クラウド アトラスのレビュー・感想・評価
全99件中、81~99件目を表示
映画のジャンルを意識しない人はたぶん苦手
要するにアクション映画だからアクションだけに期待するとか、スプラッター映画だから色んな殺され方見たいとか、SF映画だからVFX重視とか、そういうのに拘らずにあくまでも一本の「物語」として映画を観てる人は受け付けないでしょう。
各エピソードは一つのテーマを伝えるためのつなぎ的な役割で、脇役が集まったその「グループ」が主役もとい一本の作品になっている様なものなので、そこを薄いと感じてしまうとあまり楽しめないと思います。
逆に自分のように、好きな映画の「今日はあのジャンルのあのシーンだけ見れればいいや」みたいな、見所だけたまに観たくなる、つまみ食いが好きな人にはたまらないと思います。そんな人いないですか。
それと外伝(前日譚)、番外編が好きな人。メイン作品との小さなリンク、小ネタでニヤッと薄ら笑いを浮かべる事が趣味の人は絶対に楽しめます。
そんな自分は3時間程で、SF、サスペンススリラー、コメディ、ドラマ、ロマンス、アドベンチャー、アクション等が一本の作品で一挙に楽しめるため、もうお腹いっぱいでした。そして「ここでこう繋げるかー!!」と暗闇でずっとニヤニヤしてました。
ただ演出などを気にしない人は雑に見えてしょうがないでしょう。
ただの薄いストーリーのぶつ切り映像にしか見えないと思いますし。
コメディとして観ないと女装したヒューゴ・ウィービングに戸惑いしか感じないでしょうし。
こういう実は繋がっていたみたいな話は結構ありますが、ここまで壮大な、何世代にも渡るような話は漫画の神様のアレぐらいしか知らないので、こんな構成の違うストーリーも観てみたいですね。スピルバーグとか上手いんじゃないんでしょうか。
久々にDVD出るのが楽しみな映画に出会えました。
火の鳥とクロノトリガーとLIVE A LIVEとetc、etc…
原作者の仏教史観…と言うよりも輪廻転生に対する価値観を元に実写化された、カルマ達の群像劇とでも言おうか…。
善意や罪と言う行いが次の時代の自分の人生にも影響を及ぼし、一つ一つの現象として命を彩り、形成する。
善業も悪業も、ちゃんと遺伝子に刻まれて連鎖反応を起こすんですなあ。
なんたる科学。
まあ改めてそんな事に気付かされ、もうちょっと自分を律しようと思わされた映画でした。
エンドロールを見ていて「嗚呼」と落ちる。
賛否両論が極端にありそうですが、個人的には今最大に楽しかった映画なので5です。
まず、まるで切り貼りされた話。サイトやチラシの情報でもそれは解っていたので最初は「よし、見るぞ」と腰を据えて見るき満々で、最初一〇分ぐらいは頭を使おうとするのですが、しばらくすると
「あ、何も考えないでいい」
とストンと落ちる。
最も、考えながら見ていて「あ、これはそれ」「あ、これがあれか」とか、その場その場でパズルを組み立てていくのもまた一興。
幾つものストーリーが並行して進むさなか、唯一恐らくお笑い要素を持ったストーリーがありますが、私はあれが一番好きかもしれないです。
でもそれが意外と未来に小さな影響与えてて「ああ!」となる。
ラスト、エンドロールまで見ているとある意味答え合わせ的な役者の演じたキャラが出てくる。
何となくは解っていても「あ、これがそれ。ああ、ああ!」と納得しつつも、このエンドロールの時間で自分の中で話を綺麗に構築し直すと、あの劇中にも重要な音楽が心に染み渡り、ほろりときます。
様々な愛、友情が様々な時を経て未来につながっていく。
中々面白い。
そしてある意味重要だなと思ったのはペ・ドゥナ演じるソンミ。
そして彼女が演じる他の時代の人。
とある時代のストーリーが終わるとき、彼女の行動が遥未来の彼女にもつながっていてホロリと来る。
これは久々にもう一度見たいと思った作品。
出来ればその内、非入れ替え制の小さな名画座で上映される際には居座って一日見て、切り貼りした話を再び違う目線でみながら、新しく話を構築したいなと思った。
映画、映像媒体だからこそ出来るのだろうと思う。
たかだか小さな演出でも、カットが変わるときの繋がりとかは見ていてリズミカルでかっこいいとも思う。
これは是非、色んな人に見て貰いたいですし、身内にも見た人がいたら是非話をしたいなと思う。そういうある意味、映画の楽しみを久々に思い出させてくれる映画だった気がします。
何を語ろうとしたのか伝わってこない
500年のあいだに主要人物が輪廻転生を繰り返し登場する。同じ役者が3〜6役をこなす。
生まれ変わりと時間的な相違から老若男女はもちろん人種も変わる。犬猫だけにはなっていなかったようだが、たぶんそうだろうとヤマをかけていても、けっこう見落としがある。
