Z108地区 ゾンビ包囲網のレビュー・感想・評価
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やりたいことが多過ぎる
台湾発のゾンビホラー。台湾の新鮮な雰囲気を味わえる珍しい作品だ。特徴としてストーリーが幾つかに分かれているのだが、それが最後に合致するという考えられた構成だ。
しかし、製作陣も気合いが入りすぎたのだろうか。「思い付く限りのやりたいことをやりました」感が物凄いのである。
話が最後に合致するといっても、理由がよく分からず、あるアパートの一室にそれぞれの登場人物が集まって来てしまう…というだけだ。
そして、その部屋には気狂いの殺人鬼がおり、裸の女性を大勢監禁している。
もう、意味が分からない。どこに焦点を当てれば良いのかも見当がつかない。
SWAT隊員の話が主体になっているみたいだが、インパクト大の殺人鬼とおっぱい祭りが本作の大半を占めている気がする。
構成自体は嫌いではない。それぞれの話が進み、最後に絡んでくるというのは面白いと思う。しかし、脚本があまりにも酷くないだろうか。ゾンビ映画にゾンビを凌駕するレザーフェイス似の殺人鬼なんて出してどうするんだろうか。それ以外はひたすら説明不足の嵐。「ノリで理解してくれ」みたいに感じるがどうも私の頭では無理だったようだ。
エログロだけでは困る
諸々の人々がどんな状況にあって、何を目指して動いているのかが分かりにくい映画でした。
あらすじにはSWAT部隊が取り残された人々を助けるために救助に向かったとありますが、いきなりヤクザとの撃ち合いが始まります。
ヤクザの方は状況が分かってなかったとしてもSWATの方は状況が分かってるだけに、いきなりヤクザとの撃ち合いを避けた方が懸命だったのでは?
同時進行で猟奇犯罪者に捕まって乱暴される人達の描写もあります。
謎なのが、最初に出てきたSWAT、ヤクザ、逃げてきたカップルなどが、どうみても普通のマンションの一室に集まってくるのです。
そこが猟奇犯罪者の家なのですが、何が目的で皆そこに集まったのか。そこが安全だと何故分かったのかがよくわかりません。
女性が沢山出てくるのですが、風貌が似ていて、どの人がどの役割だったのか目まぐるしく分かりにくいです。
台湾映画ということでアクションにも期待していましたが際立って良かった点はありません。黒人男性がそれっぽい無駄な動きをするところが安っぽく見えました。
エロ描写が多く、出てくる女性も美しいため見所はそんなところでしょうか。
エログロはゾンビ映画の王道なので、そこは良かったのですが、演出が安っぽいところと物語が面白くないのが致命的でした。
これはゾンビの闇鍋や〜
台湾初のゾンビ映画。
オープニングでヒロインらしき女性がスーパーに入ると、ゾンビの集団に襲われる。「ゾンビ」のオマージュぽくてなかなか良いね〜とつかみはOKだったのだが...外に出て助けてくれた男が変態監禁レザーフェイスもどきなところから怪しい展開に。
場面は変わって、SWATとマフィアの銃撃戦にゾンビが乱入。一時休戦し共に逃げるのだが、次々とゾンビにやられていく。
他にもレポーターやら外国人やらキャラが沢山出てくるのだが、出落ちのようにすぐやられる。じゃあ、そんなにキャラいらんでしょ!?
SWAT隊員やマフィアのほうも、意味有りげにキャラ紹介したほうから次々消えていき、終盤になると、どーにも感情移入できないクズキャラしか残ってないという、理解不能の展開。
色んな素材(キャラ)をぶち込み過ぎて、ゾンビよりも、レザーフェイスもどきと、日本人のシリアルキラーと、バイオハザード・ボスが目立ってしまう闇鍋映画。
ゲテモノ食好きな方にオススメです(笑)
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