リアル 完全なる首長竜の日のレビュー・感想・評価
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先が読めると思ったら…
開始30分もしないうちに、昏睡状態は健くんだなと笑。あの演出はやり過ぎかなぁって。
後半まさかの恐竜との対決!
これなら前半でバレてもいいやと考えたか、バレさせといて、こんなんもあるよ!と言いたいのか…
なんにせよ、ホラー要素もあったり、子ども的犯罪もあったり、バラエティ豊かな作品だった。
おとぎ話→発展系映画
ある島国にやってきた都会の子供は、島の女の子と仲良くなりました。しかし、それをよく思わなかった島の男の子は、度胸試しをさせ、溺れかけさせることで、女の子の気持ちが離れることを期待しました。しかし、悪巧みは失敗し、反対に自分が溺れ死んでしまいました。それを不憫に思った都会の男の子は、首長竜の絵を書き、それを秘密のロッカーに閉まっておくことで供養してあげました。
と、ここから物語は始まる…。正直、ミステリーというよりホラーかなっと思うくらい、怖いシーンがあった(笑)(○´∀`○)
フィロソフィカルゾンビこえー(゚o゚;
前半は楽しかったのに
どんでん返しが良い方にではなく裏目に出たような、、ずっとたけるくんの気持ちになって観てたのに急に綾瀬さんにシフトチェンジされてそのままクライマックスに行けば良いのに綾瀬さんで少し話を進める間に興奮は冷めるし、私の気持ちはたけるくんから切り替えれないしそこでいきなり竜とか出て来てアクション映画変身して、気持ちぐちゃぐちゃ。あとホラー漫画家ってことあってホラー的な意味では同時期に観たクロユリ団地より怖かった(笑)
楽しめた
破天荒でちょっとくせのある作品である、、、という前情報を持って観ました。
私は嫌いじゃないです。この映画の世界。
しかし、映画序盤からあぁ、こっちが昏睡状態なんだな、、、と分かってしまう残念な演出。あれはいらなかったと思う。
アレがなければ「おぉ!そうだったのか〜〜〜!」と驚けたかな?と思います。
首長竜もとても綺麗に出来ていてちゃっちくは感じませんでした。
しかし、他の方も書かれていますが、「何故、首長竜でなくてはならなかったのか?」というところまで描いてくれていたら、もっと感情移入できたかな?
中谷美紀はワザとなんだろうけど、怪しい雰囲気プンプンさせているのに何のどんでん返しもない。残念!
途中、入れ替わった当たりから確かに長ったらしい。
でも、首長竜のせいにして隠していた当たりは子供らしい発想で私は好きです。
DVD借りて暇つぶしに見るには良いと思います。
淳美のタイツが明かす首長竜の正体
この映画、ラブストーリーと言われても、ハッピーエンドと言われても、すんなり納得できない人が多い。特に、後半の展開は往年の黒沢ファンですら、首をかしげている。なぜ、首長竜をあそこまで暴れさせたのか?
このページのトップの画像で淳美がはいているタイツはグレーのまだら模様。ワインレッドのワンピースがすっきりしているのに比べて、何ともいえないおどろおどろしさ。これって、まるで首長竜のヒレみたい。えぇってことは、淳美も首長竜?
