ペコロスの母に会いに行くのレビュー・感想・評価
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明日は我が身の人で一杯でした
前売り券は買っておいたのですが、普通映画って何か月も上映すると思っていたので、そのうちに行こうと思ってました。
虫の知らせか一昨日イオンシネマをチェックしたら本日が最終でした。まずい(^_^;)
平日なので閑散としてるかなあと思いきや
ミニシアターだけどほぼ満席でした。
やはり最終日だからでしょうか。
見に来ていた人たちの年齢構成が極端に偏っていて
私も含めですが、明日は我が身の世代が大半でした。
ご夫婦で来てる方も多かったです。
これが、深刻な内容だったら、この年代の人たちは
来なかったと思うんですね。
色んな所でレビューを見たり、口コミで
幸せな気持ちで見ていられる映画だということが
伝わったおかげで、「見てみよう!」って思ったんだと思います。
介護を前向きにとらえ、家族で話すきっかけになれる
映画だと思いました。
心配な人に見てほしい
もっとすごく泣ける映画だと思っていたので、全然泣けなくて期待外れだった。うちの祖母の方がボケっぷりは面白いので、そんなに面白くなかった。老人がボケてる映画はそれほどみたいテーマではなかった。
しかし映画が面白くないわけでも出来が悪いわけなく、むしろすごく誠実な作りのいい映画だった。それに、老人介護や痴呆の問題を身近に感じることができて、心配をしている人に見てもらえば安心できるのではないだろうか。
実話をファンタジーに昇華させる映像の力
貧しさ、ボケ、ハゲといったネガティブ抱えて、生きる強さと喜びを静かに讃えた秀作。
地味だけど、魂こもって、温かい。
息子と認識されなくなった時の悲しみや、過去の記憶に自由に遊ぶ母の魂など、胸を打たれるようなシーンがたくさんある。
押し付けがましくなく、さりげなく。
長崎という街の歴史がこの映画を裏打ちして、強い説得力を持たせている。
映画の滋味を楽しめた。
笑った 泣いた 幸せになった
この映画に関わったすべての人達に言わせて下さい。
素晴らしい映画を有難う御座います。
正直言って観る前はさほど期待していた訳ではありませんでした。
ぶっちゃけ、ハズレってことは無いだろう、程度の気持ちで観たんです。
その予想は良い意味で裏切られました。
最後はごく自然に心地良い涙が溢れてきました。
出来るだけ多くの人たちに観ていただきたいと、自然に思えてくる作品でした。
ペコロスの母に会いに行く
足の悪い母親でも玄関先からちょっと顔を出せば一望できる長崎の街が美しい。
それと共に母親はどんな気持ちで駐車場で息子の帰りを待っていたのだろうと思いを馳せる。
帰りを待っていてくれた母はもうおらず、こちらがが会いに行かねば会えなくなってしまった現実にもう他人事ではなく考えさせられた。
子供にとって親との記憶は生まれた時から、正確に言うと物心ついた時からと言えるが、それ以前から彼らの人生は続いていたのだ。苦楽さまざまなことがあっただろう。
同じ時を共有することはできないけれど、その人生に寄り添うことでお互いが救われることもある。
子の知らない母親の思い出が交差したラスト眼鏡橋のシーンで
涙腺崩壊、堪らなかった。
ジワリと心にしみました・・・。
認知症、介護と言えば、当事者にとっては本当に辛く苦しいものだと思います。
そう映画の様に上手くいくものじゃないよと言われれば、間違いなくその通りでしょう。
私もこの春に他界した祖母の介護を多少なりとも手伝ってみて、痛切に実感しました。
そんな介護の世界を笑いに変えたこの作品、果たしていかがなものか、ちょっと不謹慎過ぎではなかろうかと半信半疑な思いで鑑賞しましたが、いやぁ・・・これはマイった・・・。
腹の底から笑えましたし、心の底から泣けました!
さすが原作者の実体験だけあって、不快感は皆無、辛い介護あるあるも笑いに変えて、面白おかしく楽しませてもらいましたよ。
確かにキャッチフレーズ通り、ボケるのも悪いことばかりではないのですね・・・。
認知症や介護で苦しんでいる方がこの作品を鑑賞されたら、間違いなく勇気を貰えると思いますよ。
親はいつでも我が子を愛おしく思うもの、子供だって親はやっぱり愛おしい、生きてなんぼ、生きていてくれればそれで良し、たとえボケたって・・・ね。
岩松了(ゆういち)・・・さすがの演技、そして笑い所、泣き所、全てツボでした。
ゆういちは人間として正直完璧とは言い難く、しかもごく普通な方だったからこそ、思いっきり身近に感じれて共感できたのかな。
本当に、いいハゲっぷりでした。
赤木春恵(みつえ)・・・本物のみつえさんなのでは?本当にボケているのでは?そう思えてしまうぐらい、完全にみつえさんそのものでした。
89歳でこの演技、いやはや脱帽です。
台詞覚えるだけでも大変なのに、凄過ぎです!
原田貴和子(若き日のみつえ)・・・これぞまさしく美しき昭和の肝っ玉母さん!だったでしょうか。
日本の母に歴史あり、何だか無性に自分の母も愛おしく思えてきました・・・。
加瀬亮(さとる)・・・酒癖が悪くて神経症の父役は、他に思い当たる人がいないぐらい嵌り役だったと思いました。
こんな父ちゃんでも大好きと思えるゆういちの気持ちも、何か分かるな~。
大和田健介(まさき)・・・ある意味ゆういちの息子とは思えないぐらいの好青年でした。
実父は大和田伸也なんですね!
