舟を編むのレビュー・感想・評価
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心が温かくなる作品です
●のだめカンタービレのシュトレーゼマン(as竹中直人)曰く・・『音楽に向き合ってますか?』『半端は許しません!』
いまから・・
映画好きで読書好きな俺が・・長くて変態的なレビューを書く!
引かれてもお構いなし!
それくらい感動したから(@_@;)(@_@;)(@_@;)
①名作・・●のだめカンタービレで、主人公千秋の師シュトレーゼマンが言ってる・・
『大事なのは・・どれだけ向き合ったか?です!』
そう・・
どれだけ仕事に?言葉に?向き合ったか?
本作にに出てくるすべての人物は・・きちんと自身の仕事や言葉に向き合ってるよネ?
俺・・涙止まらず見ました!
同時に・・
公開時、劇場に行けなかった事・・激しく後悔しました(+_+)(+_+)(+_+)
②原作/三浦しをんさん・・は俺的に好き嫌い有る作者さんです。
本作は素敵でしたが・・
●星間商事社史編纂室・・他、は最悪でした(*^^)v
でも・・
本作の原作は・・俺後半涙止まりませんでしたヽ(^o^)丿
これはすばらしい作品です(原作も・映画も!)。
③書籍を映画化する時・・
●百回泣く事や●リアル完全なる首長竜の日・・みたく原作レイプするPTと・・
●本作みたく・・原作に寄り添うパターンと・・
●ガンツや●冷静と情熱のあいだ・・みたく、原作から離れるけど・・それはそれで有り!みたいなPTが有ります。
これは素晴らしかったヽ(^o^)丿
原作はもう少し西岡(asオダギリジョー)とかぐや(as宮崎あおい)を掘り下げてるんですがね?
そうすると・・
前後編や三時間ものになるから・・これはこれで良いのでしょう?
④俺的には・・
かぐやは『黒谷友香さん』のイメージだったし・・
西岡のカノは『安藤サクラさん』のイメージだった・・
でも・・
宮崎さんはもちろん良かったし・・
劣化が騒がれてるけど・・池脇さんは●ジョゼと虎と魚たち以来の輝きだった・・
そして・・
松田龍平さん・加藤剛さん・小林薫さん・・
黒木華さん・鶴見新吾さん・・
みなさん良かったけど・・
一番良かったのが・・
オダギリジョーさんだった!!!
仮面ライダークウガ以来のオダジョーさんの代表作に思う・・。
つくづく・・原作のCUTが残念!
池脇さんとオダジョーさんの化学変化・・もっと見たかった⌒(^O^)⌒♪
星☆評価は・・
劇場公開1800円基準で(*^^)v⑤
DVD買う度 ◎◎◎◎◎
モ1回見たい度 ◆◆◆◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇◇◇◇◇
観た後の行きたいお店】
料亭や割烹や小料理屋!
観た後の飲みたいお酒】
ビール・焼酎・シャンパン・・アルコールならなんでもござれ!
観た後の食べたい一品】
月の裏・・特性ゴマ豆腐!!!
もう一度記するが・・↓
本作、原作のが千倍素晴らしい!
でもコチラも十二分に&ぶっちぎりに素晴らしい!
伯爵・・
品質保証作品!!!
すばらしい!日本人なら見るべし(V)o¥o(V)
ほろりと
誇らしい
働いてる人におすすめ
主人公の名前通り、馬締(まじめ)な作品でした。舞台が1990年頃?辞書制作を追ったお話ですが、辞書中の言葉がルーズソックス、チョベリグーなど古い。対象年齢は30才~。
恋愛模様は描かれず、仕事(辞書制作)の話がメインです。地味な作業で、面白くはないです。作中では辞書が完成するまでに13年かかります。それもひとつひとつ手作業で、大変な仕事だと思いました。
もともと雑誌の営業部に所属していた主人公でしたが、本が好きで無口な性格で友達もいないため、周りからは疎んじられていました。そんな時、人手が必要な辞書部に、主人公が引き抜かれるのです。営業に向いていない主人公にはいい出会いだったと思います。
そしてグッときたのが、終盤の「ありがとう」のセリフ。黙々と辞書制作に取り組んできた地味な主人公だけど、ちゃんと見てくれている人はいて、感謝されている所に惹かれました。
仕事関係で悩んでいる人は、見ると心が軽くなるような作品。
厚い辞書にはアツい情熱を!
