと思ってしまう。
作中では清丸を狙う人間が次々と現れる。
そりゃそうだ、退職金よりはるかに多い報酬を払ってくれると思ったら、コンプライアンス遵守とかぶっ飛ぶ人も大勢いるだろうな。
と、こう言った部分に惹かれて作品を観たけど、何だろう、ウソ臭さみたいなものを感じてしまった。もうひとつのめり込めなかった。
誰が悪いとはいわないが、テンポとシーンシーンの繋がりが悪かった気がする。
クズを殺さず守れるか?
WOWOWシネマで鑑賞。
原作は既読です。
作品のアタリ・ハズレがめちゃくちゃ極端な三池崇史監督ですが、本作は完璧なアタリ、てか大アタリ。テンポ良くサクサクと、しかし緊迫感を忘れず、しかもテーマが散漫になっておらず、しっかりと訴え掛けて来ました。
こんなクズ、守れと言われても、正直守れる自信ない…
[余談]
清丸たちが乗っていた新幹線ですが、なんか台湾新幹線みたいなデザインだなぁ、と思ってたら、本当に台湾新幹線が撮影に使われていたみたいで、びっくりしました(笑)。
犯人の命に10億円の賞金を懸ける
凶悪犯に殺された少女を孫に持つ財界の大物が、犯人の命に10億円の賞金を懸ける。日本全国がにわかに殺気立つ中、警視庁は5人の警官に犯人を護送させようとするが、次から次へと邪魔者が現われ凶悪犯を九州から東京まで護送できるのか。と面白そうな話だけど、護衛警官が犯人に殺されたり、護衛警官が主人公一人でタクシーで護送したりと、現実離れしてて残念だった。
【鑑賞後の気分の悪さが半端ない作品。それは、藤原竜也の怪演に起因するのは間違いない。】
ー2013年当時、藤原竜也は”あの声で”叫んではいなかった・・。-
幼女二人を殺めた人間の屑、清丸(藤原竜也)に、孫を殺された財界の大物・蜷川(山崎努)が”懸賞金10億円を出すので殺して欲しい”という新聞全面広告を掲載するところから物語は始まる。
身の危険を感じた清丸が出頭した福岡から、警視庁へ移送する5人のSPと刑事達。
お金に困った人たちが、清丸を衝け狙い、次々に襲い掛かる。(警官も範疇に含まれる。)
だが、次々と刑事、SP達は殺され・・。
■スリリングなアクションはなかなか。
・序盤の大型トラック前転シーンなど(CGかな?)
・キヨマルサイトの情報提供者は誰だ!
■”突っ込み所満載”の映画である。
・え、10億円程度で身の危険も顧みずに”人間の屑”を殺しに行くかなあ・・。(後から、理由は明かされるが同情すべき人もいるが、ギャンブルでの借金返済のためって・・)
・わざわざ、警視庁に連れて行く必要があるの?(これを否定すると、映画になりませんが・・)
・清丸の猟奇的気質を育んでしまった背景がしっかりと描かれていない。(お母さんは、責任を感じて自死するような方だし・・)
<ラストの清丸に死刑宣告が下された後の彼のセリフが、もう・・。
しかし、藤原竜也が醸し出す狂気の片鱗は感じたかな。>
■”きうちかずひろ” 監督・脚本作としては、勝手ながら
「アウト&アウト」をお勧めしたいと思ってしまった。
悪人を守る仕事の意義とは?
2019年4月27日 #藁の楯 鑑賞
コンセプトはいいので原作を読んでみたくなりました。確か #ビー・バップ・ハイスクール の #木内一裕 さんが原作でしたよね。金に目が眩んだら善人でも人殺しをするということですかね。
#大沢たかお#松嶋菜々子#藤原竜也#山崎努#伊武雅刀#岸谷五朗#永山絢斗
キャスト最高です。
年齢ゆえにキャストの顔ぶれの豪華さはみやすくていいですね、期待感高まる。
題材からして暗そうだな〜と
みててやっぱ暗いな〜と
やっぱ無念の死が描かれて辛くて悲しくなる、無念ゆえにモヤるし。
油断シーンが随所にある、そこかよみたいな。
主人公たちは長距離移動して疲れが出てるんだなと勝手に補完したけど。
もっともっと混乱が生まれるかと思ったけど…ちょっと物足りない。
でも終わりの大沢たかおの迫力シーンで評価上がった。
怒りの気持ち告白のシーンは見どころだぞ!って身構えてたら、本当にとってもこわかった。
洋画では感じられない、怒りが伝わるシーン?