彼らを結ぶ証は身体のどこかにある「彗星の痣」のようなのだが、それがいったい何を意味するものなのかは語られない。したがって輪廻転生の概念は伝わるが、そのことによる運命的な出会いや事象といった語り口は長尺の割に浅い。
そのため、何を語ろうとしたのか曖昧で、結果的に仮装大会的な興味が優先してしまう。人が生まれ変わることへ、もっと深い意味を持たせてもよかったのではないだろうか。
何よりも、もう一度観たいという欲求が、ストーリーの再認識というよりも、誰が何処にいたのかという下世話な興味の方が上なのだ。そう思わせること自体、この作品の論点の曖昧さを物語っており、観る者の視点がズレてしまっている証しだ。
「2001年宇宙の旅」のように後になって評価される作品もあるが、この作品が一大叙事詩の名作として評価される時が来るかは微妙。未来人となって、この映画を古典名作として観ている自分を想像すると、ちょっと面白い。
原発の非安全性を隠匿する話はよくあるが、原油市場確保のためにわざわざ原発の安全性を故意に覆すという逆転した逸話は興味深い。科学にも自然に対しても謙虚であったなら原発もいいものが作れるということだろう。
イマジネーションの世界
久しぶりに見応えがあり、終始画面に釘付けでした。
中弛みも無く、時代の切り替わりの多さについて行くのと
キャラクターの設定を理解していくのに必死な3時間でもありました。
特殊メイクも俳優によっては似合う似合わない、無理があることも興味深かったです。
前世→現世→来世と時間軸を順番に構成してくれたらもう少しストーリーが
理解しやすかったかな、とも思いました。
でも経験したことの無い感覚が見終わったあとに込み上げて来たのも事実です。
上手く表現出来ませんが、自分の前世と来世を想像していました。
これまで歩んで来た自分の人生を振り返ったのと、これから死ぬまでの残された人生がいかなる展開になっていくのか…なんて。
普段なら考えないようなことを想像している自分がいました。
映画としては最後に壮大な結末を見せてくれた方がいいかと思いますが
この映画はテーマからして答えは無いのだと思います。
誰も確認したことのない現実の世界の果てしなく先にあるイマジネーションの
世界。
ゆえに何回観ても楽しめる内容だと思います。
韓国女優のぺ・ドゥナの演技力が強烈に印象に残りました。
見応え十分!!
「6つのストーリーが同時進行しながら巧みに組み合わさり...」という前衛的なストーリー構成。3時間という長さだが、各々のストーリーのクライマックスが次々に折り重なり最後まで引き込まれた。ただ、最後にはもう少し明確に一つの物語に集約されるものなのかと期待していたが...。ところで、この映画では特殊メイクで一人何役もこなしており、面影も無い様な登場人物も多いが、それならば違う役者で良かったのではないか???
これこそ映画だ!人生と映画の醍醐味を映画館で是非!
流石は、「マトリックス」シリーズを制作したスタッフによる作品だけある!
ハリウッドでは、絶対に真正面から真面目にこのテーマを扱う事はタブーである、魂の連鎖・人の個々の生命の輪廻転生とその魂の旅路で出会う他の魂との繋がりを真摯に描いた力作だ。
ヒンズー教や、仏教徒など東洋人には自然に受け入れられ、信じられている魂の旅をテーマの軸にしてストーリーを展開して行く映画を制作したと言うこの事実だけで、キリスト教圏である欧米社会にとっては、一大事件の歴史的な意味のある作品である。
かつて、オスカー女優のシャリー・マクレーンが自作の著書のテレビ映画化を図りアメリカでは大反響を起こした「アウト・オン・ナリム」と言う作品があったが、この作品では人の日々の生活行動の結果が新たなその人の未来を創造していく事から、人間自身も創造主であると主張したこの作品は、アメリカでは大変大きな話題を撒き起こし、彼女はこの作品を制作した以降は、変わり者のレッテルが張られた。この作品では彼女の半生で出会い、体験した人々との交流を通して、人と人の魂の繋がりを個人的に描いた作品で、本作「クラウドアトラス」を観た人にはお薦めの1本であると共に、こちらの作品は個人の半生なのでストーリーを追って観て行くのもとてもシンプルで理解し易い作品だ。
私の個人的な好みで言えば、人の魂の旅がテーマ作品は大大大好きなのだが、6つの転生をランダムに行き来するこの映画では、主要な登場人物の何時の人生が今観ているシーンの人生にどう繋がって来ているのかを判別する事に観客の神経は総て終始してしまう帰来が有る為に複雑で難解な作品であると言えるし、映画をリラックスして楽しむ感覚で、映画館に行くと大失敗と言う事になる。
