劇場公開日 2013年7月20日

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「ホラーは基本全てB級として」カルト 猫好きの兎飼いさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ホラーは基本全てB級として

2017年9月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

これはわりと良質なB級では。

(B級というのは、けして質が悪いと言っているわけではなく、色や方向性のようなものとしての、B級。もはやカテゴリーのようなものだし)

タレント3人が本人役で出ているのでモキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)のような感じで進んでいく。意外だったんだが、あびる優が特にとてもナチュラルな芝居で、彼女のお陰でドキュメンタリー感が増している。なお、他の役者はナチュラルだったり劇的だったりしてやや不安定。

そして一般認知度もある程度高いであろう三浦涼介が中盤で出てくるが、彼は本人役ではなく 霊能力者NEO 役。なのでこのキャラクターが出てきてからフィクション感というか作り物感が強くなる(本編の中でも三浦とNEOに関する軽いメタネタがあって笑った)
それまでに出てくる2人の霊能力者が可哀想になるレベルで物語自体を食っていくNEO。
はい。この作品の主役は間違いなく彼です。

この映画のあらすじを最も簡潔な形で表せば
 テレビでよくあるただの除霊企画のはずが……
みたいなホラー映画によくある感じになるわけだが、よくある感じの展開よりはひねりがあったと思う。そうだったのか! とか お前まじか!とか、2ひねりくらいは。

タイトルの正しさたるや

ちょいネタバレだが
続編作りたそうな、少年誌の典型的な打ち切りのような、これからだぜ!な終わり方。
ではあるが、内容はじゅうぶん盛りだくさんなので是非観てみては?

Satieliszt.