世のオジサンが若者に捲し立てるあの感じが濃縮された…、(て言うとつまらなそうだけど)自国映画でより強く感じたんだと思う。
圧倒されて俳優はすごいなあ〜ってみれました。
感情移入めっちゃするんで、自分もきっと空想のストーリーをたててその想いを抱いて生きてくんだろうな〜と
このシーンはとっても入り込めました。
藤原竜也のこういった役のはまり方は何回見ても不思議。
松嶋菜々子が高校生くらい若く見えて、他にも豪華キャストで、総合的にとっても楽しめました。
藤原竜也は変態にみえない。
つっこみどころは沢山ある。
あんなに何十台も護衛するかー?その割にSPふたりって。とかね。
でも題材に常に問われ考えさせられる時点で映画としては勝ちなんだと思う。
世の中に死んでいい人間なんていない
って何かの映画では力説してたけど
死んだほうが良い人間はいるんだよ。
どうやったって悪な人間。
藤原竜也は熱演してるんだけどそういう意味で本当にヤバい人には見えないのが残念。
瑛太が他の映画で大人になった酒鬼薔薇聖斗をやってたけどリアルだったよ。
ラスト清丸が死刑になっても白岩と永山エイジの役の死は無駄だったとモヤっとするラスト。
リアリティ皆無
見ていて頭が痛くなるような、ご都合主義の展開の積み重ね。
監督が悪いのか脚本家が悪いのか、シーン一つ一つに説得力が無く、意味も無く、整合性もありません。
アクションシーンを撮影する為に台湾ロケを行った事について、三池監督は「日本ではここまでという(映画製作者側の)了解を崩そうと思った」と発言していましたが、こんなの撮ってるからまだまだ日本の映画の枠が広がらないんじゃないかな……と感じました。
珍しい題材
犯人を安全に輸送する事が目的の作品故に、展開がいまいちパッとしない。藤原竜也演ずる清丸の態度に終始イライラ。人がお金でいくらでも動かせることの虚しさに嫌気がさした。
随分、高評価ですね。
皆様も書いていらっしゃるので敢えて細かい点は書きませんが、ツッコミ所が多かったですね。
着想は悪くないのですが、僕みたいな素人でも、殺す側・守る側どちらの立場になっても、もう少し上手くやる自信があるかな(;^_^A
舞台を外国にして、ストーリーを全体的に考え直せばかなり面白い作品になりそうですね。
ただ、キャストは悪くなかったですし、勢いはあったので、それなりに楽しめましたし、法律遵守かそれとも法律など無視して下衆な犯罪者は殺してしまうべきか、どちらの気持ちもわかるだけに考えさせられる作品ではありました。
世界に誇る日本のアクション
サスペンス、アクションが好きなら必ず観るべし。
そうでなくても、必ず観るべし。
日本の、そして世界の映画史に残る、最高のアクション映画です。
この展開を考えたのも凄いが、映像で実現するとは、恐るべしです。
守るのは国の法と秩序。
主要キャストも脇役も実力派を揃えた作品。全国民が敵かもしれない。身内すら信じられない。そして護衛対象は救いようのないの殺人犯。恨み、怒り、悲しみ、正義、狂気。様々な感情や葛藤の入り交じり、それを表現した俳優陣の演技は流石の一言。
ただ、白岩はもう少し母親としての一面を出して欲しかったし、感情を表に出して欲しかったかな。
全国民が敵ってスケールが大きく見えるけど、金で人を殺せる人間がどれほどいるか。しかも実名晒されて刑務所に入らなきゃならないとかそんなリスクを払うのは現代社会の一般人にとって無理でしょ。せいぜいネットで祭か野次馬止まり。SPvs警察&特殊部隊を期待したがSP5人のハイパーディフェンスでこれをことごとく阻止。もう少し盛り上げて欲しかったな。
三池監督の不満が見え隠れ
全体的に何かテンポが悪い。
原作は未見ですがすごく面白いんでしょうが、
それを伝えたいが為に面白いシーンだけ切り取って映像にし、
前後のシーンは辻褄合わせの説明台詞。
(主に岸谷五朗が説明)
役としても表現が薄くなってる。
大沢たかおの妻の話は、
ラスト前の藤原と対峙する所まで朧気にしといた方が絶対上がるし、
松嶋菜々子の件ももっと事前に子ども出しても良いし、
岸谷は人の説明ばっかりで自分の動機は不可解だし、
永山「B太」は柄悪すぎる。この人ホントに警視庁の精鋭なのか?
後、何と言っても藤原竜也の狂気に期待してたのに、フツー。
感情の起伏が有りすぎて、幼児殺しの変態なのに微塵も変態を感じない。
藤原なら素晴らしい変態になれると思ってたのに、もっとガンバレよ。
原作面白そうで、監督は三池さん。
役者陣も申し分ないのに、何でこの態か。
それは「脚本:林民夫」これに尽きます。
林氏の過去作にありました、私個人のワースト映画、
「ゴールデンスランバー」
あれこそ原作台無し映画の代表の気がする。
あれよりはなんぼかマシだったけど、終わり方も嫌いじゃないけど、
今後脚本この人の映画なら多分観ない。
エンドロールでやたらと台湾のスタッフと台湾のロケ地の名がズラズラ。
これやっぱり、台湾マネーが入ってるんだよね多分。
スポンサーのご意向とかご機嫌とか伺いながら作ったのかな。
三池監督なんだから、脚本も彼が仕上げて、
スポンサーも国内で調達できていれば、
もっと上級のエンタメ映画になっていたんではないだろうかと、
もったいない!、と思ってしまった作品でした。
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