「ということで来年の第四章に期待。」宇宙戦艦ヤマト2199 第三章「果てしなき航海」 aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)
ということで来年の第四章に期待。
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ガミラスの冥王星前線基地を壊滅させたヤマトが、太陽系を離れ未知の外宇宙へと向かうなか、冥王星から脱出したシュルツたちのガミラス艦は、追い詰められてヤマトに最後の戦いを挑む。今作では敵であるガミラス帝国の内側とその強大さが明らかになる。ヤマトが宇宙をも滅ぼしかねない究極の兵器[波動砲]をもっているとはいえ、オリジナルのようにたった一隻でガミラスの大艦隊のみならず広大な銀河に広がるガミラス帝国をも滅ぼすという設定にはやはり無理がある。ガミラス内部に生き残るために無理やり服属させられている人々もいるという新たな設定は、それを補うものになるのか。
エースパイロットとしての古代の部下に戦死した山本の妹・玲を登場させたことやアナライザーとのコント的な掛け合いがなくなったことで、今のところオリジナルで唯一のヒロインだった森雪の存在感がなくなってしまった。それは後半彼女の新作独自のエピソードが語られていくことで盛り返していくと思われる。
ヤマトの艦内が賑やかとなって、地球滅亡の悲壮感が薄れてしまっているのも、次回の名将ドメルとの死闘の前の一時の安らぎなのだろう。ということで来年の第四章に期待。
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