単純にアクションシーンや甘いラブロマンスなどのストーリーを楽しみたい方にはNGの作品だ。それにデートには不向きの映画?と言えるかな?しかし観賞後に、2人で自分達の転生の出会いや、過去世や来世を想像してみるととてもロマンチックで、悪く無いから、考え方に因ってはデート向きの映画であるとも言える。
しかし複雑なので、この映画は寝不足で観るのは、NGだ。
この作品に関しては、レビューで種明かしが出来ないので、敢えて作品の詳細に付いては発言を差し控える事にするが、出来る事なら、映画館の大画面で、是非観る事をお薦めしたいが、1回では頭の中で登場人物の相関関係が理解出来ないので、2度3度と観て頭の中を整理し、しっかり理解するならDVDとなるし、難しい選択だよね。3時間以上の作品なので、2回3回観るのも時間的にも大変だ。
昔なら、映画館は入れ替えが無いので、1日朝から終映まで居て何度も観れば理解が出来る作品かも知れないが、今日のシネコンなどの入れ替え制の映画館では、そうはいかないので、映画の上映をする時には、リピーターの観客には、是非半券持参で半額または3割引きなどのサービスをして貰えたら更に嬉しく、安心して、観賞後の難解で未消化な部分も次回に解決出来ると思えば、更に映画が楽しめると思うのだが?映画制作者や、配給会社など、関係者はどう考えるだろうか?映画人口の全体の連鎖も考えて欲しい作品だ!
ウォシャウスキーの将来が心配
6つのお話が入り混ざって物語が進行していくのですが、互いの物語に大きな関連があるわけでもなく淡々と進んでいきます。
この手の作品はそれぞれの物語が一つの収束点に向かっていき、感動のクライマックスというのが普通で、本作にもそれを期待したのですが、全くそんな仕掛けはありません。まあ脚本が駄目ということですね。
とくに未来のソウルの描写はこの監督の悪い面がもろに出ています。スピードレーサーのあの品のない安っぽい極彩色が、ここでも登場します。この人はもうSF止めた方がいいですね。全然センスがない。
正直監督が難しい映画を撮ったという自己満足作品といったところでしょうか。この内容ではヒットは望めないし、マトリックス以降全部コケて、この監督(姉弟)って次回作撮れるんでしょうか?
輪廻転生に大混乱
輪廻はめぐり、前世の因業は来世で償う・・・という考え方は日本人にとってなじみのあるもので、すんなり受け入れられるストーリーだと思います。
それを謳い文句にした予告でしたし、そういうものだ!と思って見はじめて・・・
もう大混乱です。
時代が交錯し、人物も交錯する映画ということでしたので
ある程度の混乱は予想していました。
初っ端から頭の整理を付けよう、順序良く記憶しよう、と頑張りましたが、これは一番昔の話、これは一番最近の話、これは二番目に古くて、これは一番最近の話よりちょっと古くて・・・???と段々時代が訳が分からなくなってきます。
しかし、映画は容赦なく進行していきます。
人物の相関関係も混乱してくるなか、「通しで見ればわかるようになる」「これを見終えればきっと訳が分かるようになる!」と期待していたのですが、残念ながら、終演後も頭の中が大パニックのまま。
人物相関は、二回三回見たとしても、きっと分からない。
ネットで相関図、人物表を見てようやく時代の整理と人物の整理がつきました。
一度で理解できない映画、そんな映画。
面白くないわけじゃないのですけど、なんだか分からなかったという感想が多いのでは。ただ単純に面白かったと言わせてもらえない所に、深みを感じる、とよく言えばそうですが、エンターテイメント性を下げているとも言える。
分からないと言ってもストーリーのことではないです。ストーリーは通して見ればよく分かりますが、輪廻関係が分かりにくい。
崩壊後の世界の景色や、SFの世界観が良いだけにすこしもったいないかなあ。
ただ何となく見ても、アクションや、コメディ要素や、素晴らしい景色で面白い映画だと思いますが・・・
まず『前世の行いが来世に影響する』という聞けば、すごく面白そうなコンセプト。効果的に描写されていません。
人物のつながりがどうなって、こいつは前の時間のこいつで、という事に気を取られて、物語があまり入ってこない。確実にこいつはこいつだ!という事を訴える様な特徴づけがない。
前世の因業が今世に影響していて、前世やったことのカルマを背負っている、そしてその描写がされている、のだとしても、前世の人物と今世の人物が頭の中でつながっていないのだからよくわかりません。
あと、トム・ハンクスとそのヒロインらしき人、以外の輪廻を巡っていく人たちにも焦点があてられている、という事に気が付いたのが終盤だったというのが余計に混乱した原因でした。
