野蛮なやつら SAVAGESのレビュー・感想・評価
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美男美女のバイオレンス乱痴気騒ぎ
ブレイク・ライブリー目当てで鑑賞。しかも監督がオリバー・ストーンということで、期待満々。
オープニング、うんうんレトロ感ありながらもスタイリッシュでいい感じ。これは期待できるぞ、と思った矢先、あれっ…妙な男女関係の設定と妙な抗争図、あまりにはっちゃけ過ぎていて、いきなり興醒めしてしまった。結末も、ここまで騒いだ挙げ句どうなの…?って感じ。
テンポ感や雰囲気は好みだが、期待し過ぎてしまったようだ。
ただ、イケメン2人と美女の掛け合いは絵になっていて、そこは間違いなく見ごたえありです。
面白いんだけど長い
設定とか全体のストーリーは面白いと思うのですが、もうちょい短くスッキリした方が映画としての出来は上がったのでは?と思いました。
あと演出がコミカルというかガチャガチャし過ぎてチープな印象もありました。
全体的にはキャラとか諸々の設定が面白いので、飽きずに見れました。
しかし、エミール・ハーシュが大事なんだけど端役で使われたりとキャスティングは割と豪華ですね。
ベニチオ・デル・トロ&サルマ・ハエック…怖い
カルテルっぽい。ベン、チョン、Oの三角関係ありえないだろう、ヤクのやりすぎと思ったが、心底ベン、チョンも互いに好きなんだとわかる。しかし、チョンの腹の据わり方は半端ない。また彼らの仲間たちも超一流である意味、こちらもギャングだ。終わり方は前者の方がスッキリしたが生きているという意味では後者で良かったかも。自業自得だけど少し可哀想だったトラボルタも救われたし、茶目っ気があった。ベニチオはやはり怖い。中々楽しめた。
面白いと思います。
3人の関係は頭では理解出来ても心情的には理解し難かったのですが、互いを思いやる気持ちだけは上手く表現されていたかと思います。
評価は決して高くないですが、主役の3人、個人的には悪く無いと思いますよ。
ただ、デル・トロさんやトラボルタさんの方がインパクトがありましたけどね。
お話としては、それなりに面白かったと思いますが、それ以上にあのラストは斬新でしたね。
どちらのラストも有りですが、誰も死ななかったという点では、あのハッピーエンドで良かったのかな。
でも、ラドときっちり決着をつけないとすっきりしないですね。
夢の対決!トラボルタvsデル・トロ
個人評価:3.7
麻薬組織の抗争を描く作品だが、登場人物は少数でシンプルな為、分かりやすい構図で小規模な争いがやや物足りない。
しかしながら、デル・トロや、トラボルタなど、脇役が強力なキャラクターな為、見応えは充分にある。
トラボルタvsデル・トロの掛け合いなど、ドリームマッチと言えるだろう。
今風の若者とカルテル一味
大麻を栽培して大儲けしている若者達に近付き、自分達の傘下に収めようと画策する麻薬カルテルと、目をつけられた若者達との攻防。
テイラー・キッチュと、アーロン・ジョンソンの脇を固める役者人の顔ぶれが なかなかなんだけど、全てが中途半端な印象が拭えなかった感があったかな。
カルテルのボスも、子供を拉致られると 一気に弱くなるなー(笑)
若者2人の反撃(ハッキング等々)シーンも、「おっ!」って思ったけど、なんか中途半端。
若者3人の関係を取ってみても 何の魅力も感じないし、理解不能。
冒頭の斬首(正確には斬首後)シーンを観た時に、無慈悲で残忍な手口は “らしい”なーって思ったけど、蓋を開けたらそうでもなかった。
指の一本や二本どうにかなった方が良かったのになっと…その位やらないと盛り上がらないと個人的に思った。
因みに、アーロン・ジョンソンは大好きですよー!
面白い展開だけど後味の悪さが尾を引く。ベニチオ・デル・トロの板に付...
面白い展開だけど後味の悪さが尾を引く。ベニチオ・デル・トロの板に付いた悪役ぶりにはそうとう参った。
オリバー・ストーン監督、この作品はきついな~。
誰にも感情移入が出来ない!?