この物語は、ある出版社のお荷物部署だった辞書編集部が、新しい辞書『大渡海』という辞書を作るというお話。
コミュニケーションを取るのが苦手で、下宿屋のおばさんにしか心を開けなかったマジメ君(松田龍平)が、辞書作りを通して自分の仕事に生き甲斐を見つけたり、かぐやさん(宮崎あおい)と恋に落ちたりするエピソードを辞書が完成するまでの13年間と共にゆっくり描かれる。
この映画が好感が持てるのは『日の当たらない仕事をしている人にも等しくやり甲斐や光が当てられている』からなのかもしれないな。
他人から『お荷物部署』と白い目で見られようと、地味な繰り返して気の遠くなるような作業だとしても、そこには必ず面白味もやり甲斐も存在し、情熱を傾けるだけの価値はあるのだ。
そんなメッセージがほんわか伝わってくるようで、見終わった後の印象は不思議なほど温かかったな。
『当たり前なんだけど、なかなか語られない』部分に焦点をあてたこの映画は、先の見えない仕事を抱えている人や仕事に意義を見いだせない人にとって、優しい応援歌なのかもしれないな。
すくなくてもオイラにはそう思えたんだ。
純粋すぎてなかなか人と分かり会えない主人公(名前もマジメ君w)や下宿屋の娘のかぐやさんなど、人物の深みにやや物足りなさも感じないわけでもないけど、それでもあえてセリフで語るのではなく雰囲気で関係性や心情を語るという手法は「これは映画なんだ」って思えるような演出で満足。
チャラいんだけどマジメ君の熱意に感化されて、部署を離れてもサポートし続けるオダギリジョーや、一般部署から配属されて変人だらけの仕事場にとまどいながらもちょっとづつやり甲斐を見つけだす新人女性社員といったキャストもすげー適役だった。
特に新人社員は「むしろこの子の目線の方が観客に一番近い目線を持っている」感じがして好感を持てたことも、話の作りとして感心した部分だったりした。
もうちょっと辞書づくりならではのニッチな知識を見たかったような気もしたけれど、語られるのは『辞書がどう作られるか』ではなくて『そこに携わる人々の想いや熱意』だと考えれば納得もつく。
「今の仕事がつまらない」と思う人や、抱え込みすぎた宿題を前に途方に暮れている人にこそ見て欲しい映画だと思うんだ。
『厚い辞書を作るには熱い情熱が必須』
熱意こそが世界を動かす、
のかもしれないな(笑)。
辞書作りも人生も一つ一つ丁寧に紡ぎ出していく
評判も非常に良く、本当ならば劇場で観に行きたかったのだが、近くの映画館でやってなかった事もあり、レンタルになるまで待つしかなかった(泣)
そうこうしている内に来年のアカデミー賞外国語映画賞の日本代表にも選出。期待は高まるばかり。
ようやくレンタルリリースされ、鑑賞。
メチャメチャ好きなタイプの映画。去年の「わが母の記」もそうだが、クスッとさせられしみじみとさせられる、日本映画の良心とも言うべき作風は、どうしても自分の心に直球ストライクなのだ。
辞書作り。
こんな地味そうな話が映画になるの?
なるんです!
むしろ、映画向きの話だと思う。
こういう知られざる世界を描いた作品は邦画の名作に多々あるし、主人公の姿や恋と絡め、言葉への敬意に溢れ、人と人の交流の尊さも描き、素晴らしき人間讃歌&職業讃歌になっている。
主人公、馬締光也のキャラクターがいい。
名前の通り真面目だが、口下手、コミュニケーション下手、内気、不器用、ちょっと変人さん。
何だか自分を見ているようで共感せずにはいられなかった。
そんな馬締が、密やかながらも殻を破り、ひたむきに情熱を傾ける姿に、誰が文句をつけられるだろう?