そういえば、首長竜は淳美に従順で、淳美が「やめなさい」と命令すればすぐに浩市への攻撃をやめている。首長竜がモリオの化身であれば、惚れた弱みということかもしれないが、そもそも首長竜は、子供時代の淳美が浩市にプレゼントしたペンダントに由来する。首長竜が淳美の化身であっても不思議はない。実際、宣伝ポスターの淳美の瞳の中に首長竜がいる。
浩市への愛がワンピース姿の淳美であり、浩市への執着が首長竜の姿の淳美である。そう考えると、首長竜の乱闘シーンは、浩市を救いたい淳美と浩市を罰したい淳美のバトルであり、淳美が執着を捨てた(ペンダントを首長竜に差し出した)から、浩市を救うことができたのだ。
この構図、オンディーヌ(海の精霊)や人魚姫の恋愛譚に似ている。ってことは、淳美はすでにあの世の人? まさしく、原作では、淳美(に相当する登場人物)は子供時代に海で溺れて亡くなっている。首長竜は、幾多の人命を呑み込んできた海の象徴である。
ボッシュのだまし絵のように、興行プロモーションとは全く違う物語がこの映画には仕込まれていると、思わずにいられない。
期待はずれ
話の筋は他の方も書かれているので割愛します。
最初のドロドロとした展開は期待感が持ててちょっと面白かったですが、話の展開が進むに連れて単なる「トンデモ」な展開になるだけでした。原作とかなり違うという話でしたので、一度原作は見たいと思います。
キャスティングと最後のCGで予算を使い切ったのか、映像合成のレベルはかなりお粗末。お粗末さに違和感を覚えなかったのか?と思うレベル。特に主人公が車を運転するシーンは、昭和レベルの合成技術な気がします。
あまり技術がとは言いたくないのですが、物語において「つまずく石」にならない程度の整合性は取って欲しいです。
キャストの演技力は高く、それだけに脚本・演出共に勿体無い映画だと感じました。
キャストの豪華さを鑑みて星2つとさせて頂きます。
中盤はうたた寝してました。x2
決して楽しくはない「面白い(変な)」映画ではありますので、その試みは評価しますが、興行作品(観客に買っていただくもの) としてはいかがなものでしょうか? 前半のホラーっぽい展開が苦痛を感じるほどに単調でしたので、中盤は半ば観るのを放棄して、うたた寝してしまいました。疲れていたためでしょうか、いいや、続けて次に観た「オブリビオン」のほうはしっかり楽しめましたからねぇ。後半の怪獣の暴れっぷりのほうは、とっても怖かったです。綾瀬さんは、ちょっとダメ男くんを守ったり支えたりするような、芯の強そうな女性がはまり役ですねぇ。ちょっと楽しめました。(1回目の劇場鑑賞にて)
初見から1年あまり、がんばってリトライしましたが、やっぱり中盤は寝てしまいました。筋の理解が補足された分だけ評価の星+1。(2回目の自宅鑑賞にて)
漫画家として変だった
現実とは非常に不安定で、現実だと思っているものが実はそうでもないのだよというメッセージなのかなとも思ったのだが、結局何なのかよく分からなかった。綾瀬はるかちゃんが彼の事を強く愛して、彼もまたはるかちゃんを思いやっている事はよく分かった。
オレは漫画家なので気になった事がいくつかあった。はるかちゃんのペン軸を持つ位置が高すぎて変、ペン入れしているのにトレース台の明かりがついているのが変、未発表の完成原稿に写植が貼ってあるのが変、デジタルで処理しているのに完成原稿が紙の場合もあるかもしれないけど一般的には変、アシスタントが原稿が完成してから現れるのは変。でもそれらは本当は彼の方が漫画家であるということによるミスリードとも思えるのだが、そうでないかもしれない変さがあった。
センシングの機械がとてもかっこよかった。センシングしてみたい。首長竜の意味が薄くて、あんまりドラマの本筋に絡まないところが残念だった。
完全なる不発の映画
佐藤健と綾瀬はるかという純愛映画を一本撮れそうな人気の美男美女共演ながら、なかなかに異色作。
本筋はラブストーリーではある。
突然自殺を図り昏睡状態となった漫画家・淳美を救う為、恋人の浩市は彼女の意識の中へ。
他人の意識の中へダイブ出来る架空の医療システム“センシング”の設定がSF要素を加え、さらに、意識下の不穏な世界や実体化する死体や無表情のゾンビなどの恐怖演出は並みのホラー映画よりゾクッとし、鬼才・黒沢清の手腕が光る。
序盤はラブストーリーでもありSFでもありホラーでもある一風変わった作風に興味惹かれたのだが…。
中盤、文字通り話をひっくり返す展開となるが、新鮮な驚きはなかった。
終盤はB級恐竜パニックへ。
話の肝である首長竜は過去の忌まわしい記憶を象徴したものなのだが、首長竜である必要性を感じられず。
現実と意識下の世界、現在と過去、それぞれリンクし合ってはいるものの、複雑に絡んだ様々な要素がかえって収拾つかない展開となり、決定的な盛り上がりにも欠け、結局愛は勝つ“嘘だろ”なオチに。
日本の「インセプション」「エターナル・サンシャイン」にはならず。
初メジャー作品となった黒沢清監督にとっても今回は不発としか言いようがない。
(^o^)丿
最初は不気味な雰囲気の映画だなっと思って見ていたのですが、ラストが近ずくにつれてその雰囲気が無くなっていったように思えました。
そして話が読めてしまうのも残念なところ(´;ω;`)
でも全体的には僕の好きなかんじの作品でした(^^)/
中谷美紀の怪しげな雰囲気の演技はとてもよかったです!
