「ピラニア寿司」デッド寿司 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ピラニア寿司
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寿司が人を襲うなんて常人には思いもつかない、井口監督は、武道家で美少女というギャップ萌えの武田梨奈ちゃんで斬新な映画をとの注文で悩んでいたが回転寿司を食べていて思いついたと言う。
一応、製薬会社の極秘研究の活性酵素による変異とSFチック、襲われた人はゾンビ化するのは定番だし、梨奈ちゃんのアクションの見せ場が作れますからね。
寿司がピラニアのように群れなして襲ってくるがこれが怖いかというとユーモラス、イカ、エビ、イクラにトロと次々に凶暴化する中で唯一の味方が玉子というのも面白い、まさに寿司通の意気に応えたキャラ設定。
スラプスティックと言えばパイ投げが有名でしたが、たけしさんが日本人だからパイの代わりにおにぎりを投げさせたら、抗議の電話や投書が殺到して頭を抱えたことがあるとテレビで言っていましたが、本作でも本物は投げていませんのクレジットが入っていました。
まあ、日本でも軽薄、扇情的なエロ・グロ・ナンセンス文化がもてはやされた時代は有ったが現代でも息づいていたとは・・。ただ、度を超すと世間のうるさがたの顰蹙を買いますので気を遣っているのが伺えます、女体盛りと言いながら下着姿だったことに監督は忸怩たる思いだったのでしょう、すぐに風呂場のシーンでお詫びしていますから笑えます。
オフィスウォーカー絡みで仕方なく出たという松崎さん、台本を読んで「クレージー!」と叫んだそうですが井口監督には最大級の賛辞でしょう、その割には結構乗っていましたね。まあ芝居としては全員学芸会レベルの喜劇なので味が出せればOKでしょう、シャウト唱法が必殺技というのもカメハメ波みたいで妙に納得。
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