O・ストーンの「ナチュラル・ボーン・キラーズ」と「Uターン」にノリや雰囲気が似ている感じの本作で脇役陣が豪華。
O・ストーンで犯罪モノなジャンルで期待したが麻薬カルテルの悪役陣に怖さを感じずデルトロのあんな役柄にも飽きてきた。
ヒロインの女優さんに魅力を感じられず三人の関係性もイマイチでE・ハーシュが拷問とかされずに良かったなぁ、と。
野蛮なやつ オリヴァー・ストーン
麻薬事業で成功したベンとチョンは、カリフォルニアで共有の恋人Oと共に優雅に暮らしていた。が、メキシコの犯罪組織との提携を断った事から、Oを誘拐され、組織に戦いを挑む事になる…!
「プラトーン」「7月4日に生まれて」「JFK」など社会派の鬼才オリヴァー・ストーンのもう一つの顔、本作は「ナチュラル・ボーン・キラーズ」「Uターン」などのバイオレンス路線。
開き直ったかのようなバイオレンス!ヤク!セックス!三昧で、この所パッとしない作品続いたストーン久々の快作。
野蛮なやつらのやった!やられた!裏切った!裏切られた!生きるか死ぬかの単純明解なストーリーで、それこそ使い回されたB級チックな麻薬抗争ネタを、眩い陽光の下、ギラギラしたエンタメ犯罪劇に仕上げている。
ストーンのアクの強い演出もいいが、豪華キャストがまた魅力。
テイラー・キッチュ、アーロン・ジョンソン、ブレイク・ライヴリーがホットでフレッシュ。(それにしてもこの二人の男と一人の女の平等な恋愛関係が不思議~)
対するベテラン3人が、濃い!
狡猾な悪徳麻薬捜査官ジョン・トラヴォルタ、犯罪組織の“掃除屋”で存在感有り過ぎのベニチオ・デル・トロ、クレオパトラみたいなヤクの女王サルマ・ハエック。
本作の醍醐味の一つがこの3人と言っても過言ではなく、お三方の怪演には随分と楽しませて貰った。
意表突く二重オチ。
仮にAとBとして、皮肉めいたBのハッピーエンドで終わるが、Aのバッドエンドでも良かった気がする。
意外な結末
この映画を見ると、悪はなんなのか分からなくなる。笑 良い悪vs悪い悪の戦い!どちらにも共通しているのが、愛するものを救うためなら手段を選ばない感じで、流血シーンがとても多い!他にもジョン・トラヴォルタの役どころが面白いし、とにかくベニチオ・デル・トロの悪役ぶりが光る映画!!最後の結末はあんまりスッキリしないけど、十分に楽しめる映画!!グロいの苦手な人は見ない方がいいかも!!
面白かった!
マイクロソフトやアップルのようにクールに大麻で商売をしている感じがとてもかっこよかった。男二人で共有する彼女がそんなに魅力的ではなかったところが残念だった。ヒロインが落ち着いたタイプで、90年代のジュリエット・ルイスみたいな、どうしたってたまらない感じがあったらよかったのだが、実際は発狂するほどいい女では、独占欲が湧いて共有には向かないのかもしれない。そういう意味ではちょうどよかったのかもしれない。
元軍人の方が、普段はカッカしやすいのに、現場ではとても冷静でかっこよかった。
メキシコのギャングが話の分からない怖さのような、アフリカの土人みたいな軍人ほどの怖さはなかった。家族思いの人間的な連中だった。そんな人が拷問や首狩りをするところは怖いのだが、それぞれ大切な人生を抱えているところは共感できるところであった。
みんなで仲良く大麻を決めて会議をすれば、いい感じでビジネスできたのではないだろうか。
これがオリバーストーン作?
