渾身 KON-SHINのレビュー・感想・評価
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過大好評価に踊らされた。
レビュー等では絶賛の嵐で、
気になったから観たものの、
俺的には全然アカン作品やった!
まず、ドキュメントタッチで
描きたいのか
ドラマタッチで描きたいのかが曖昧で
ブレまくってて気持ち悪い!
役者も自然な演技を
しようとして
逆に不自然にしか
見えない演技クサさが
目立ってしゃーない!
一番自然な演技出来てるのが
子役の娘の井上 華月
ちゃん(最年少・7歳?)と
最年長の笹野のじぃさんだけて!
この作品観る限り、
華月ちゃんは
ヘタしたら芦田 愛菜より
演技上手いかもしれん!
そしてそもそも
ストーリーが薄い!
チープ!
隠岐の島を舞台にした、
古くから伝わる
【隠岐古典相撲】
を完全再現したってのは
まだ良いものの、
イマイチ内容に深みが無く、
主人公が強くなってく
過程が全く描かれてない!
にも関わらず最高位と
される大関に選ばれる
ってのは、
単なるストーリー上の演出
にしか思えない軽薄さ。
島一番の実力者って
人も、他人のセリフ上で
強いって事を
わからせるだけで、
実際の強さを画面上で
わからせずにクライマックス
で登場するだけに至る。
言葉にしても、
全員が島の人間て設定
にしてるなら
方言まみれでも全然
いぃんちゃうの?
全く聞き取れないレベル
の訛りじゃなさそうなんやし。
所々だけ方言入れて、
ほとんどが標準語って
方が逆に気持ち悪い!
でもって余計なシーンが
多過ぎる!
ダレてまう!
甲本と財前の恋愛模様
とかどーでもいぃ!
不必要!
海外でも好評価されてる
らしぃが、
それは単に日本の伝統
を評価されてるだけで
ある気がして仕方ない。
主役の青柳 翔の演技も
感情の波がないから
イマイチ伝わらんし。
伊藤 歩との恋愛模様も
無駄にもどかしい。
何しか感覚的に
気持ち悪い映画やった!
1/23(水)
17:45〜
[チネチッタ川崎]にて。
千円DAY鑑賞。
“渾身”=“全身”という意味
隠岐の島の古典相撲という舞台の中で、様々な事情を抱えたひとりの青年が島中の人達の誇りとなるまでを描いています。
頭(言葉)ではなく、まさに“全身”を使ってただひたすらに真っ直ぐにぶつかり、最後には島中の人達の全身を使った応援(撒かれる塩の量がそれを表していると思いました。)を受け、島を、家族をひとつにする姿は、“多くを語らず背中で魅せる真の男らしさ”とはこういうものだ!と教えられた気がしました。
飾らない、等身大の不器用な青年・英明を演じた青柳翔さん、
古きよき時代の良妻賢母を体現したような多美ちゃんを演じた伊藤歩さん、
素晴らしかったと思います。
最後に、島のみんなに愛されて育てられている“琴世ちゃん”の素直で元気なところが、田舎暮らしの本当の“豊かさ”を感じさせてくれた気がしました。
古典相撲のしきたりなど、日本の伝統文化に触れられるのと同時に、
現代の都会の人々が忘れかけている“絆”の温かみを思い出させてくれる
素敵な映画だと思います。
酒の量と塩の量。
相撲にまるで詳しくないし、特に興味があるでもないのだが、
今作はなぜだか予告やチラシの段階で、とても興味を持った。
そもそも隠岐諸島に伝わる20年に一度の古典相撲を知らない。
どういう相撲大会なのか?最高位の正三役大関ってなに?
原作も読んでいないため、すべてが初めてという感じだった。
あともう一つ、今作で主役を射止めた青柳翔も知らなかった…
この男の人、誰?新人?^^;なんて思いながらずっと観ていた。
(相撲をとるような顔してないもので、ちょっとビックリした)
隠岐諸島出身の方や、相撲に詳しい方はかなり観入れるんじゃ
ないだろうか。
物語そのものは家族の絆を描いた平凡な話になっているが、
やはり古典相撲のシーン(後半ほぼ一時間あまり)はかなりの
面白さがある。何しろ、何もかも初めてなので(観ること自体が)
へぇ~。こんな風に準備するのか。こんな風に行われるのか。と
とにかく興味津々。やたら長い(といえば長い)シーンにはなるが、
ここがクライマックスなんだからと、ツボをしっかり押さえてある。
特に驚いたのは、酒の量と、あの塩の量^^;
これは遷宮相撲ということで、島民にとってはお祭りだそうだ。
だから酒もそれだけ飲むし塩だってハンパなく使う。
紅白であのサブちゃんに降った紙吹雪以上!に降り注ぐ塩の嵐、
スクリーンが、土俵が、真白になる光景が凄まじくて呆然とした。
いや~、盛り上がるじゃないか。これこそ勝負の始まりに相応しい。
互いが見合って睨み合うところも迫力満点。掛け声も威勢がいい。
子供の頃よくTVでやっていたお相撲の、本当に面白かった頃の
場内の雰囲気というか、そんなものがうっすらと甦ってきた。
分からないとはいえ、北の海や貴乃花、輪島、若貴の世代や、
ウルフ・寺尾といったイケメン力士^^;には、大変興味があった。
我が家の親世代は、未だに大歓声を上げてNHKを見ている。
本気のぶつかり合いというのは、やはりスポーツの醍醐味である。
相撲を通して心が通い合う島民と主人公。そして家族。
後妻として彼に寄り添い頑張った、多美子の描かれ方も心温まる。
父親として、ひとりの男として、渾身の力を発揮した主人公の
ひたむきな努力には、地味ながら大切なものを教わった気がする。
(熟練の行司や呼出しも素晴らしい。隠岐の海も特別出演してます)
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