「ほぼ納得」エイリアン バスターズ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼ納得
いつも 何かしら学びがあるベン・スティーラー作品。 今回も ハチャメチャなんだけど、実は「これが大切」というメッセージ付き。そしてサブテーマは 「男という生き物」。
コストコのマネージャーや スポーツインストラクターなど多彩に活躍するエバン。 ある日の出来事をきっかけに 地域の安全パトロール隊「ザ・ウォッチ」を結成することになった。 目的がかみ合わない参加メンバーだったが、やがてエイリアンとの遭遇で 任務の重要さを感じ始め…とストーリーは流れます。
『ペントハウス(2011)』では 実力のあるエディー・マーフィーを相手に良いリズムを作っていたベンですが、今回のメンバーは個性がありすぎ。 イマイチ笑いがとれず、画的にも映えない 低エンタメ度。
主演、エバンを演じた ベン・スティーラー。 その位置にすっぽりハマってしまった・ベンお得意の 悩みを抱えながら頑張る 中年男を好演。 ちょっとくらい外した演技で 笑いをとってもいいのにと期待したけれど、最後まで普通の・良い人のままでした。
「ザ・ウォッチ」のメンバー・ボブを演じた ビンス・ボーン。 こういう人いるいるって感じの ウザいおやじ。 そのしゃべりで買われたような配役だけど、受け止める相手はベンだけなので 面白さがあまり伝わらないセリフと行動。
「ザ・ウォッチ」のメンバー・フランクリンを演じた ジョナ・ヒル。 こちらもキャラクター設定が 不完全。 ちょっとサイコな、でも心やさしいフランクリンは伝わったけれど 他のメンバーとの絡みでは失笑するくらいのもので、ジョナの面白さはあまりアピールできていないです。
「ザ・ウォッチ」のメンバー・イギリス人のジャマーカスを演じた リチャード・アイオアディ。 イギリスの俳優さんらしいですが、その言葉のアクセントもあまり耳に残らない 地味なセリフ。 もっと面白いリアクションがあってもいいポジションなのに… もったいないです。
脚本に セス・ローゲンの名前があったので、ほぼ納得の B級コメディ。 『SUPER 8(2011)』っぽい部分は ぎりぎりセーフなのかな(笑)
気になる俳優さんがいれば観てもいいかも、程度の作品です。