期待はずれ
原作の評判がいいので映画を観に行きましたが、期待はずれでした。不思議な感じで、あまり盛り上がらないままストーリーが進んでいきます。結末に意外性があるのかと思って最後まで観ましたが、結末も予想した感じでした。佐藤健と綾瀬はるかを観るための映画でしょうか。原作とは大分違っているようなので、原作を読んでみたいと思います。
黒沢清って、あのクロサワか?
6月11日、錦糸町TOHOで鑑賞。
久々に、眠く、途中で出たくなる映画だった。
恐竜時代にタイムスリップする、ちょっと楽しいファンタジーだと思って見に行ったのだが、まったく違った。
こんなクソ映画、誰が脚本書いたんだ、と思ってエンドロールを見たら…
脚本・黒沢清とあった。
となると…、このクソ映画を撮ったのも、黒沢清なのか!?
まったく、その通りなのだが。
黒沢清は、クソ映画を撮る、クソ監督に決定。
原作は未読だが、こんなものを、よく映画化しようと考えたね。しかも、その企画が通って全国何百スクリーンかで上映される…なんて!?
中身がないなら、せめて、男性ファンには綾瀬はるかの、女性ファンには佐藤健のサービスショットでもほしかったね。
とにかく、毒にも薬にもならないつまらない映画だ。
前半は黒沢清らしくて良かったのに...
前半が100点、しかし後半が60点。惜しいと言うか、もったいないと言うか…。後半にまるで映画の色が変わってしまったのが、とても残念でならない作品だ。特に、黒沢清監督だけに、なおのこと惜しいと思う。
自殺未遂で意識不明になった恋人を、なんとか目を覚まさせるために、二人を精神融合して、意識不明の恋人の意識下に潜り込んで、相手の意識を呼び起こそうというのが、この映画の物語。漫画家である恋人が描いていた、ややオカルトっぽい絵が意識下の現実の中に入ってくることで、前半は、オカルト的演出が得意の黒沢清監督の手腕が存分にふるわれている。
黒沢清監督のオカルト的演出とは、お化けや妖怪のたぐいではない。精神が破綻したことからおそわれる心身の崩れであったり、気の迷いを描くこと。つまり、人間性を失くしてしまった恐怖を演出したものだ。この作品でも、相手の意識の中に入った恋人がおそわれる、自分や相手の心身の崩れを直接感じたことでの恐怖を、シュールで幻想的な映像で見せる。前半は、恋人同士でありながら、互いの恐怖を見せ合っているようで、ひとつ間違えば助けることではなく、否定しあって心が離れてしまいそうな緊張感がスクリーンから伝わってきて、見ているこちら側も意識の中を見る怖さを味わっているようなリアルさを感じさせた。
ところが、後半になって、その演出が影を潜めてしまう。恋人の二人の立場が逆転してしまうからだ。
これ以上はネタバレになってしまうので、物語にかかわるところは控えての評価になるので少々分かりにくい文章になるが、肝心なことを言うと、やっと出てくる首長竜のシーンが、単なる怪獣映画のワンシーンに過ぎなくなっている。正直、前半に比べると後半は演出力が後退している、と評されても致し方ない。また、前半から中谷美紀演じる女医の存在が、見ている側はとても気になるのだが、後半になっても結局何の役割も果たさないまま終わってしまう。とりあえず、二つの点を取り上げたが、これだけでも直感的に映画の良し悪しがわかる方にはわかっていただけるのではないかと思う。あとは、映画館で、もしくはDVDで見ていたただいて、私の評価の意味を確認してほしい。
私はこの作品、前半だけなら、これは凄い恋愛映画になるかもしれない、と思いながらワクワクして見ていた。恋愛というのは、相手を好きになって、そして徐々に相手の心のうちを読む楽しみだったりする。その意味ではこの作品、恋愛の最初の部分は飛ばして、いきなり恋人の心を透かして、さらに心の内を実際にスクリーンという俎上に露わになるのを見てしまう、という前代未聞の恋愛映画の演出を見ることになる楽しみを感じられたのだ。ところが、その楽しみは後半になって崩れてしまった。自分としては、それが一番悔しい部分なのだ。
あんま怖くなくてよかった