うわ~やっちゃった~。駄作だ~。とてもオリバーストーン監督とは思えない。つかアメリカ人ってこう言う麻薬映画好きだね~。
またもやワンパターンですわ。
ジョントラボルタの演技もワンパターンだし
演技、内容全部が中途半端。つまらなくはないが、気持ちが全く入らなかった。しかも最後の結末の妄想は何?観てる人バカにしてるっしょ。オリバーストーンはUターンまでだね。名作は。
全てが中途半端で物足りなさが残る。
設定も広がりきらず。
キャラも広がりきらず。
話も広がりきらず。
…全てが中途半端。
特に終盤。
正に「蛇足」という言葉が当てはまる展開に心底ガッカリ。
この台無し感は意図的か否か関係なく嫌いでした。
全く面白くない訳ではないが。
飛び抜けた部分も無い。
という何とも中途半端な作品でした。
現在観たい映画を一通り観て、なおかつ更に一本と思う方のみ。
オススメです。
面白いけどテンポが悪い
カットのつながりがたどたどしくテンポとノリが悪い。
いくらセックス好きな米国人だからといえ、ポルノ映画じゃあるまいし、こんなにエロチィックなセックスシーンはいらない。
痛快娯楽映画なら、結末も竹を割ったようにスパッと気持ちよく終わってほしかった。
リュック・ベッソンだったら90分で抑え、川の流れの如くカットをつないでテンポよく進め、痛快な結末で締めくくっていただろう。
リュック・ベッソンがだめなら、テンポとノリのいいイギリス映画でのリメイクを期待する。
それらしいけれどハジけない
大学で経済学と植物学を専攻したベンと元特殊部隊の傭兵チョンの親友コンビが大麻ビジネスで大成功。ベンはその利益をアフリカやアジアの貧困地域に還元していた。しかし、彼等が栽培する質の高い大麻はメキシコの麻薬カルテルに目を付けられる。カルテルはベンとチョンに事業提携を持ちかけられるが…。
ベンとチョンを演じるのはアーロン・ジョンソンとテイラー・キッチュ。二人を同じように愛する孤独な金持ちの娘にブレイク・ライブリー。カルテルのボスにサルマ・ハエック。その手下にベニチオ・デル・トロ。悪徳麻薬捜査官にジョン・トラヴォルタ。
とまあ、それらしいキャスティングで悪くなさそうだが、どのキャラクターもどうも輪郭が曖昧というかなんというか、魅力的じゃないし、ハジけ足りないのだ。プロットとしては、どこかで観たような(読んだような)既視感のあるストーリーなので、キャラクターにインパクトが欲しい。
男二人と女二人といえば、セリフにも登場するように『明日に向かって撃て』『冒険者たち』『突然炎のごとく』等傑作が存在するが、それに遠く及ばない凡庸な作品だった。
こりゃあ、面白い!
個人的にはオリバー・ストーン監督作品とは全く思えない、どちらかというと、タランティーノ作品の面白さ。ラストシーンも途中の展開、めを離せません。本当におもしろかった。実に素晴らしい出来です。まず、脚本がいい。俳優もいい。特にトラボルタ!いやーやられました。狡っ辛い収賄警察官から最後に一挙に美味しい所持って行く。いい味だしてます。このオチがタランティーノなんだよなあ。次にデル・トロ。残虐なメキシコギャングを迫力もって演じてます。マジで人殺したことあるんじゃないかと思うくらいビビります。主役の3人もまずまず。とにかく、面白い作品。楽しんでみてください。
オリヴァー・ストーン、まだまだイケる
久しぶりにオリヴァー・ストーンが面白いと思った。なぜ急にこんな若々しい作品が撮れるようになったのだろう?
マリファナで大儲けをしたのはいいがメキシコの組織に目をつけられてしまう、いわば素人がやりすぎてそのスジから因縁をつけられる話だ。
博愛主義のベンは危ない橋を渡るのはやめて営業権をそっくりくれてしまおうといい、相棒のチョンは稼ぎは誰にも渡さないと言い張るところから事件が始まる。
この対照的な二人にテイラー・キッチュとアーロン・ジョンソンがイメージ的にいい具合で収まっている。二人の共通の恋人で組織に拉致されてしまう美女オフィーリアのブレイク・ライブラリーもそれなりだ。主人公3人は演技よりルックスで選ばれた感じだ。
この映画の面白さは悪役側にある。
サルマ・ハエックによる麻薬組織の女ボス・エレナはクレオパトラみたいなヘアスタイルと顔立ちで荒くれ者たちを束ねるが、意外に情にもろいところがあって憎めない。
邪魔者を消す組織の掃除屋ラドのベニチオ・デル・トロのワルぶりは最高だ。これだけのワルが登場する映画はそうそう無い。この映画を面白くした最大の功労者だ。
そしてジョン・トラボルタ。甘い汁を吸う麻薬取締局員だが、丸くなった顔とでっぷり大きくなった体は悪徳刑事というより世渡り上手といった具合で、最後まで抜け目がない。トラボルタもいい立ち位置を得た。
主役クラスは“お飾り”。悪役陣の演技力を活かしたストーリーと、その道の“玄人”の恐ろしさを打ち出した演出に総力を挙げたことが、結果的にリズミカルで若々しさを秘める結果となった。
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