元々個性的な演技が光っていた松田龍平がまた巧い。ホント、何をやらせても器用な演技派である。
新旧実力派のアンサンブルも極上。
一人一人挙げていったらとてもじゃないけど文字数が足りないので泣く泣く割愛するが、特に、映画にいいメリハリをつけてくれたオダギリジョーの妙演と、穏やかで優しい加藤剛の存在感が特筆。
下宿のタケおばあさんと契約社員の佐々木さんの好サポートもナイス。
石井裕也監督、グッジョブ!
企画から完成、辞書が出来上がるまで、実に十数年。
言葉を収集し、意味を調べ、校正を重ね、かつオリジナリティも出す。気の遠くなるような作業。
そのなかで幾つものドラマも生まれる。
あわや発行中止になった時は、続行の為奔走。
発行直前にミスが発覚した時は、皆で泊まり込みで再確認。
十数年という歳月の中で、出会いもあれば別れもあり、友情や団結力も育まれ、次第に主人公も成長していく。
辞書作りという作業に留まらない、人生そのもの。
仕事も恋も一つ一つ丁寧に紡ぎ出していき、自分だけの人生という名の辞書が完成する。
言葉は生きている。
熱中出来る天職があるって素晴らしい。
「大渡海」が欲しい。
人生って面白い。
原作のキャラが足引っ張ってる気が
原作は読んでいる。それの映像化として期待される辞書編纂作業をしっかり映像化してヘェ~って感じにはなる。ここは小説より断然上。映像向き。ただ、原作にあるほとんどファンタジー(メインふたりの名前が既にそう)なキャラクターがひとつ抜けてこない感じ。テレビ的な平面さというか、テレビみたい、と思った。
いい話ではあるけれども、松田龍平、宮崎あおい、そして素晴らしかった加藤剛も、書き割りの先にいけてないというか物足りない。唯一オダギリジョーだけが完全にキャラクターをすいすい演じていた。ということで、多分、監督もこのキャラクターだけが救いだったのではないか。面白みがないので端正にやらざる得ない。思えば、原作がなんとか大賞をとっているというのだが、そんなにたいした内容ではなく、辞書編纂をネタに石井裕也監督が、伊丹十三くらいに取材効かせて描きあげたほうが良かったんじゃないかという気がしてくる。それくらい原作のキャラクターに足を引っ張られていた気がする。いい映画かもしれないが、突き抜けてこない。完全に物足りない。
「まじめ」に生きる
観終わってすぐ、「用例採集したいね~!」と友人と言い合いながら映画館を後にした。
そのくらい、辞書編纂に携わる人達の生き方に魅了された。
不器用で真面目な馬締を演じた松田龍平さん、
チャラ男風な同僚・西岡を演じたオダギリジョーさん、
このお二人の演技は素晴らしいの一言に尽きる。
クスっと笑えて、静かだけど温かさが画面から伝わってくるような。
馬締を取り巻く人々も、味があって良かった。
個人的には、契約社員の佐々木さんのナイスフォローがツボだった。
作品を貫かれる、辞書を作り上げるという過程の中で起こる事は
決して派手ではないが、ひたひたと感動が広がるものだった。
いやぁ、良い作品だったな~。
静かに燃え続ける炎のような情熱
辞書編纂の仕事への情熱は、静かに燃え続ける炎のようでした。面白かったです。
大きな会社の人事のシステムはよく知らないけれど、馬締さんを営業に配属するセンスって分からない。会社が辛くなる前に、天職のような仕事に出会えて良かった良かった。
馬締さんの時間は手巻きの柱時計のように、秒針に煩わされず、着実に丁寧に過ぎているのでしょう。いつの間にか背中で人を引っ張る編集者に成長している馬締さんが頼もしいです。
キャスティングはみんな気持ちよくハマっていました。若い編集者役の黒木華、可愛いらしかったです。
加藤剛の健在ぶりが嬉しかったです。松田龍平演じる馬締さんの師匠、情熱的に辞書に向き合う松本先生を熱演でした。
昔、新○○国語辞典の第○版が、編者の色が出ていてユニークだと聞いて古本屋にあたってみたけど、愛好家が大事にしていて手放すことは稀なんだそうです。愛され使い込まれる辞書は素敵。
馬締さんの「大渡海」はとても信頼できそう、それが彼の色です。