監督は「ニンゲン合格」で10年の昏睡から目覚めさせるのだから、1年の昏睡なんてどうってことない。監督は音楽と映像で不安を表現する。淳美の実家の蚊帳の陰影をみても怖くなる。首長竜はファンタジーでメルヘンチックな存在かと思いきや、あんなことしちゃってあんなことで退場する。オダギリジョーは「舟を編む」とかぶる役。公開時期が近いことから、撮影は並行していたのではないかと推測する。今作は出番は少ないが、重くなりがちなところをアシスタント役の染谷と一緒にバランスをとっていた。全体的に黒沢つながりで黒沢明の「夢」を思い出した。
ネッシーは、います。
大変失礼ながら、主演二人と首長竜というタイトルもあって、
もっと下らない作品なのかと思いこんでいた。
原作は第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したそう
だが、まったく知らなかったし(ゴメンなさい)
だからやはり、映画ってのは観てみないと分からないものだ。
タイトルが示す通り、リアルとはこれが現実なのか、仮想空間
なのか、今作ではすでに冒頭から雰囲気が怪しい。
佐藤健が演じる浩市がいるその空間自体が、どうも奇妙なのだ。
まぁそう思ってずっと観ていくと、やがて物語は大反転し(爆)、
そういうことだったのか…に続けて、過去における謎の真相に
迫っていくのだが、監督お得意のややホラーめいた映像表現や、
ドキッとさせる人形?のような表情など、細部まで拘りがあり、
最後までまったく飽きなかった。
確かに、何じゃこりゃ~?と思わせる急展開やバトル^^;はある。
でも自分が見る仮想空間(例えば夢)の中であれば、
綾瀬はるかが演じる淳美が言うように、何だって出来るわけだ。
そんな奇想天外な夢の中の映像を、よく具現化したなぁと思う。
こんなあり得ない仮想空間を、もし自分が実体験出来たとしたら
すごく怖いけど^^;なぜか行ってみたい気すらしてきちゃうのだ。
だが主人公二人が於かれた状況は、そんな夢心地ではなかった。
過去のトラウマ(自責)に囚われた人間が作り出した妄想のなかで、
かなりの苦しみを味わい、二人はますますボロボロになっていく。
それでも愛する人を救いたいと願う相手は、何度も挑戦し続ける。
けっこうなラブストーリーであるが、ちょっと観たことがない物語。
こんな表現方法もあるのかと、改めて監督の創造性に感服する。
タツノオトシゴ=首長竜か。。。
確かにそう見えないこともないが、これ自体もかなりの創造力。
今作ではこのあたりも水と引っ掛けて、かなり入り組んだ構成と
ホラこれだよ~を匂わせる不気味な繰り返しをしつこく描き出す。
真相が分かってからは、あ~だからあの場面は。なんていうのが
総てハマり気持ちいいが、かといって人間の奥底にある憎悪まで
完全に描き切ってもいない。どうしてあの少年はそこまで彼らを
追い詰めたのか、単なる嫉妬にしては…?と謎は謎のまま残る。
このあたり、原作はどうだったのかな~と思ったりした。
私は首長竜といったら、やはりネス湖に在住の(爆)ネッシーだが、
この度(以前からだけど)新たな調査で完全にあれは間違いだった
と証明され、地元の皆さんを含めて、なんだか非常に残念至極だ。
とはいえ、そんな未知の生物(仮想怪物)を想像するのは楽しい。
未だ宇宙人はいるいないを繰り返し、未知の生命体を巡る映画も
盛んに作られているが、いや~それはそれでアリでしょう!である。
なくなったら困る。なくなったら寂しすぎる。
リアルな世界(現実空間)で生きている自分達には、
もしこんなことが現実になったら…?などと、夢に見たりするが、
他者の意識下に潜入するという、そんな医療技術(センシング)が
本当に開発されたら、そしてもしそれを使える状況に於かれたら
やはり挑戦してみるだろうと思う。ここはもちろん純粋に。
登場人物が総て不気味に描かれ^^;
最後に辻褄を合わせるのが困難になる部分もあるが、
内容が新たな試みとして成功するように、映画もかなり挑戦的だ。
(それで島の現在とか観てみたいなぁ…あと松重さんは元気ですか)
最後まで見てホッとしました。
誰もが抱える心の闇をテーマにしている点では新鮮さは希薄だが、ストーリーは視聴者を翻弄する展開が凝らされていて飽きない。自殺をしたという恋人の意識に入り込み、その原因を知ろうとするが、意外な展開が待ち受けている。
冒頭では、オカルト映画を思い起こさせるグロい映像が連続して、どうなることかと不安になったが、中盤以降は、ようやく謎が解けて行く。首長竜(くびながるりゅう)の正体は如何に...