竹中直人(本田)・・・鉄板とも言えるハゲネタ、ヅラネタに、大笑いさせてもらいました。
ボケることも、ハゲることも、案外悪いことじゃないのかも・・・いや、出来ればここまではハゲたくないかな(笑)
温水洋一(喫茶店のマスター)・・・こちらもハゲネタ要員として欠かせない役どころでしたね!
松本若菜(グループホームの職員)・・・初めて見た女優さんでしたが、あまりの綺麗さにかなりの衝撃を受けました。
佐々木希をマイルドにした感じ、いや、それ以上かも?
私も将来もし入るなら、こんな美しい職員がいるグループホームに入って、ボケたふりして胸を・・・って、おい!
長澤奈央(グループホームの職員)・・・こちらも負けず劣らず、菜々緒をちょっとお姉さんにした感じの大人美人な職員さんでした。
それにしても相当美人レベルの高いグループホームでしたね・・・あ、勿論、根岸季衣さんもですよ(笑)
原田知世(みつえの旧友)・・・姉妹共演、そしてエンドロールの愛情出演の文字に思わずニヤリでした。
とにかくウットリする美しさでしたが、彼女の人生は本当に切なかったですね・・・。
遠い未来、いつか自分もボケてしまったら、過去に愛おしく思った人々に、記憶の中で再会することが出来るのでしょうか・・・。
その日を楽しみ?に、とりあえず目の前の現実世界を日々頑張って生きていきましょう。
幸せに気づく
劇場はストーリーの内容やキャストに赤木春恵さんが出ているということもあり年齢層が高め。途中から劇場の中はすすり泣く声で溢れていました。
きっと自分の将来と重ねて見ている方も多かったのかな。私の場合は母が亡くなり、将来父を見なくてはいけない状況になるのだろうが、介護をするのは嫌だと正直思っていました。でもこの映画を見て何かが変わった気がする。是非、若い人、今現在介護をしている方にも見てもらいたい映画だと思いました。
岩松了さんに赤木春恵さんは本当に存在する親子のよう。岩松さんの息子役の方も自然で心地よい。加瀬亮さんはさすが。
温かい気持ちで見終えることができました。
日本中で観て欲しい
途中何度が嗚咽。森崎監督がどうのこうのを飛び越えて、これは日本の片隅の小市民による昭和史の域に達する感動作。まあそれは結果だけれど、個人的な思い出がとてつもなく大きな共感性を生んでいる。
役者が素晴らしい。岩松了ゆえに変な大芝居にいかず、赤木もベタッとしたとこもひとつもない。共演のおばあちゃんたちも豪華だ。繰り返される認知症のギャグ、はさまれる戦中戦後の思い出、絶妙なバランスで進み、クライマックスの頃にはハンカチなしではいられない。みな、自分の父母の、家族のことを思い出さずにはいられない。
あと、原田貴和子さんが素晴らしかった。そして、“愛情出演”の原田知世さんとのすれ違いざまの振り向き、素晴らしかった。この映画、ほんとうに多くの人が観てくれたらな、と思わずにはいられない。
老若男女全ての人に感動を与える映画
映画「ペコロスの母に会いに行く」公開初日早速娘と二人見に行きました。
二人とも大笑い&最後は号泣です!悲しくて泣くのではなく、感動であれだけなける映画ってなかなか無いと思います。映画が終了してもほとんどの人が席を立てずにすわったまま。。。
終わった後トイレに行ったら、みんな口々に「感動しましたね。」「いい映画でしたね」「また見に来たいですね」と声をかけあっています。
映画の後のこんな光景今まで初めてです。
子供からお年寄りまで男女問わず、みんながこれほど感動する映画って今まであったでしょうか?
ただ感動するだけでなく、「介護」や「認知症」に対して多くの人に”関心”を持たせる事が出来る映画だと思います。
「愛の反対は無関心である」というマザーテレサの有名な言葉がありますが、この映画が広まることで世の中が変わるような気さえします。
でもまだまだあまり知られていない映画だと思います。話のネタにこの映画は最高ですよ!教えて見にいかれた方からは感謝されると思います。
まだごらんになっていない方は、ぜひ早めに見に行ってください。
みんなに教えたくなりますから・・・
人は生きているだけで充分なんだな。
映画の中に、たくさんの笑いがあります。それは、一般的に語るに敬遠されがちな痴呆症の行動が元になった笑いです。
この映画を観て、痴呆症で家族が困った思いをしても、それでも生きているだけで、まだ元気だった頃を思い出させてくれるだけで、その存在だけで充分なんだなぁと思いました。
内容に触れることはしませんが、カメラワーク、編集技術、脚本、すべてがこれ以上ないというほどの出来だと感じました。全くどこをとっても過不足のない見事な作品です。
長崎の美しい景色、ペコロスと母みつえの掛け合い、みつえの回想シーンの原田姉妹の演技、余韻がいつまでも残るとても素晴らしい映画でした。
また、長崎の人の人間味も出ていて、そこもまたいいなと思いました。
すべての世代の方へ自信を持ってお勧めしたいと思いました。
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