あらためて辞書のありがたみを痛感
「言葉」は生き物だ。時代とともに言い回しや用法が変化する。新しい表現や略語に加え、テクノロジーから生まれる新語や造語もめまぐるしく誕生する。
常にメモ用紙を持ち歩き、世のなかに溢れる言葉のすべてを掻き集めるような日々を送る編集者の仕事は地味で根気がいる。
はじめ、その単調さと言葉の意味を論理的に分かりやすく解き明かす地道な作業が性に合っているとしか見えなかった馬締だが、言葉を人が意志を伝えるツールとして再認識し、その魅力に取り憑かれていくあたりから、俄然、辞書作りの面白さが伝わってくる。
何十万と集めた語句を整理して辞書の見出し語となる24万語を選択し、その意味が充分読み手に伝わるのかチェックを繰り返す15年の時の流れ。
さらに、ようやく印刷に漕ぎ着けても、その膨大な文字の羅列に誤字脱字がないかチェックする途方もない作業など、これまで辞書を利用しても考えることもなかった大変な労力を知った。
言葉の意味こそ生きた言葉で綴られなければ、その真意が相手に伝わらない。紙媒体がデジタル・データに変わろうとも、文字を組み、言葉を紡むのは人だ。
将来、コンピュータがベストセラー小説を執筆する日が来るかもしれない。けれども、その元となる言葉の応用や組み合わせは、その時代を生きる人によって生まれるものだ。辞書という「舟」を編めるのは人だけだ。
それを天職とした馬締を松田龍平が好演。監修の松本(加藤剛)と互いの真っ直ぐな信念を敬い合う師弟関係も奥が深く、今年の邦画でいちばん見応えのある作品だった。
ちょっと残念なのは難しい顔をしてばかりの宮崎あおい。マジメな馬締と同じ顔をされても面白くない。もっと対照的な雰囲気を作って欲しかった。
ついでだが、香具矢が編集部の人たちに料理を「お通しになります」と言って出すが、いったい何分待ったら皿に盛られたものが「お通し」になるのだろう? 「お通しでございます」と言うのが正しいと思う。
はら三分位
昨年度の本屋大賞一位、辞書作りという特殊な題材に興味を持ち、
また出演する俳優人の演技にも関心があり期待しつつ映画を鑑賞しました。
ですが、何か物足りない!
ストーリーの展開も在り来りで、単純な私でさえ先が見えて気落ちしてしまいました。
個性的な演技派の方々の良さも、活かされていないように感じました。
言葉は大海のように広く、深く、辞書は言葉の道標、その膨大な資料と格闘しながらの
地道な作業には頭が下がり勉強にはなりましたが、変人扱いの馬締さんが辞書作りと
出会って力強く成長していく過程とか、水を得た魚のようにイキイキした姿で働くのを見たかった。
凛とした独身時代の香具矢さんも馬締さんと結婚してから魅力が半減してしまいました。
夫に味見をして貰って「ただただ美味しい」それで良かったのかしら?
それと夫婦になってからの会話、優しさと言うより、よそよそしい光也と香具矢の
やり取りは納得がいきませんよ。言葉のスペシャリストとしては如何なものかと・・・。
きっかけと繋がり
大好き!
ゆったりとした映画
辞書って普通にあるものとしか考えたことがなく、1から辞書を作るということは、あんなに大変で何年もかかるものだということがよくわかりました。
辞書の紙質にもこだわり、一つ一つ手作業で確認していくなんて、ほんとに信念がないと作り上げられないんだと実感。
所々に笑っちゃうシーンがあるんですが、淡々と話が進んで行くので、一緒に見ていた友達が寝ていました(^_^;)
このゆったりした感じは好きですが、ちょっと淡々とする部分が長くて、ちょっと見てるのが辛くなってしまいました。
オダギリジョーさんが好きなんですが、最初はちょっと嫌な人役なのか?なんて思ってたけど、話が進むにつれて、なんて思いやりのある優しい人なんだ!とちょっと惚れかけました(笑
所々出てくるニャンコも可愛かったです(*゚▽゚*)
便利になって、失うもの
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