今や実力派の若手Top女優と言っても過言ではない綾瀬はるかは、ソフトなイメージと裏腹な「ひた向きさ」がファンを裏切らない。佐藤健も現代の草食系男子を思わせる表情や振る舞いの中に頼りない未成熟な青年の雰囲気を感じさせる。いまどきの自立した女性ファンを魅了するに十分だ。
先端医療スタッフ(医師)役の中谷美紀がなんとも不思議な雰囲気で好演している。蛇足ですが、浩市(佐藤健)の母親役の小泉今日子は、あまりに若く見えすぎて、はじめは姉役かと勘違いしたくらい。色気付いてる設定は分るが、もう少し老けメークでもさせれば良かったのに。
全体的には、前半から中盤過ぎまでの展開に意外性もあって楽しめます。後半の終わりに掛けては気持は盛り上がりますが、それ以降は期待通りの展開になるので最後は、「なるほど~」で終わります。悪くないです。平日夕方の豊洲(ららぽーと)で見たのですが、大きな劇場に観客は3名のみでした。もうちょっと人気があっても良いと思う映画です。
最後に、「首長竜」がちょっぴりかわいそうだと思うのは私だけでしょうか?ペンダントで満足するというのも少し無理があったかも。
期待しないでみた方が吉
センシングっていう技術で自殺して意識不明の恋人の意識にはいるんだけど、意識に入る映画でザ セルがあったかと思います。アイデアはこの映画からだと思います。意識不明はどっち?幻覚で現れる少年は?首長竜とは?どの疑問も映画の早い段階でわかってしまい、その通りでした。
オブリビオンと連続して見ているが、目が疲れただけです。
「リアル」だけど、リアル感の無さもアリかな。
第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」が原作だそうな。
未読。
他人の意識の中に入っていく、という「センシング」。
あら、どこかで聞いたことのあるような・・・
そう、「インセプション」だ。
インセプションと今作は違っている。
「リアル」は、ラブストーリーだ。
そうとわかっていれば、私の見る目も変わっていたのだけれど。
綾瀬はるかさんと佐藤健さんは、とてもステキだった。
綾瀬さんは、いつもの「天然」を封印し、冷たい感じさえある役を好演。
佐藤さんは、彼の持ち味の「揺らぎ感」が、隅々まで発揮され、とても良かったと思う。
特に前半に漂う≪弱さや覇気のなさ、揺らぎ≫が、後半に生きてくる。
浩市と敦美の、お互いへの愛がつまっている様子が、とても感じられた。
俳優さん達は、とても良かったと思う。
病院の無機質感や、緊迫感の無さ。
浩市と敦美の住まいの、綺麗で整い過ぎ感。
それらとグロテスクな映像が、うまく配置されていた。
でも、前半が長すぎたな~。
あと10分短くしてくれると、ダレ感がなかったかと思う。
先が読めるのも残念だった。
せっかくの「首長竜」も、出番が少なく、迫力不足で残念だった。
自分の意識の中なんだから、もう少し何とでもなったんじゃないの~~?!と思ってしまった。
これって、原作はどうだったのかな?!
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