劇場公開日 2013年3月8日

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「若手育成」野蛮なやつら SAVAGES Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5若手育成

2012年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

マリファナを栽培して富を得たベンとチョーンは メキシコのドラッグディーラーに無理な商談を迫られる。 うまくかわそうとしたその時、二人の愛する女性・オーを 人質にとられてしまう。。とストーリーは流れます。

『ジョン・カーター(2012)』(テイラー・キッチュ)と『キック・アス(2010)』(アーロン・ジョンソン)の共演。 花を添えるのは『グリーン・ランタン(2011)』の彼女(ブレイク・ライブリー)。 脇を固めるのは『チェ(・ゲバラ)(2008)』(ベニチオ・デル・トロ)と『ヘアスプレー(2007)』のママ(ジョン・トラボルタ)。 そしてメキシコと言えばこの女優さん、サルマ・ハエック。

今の時代にあって アナログっぽさを感じさせる演出に 興味を引かれましたが、主役組がそれをこなせていない気がしました。 若手育成の作品と言える仕上がりです。

細かい演技ができない ブレイク・ライブリー。 セクシーで男と絡むシーンはお得意のようですが、人質にとられてからの後半は 脇役組にほとんどカバーしてもらってました。 彼女のナレーションも 私的にはいらないと思いました。

今をときめくイケメン・タッグ、テイラー・キッチュとアーロン・ジョンソン。 この作品で一皮むけた二人を想像していたのですが まだアイドル路線からは抜けられないようです。 特にテイラーの演技は どの作品でも同じに見える。。。

普段は主役級の脇役組、若手のサポートに 大わらわでした。 また欲張りなことに ブラック・ユーモアも交えた内容でベテランの皆さん さぞご苦労だったでしょう、お疲れ様。

残虐なシーンや 濃厚ラブ・シーン、危機に陥ったり・逆転劇でスカッとしたりと盛りだくさんの内容で 2時間にはめ込むよりテレビドラマで回数を分ける方が もっとしっかり楽しめたかなと感じました。 裏社会を垣間見るという部分で『トラフィック(2000)』を思い出しましたが、全然負けてます。

演技力に目をつむり、豪華キャストと撮影場所・シーンごとのコントラストがよかった点で 3.5評価。 笑うところではないけれど、(劇中の)ベニチオさんのまゆ毛と トラボルタさんの髪型がすごいです(笑)

Blue