恥ずかしながら物語の中心になっている人=トム・ハンクスが演じるザックリーにつながっていくんだ!つまり同一人物なんだ!!(魂が)と安易に思っていまして、物語の中心になっているものの当のトム・ハンクスはすでに違う人物として出ていて、同じ時代にトム・ハンクスの転生体が二人・・・??と劇中混乱していました。
まあ、『流れ星のあざ』が余計にミスリードを誘ったし・・・
『あざはその時代の主要人物に付く印』らしいです。
だって、共通したあざを持つ、というのは同じ人物が転生したから持っている、それがセオリーじゃん!!と文句を言いたい。
同じ役者が演じている人物が転生のつながりを表していて、同じ顔の人が同じ魂だからわかり易いのでは?と見ていない方は言うでしょうが、まるで別人のようになれる特殊メイクが逆効果になり理解を妨げます。私もいくらなんでも同じ顔なんだからトム・ハンクスぐらいわかるだろうと思って見ましたが、ハリウッドメイクのすごさにやられ、ある時代のトム・ハンクスは全く分かりませんでした。
分かりやすい傷、あざ、前世でやったことを覚えている、好きな色や趣味が同じ、などの共通点を作り、分かりやすく場面場面ではめ込む所が出来るのなら多少わざとらしくてもガンガン入れて、この人物とこの人物は同じ魂でできています!!と宣伝しなければ、前世と今世との繋がりを視聴者に伝えることが出来ず、視聴者は混乱するばかりです。
輪廻物のデメリットです。
2世界をまたにかける輪廻物ならば、人物の説明を省き人物のつながりを明確にしないのもまだ分からなくもないのです。だけどそれが6世界にもなると・・・
結果は上記の私の混乱ぶりでお判りでしょう。
前世が~とか今世が~とかはハリウッド流の風味付けとして他の映画との差別化を図るために使われたのかなあ。
こういう印象を抱くのも輪廻世界の真っただ中にいる日本人だからそう思うのかも。
だって、『来世また一緒になろうね』という文句は日本の中では使われ古した言葉で、前世助けたあいつが、今世ではこっちを助けてくれる、とかもよくあるシチュエーションですもんね。
輪廻世界が~ということに期待するよりは
単純に世界救済ものとしてみた方が○かも。
いや、そうするとじゃあ何のために6世界同時進行のストーリーなのか、ということに・・・
ハリウッド挑戦作
久しぶりにオッと来ましたね。上映時間長いです。めっちゃ長いです。でも中だるみしません。なぜか? 頭が忙しいからです。1人6役、素晴らしい演技力の俳優陣・女優陣でした。ミスター・ノーバディと似た印象を少なからず受けました。すごく面白いです。ストーリーは過去未来複雑に交錯しますが一貫して核は1つです。このメッセージを多少宗教的に受け取るか人の本質として受け取るかで評価は割れそうですね。
※エンドクレジットは最後まで観ましょう。
頭フル回転
予告編で抱いた期待以上に面白い作品。
おかしく笑いがこぼれる面白さではなく、一風変わっているという面白さ。
もちろん、笑いどころもあるのだが。
複数のストーリーが絡み合っているのだが、最初の数十分は頭が状況を把握するのに必死になる。というのも演じている役者、その役名、その台詞などいくつもの時代を通じて重なり合っているためだ。とても長い映画なので次第にそれらが繰り返されることで状況が把握されると、今度はそれらオーバーラップが他にどこに散りばめられているのだろうかと楽しむことができる。
評価を下げた点は、ストーリーの数は多いが大きな盛り上がりがないところ。迫力と言ってもいいが私の中でそれがあったのは一つの時代のみ。
あと、多用される特殊メイクも気になる。この作品の面白味の一つでもある同一俳優による複数のキャラクターだが、最新の技術をもってしてもあれほど違和感を覚えるくらいのメイクなら無理して使わなくてもよいのではと感じた。
自分にとってマイナス要素ではないが映画の長さに関して、確かに長いがこれだけのストーリーなら仕方がないとは思う。ただそれによって見に来ていたお年寄りの中座率の高さによって少し気が散ってしまった。
私は途中で席も立たず、むしろガッツリと鑑賞していたおかげでおおよそのそれぞれのストーリーのつながりは理解していると思うが、それでも2回目を見ようと、DVDもレンタルしようと思った。
凄い!!
どんな映画だった?と聞かれたら、
とてもとても一言では言えない。
でも、とにかく凄いと言う印象。
180分近くの時間は全く感じられなかった。
俳優人が、一人何役もこなしているのも面白く
全部はとてもわからなかったので、
後でDVDでもう一度見ようと思っています。
180分なのにこの軽さ。
自分の理解力のなさなのか…180分弱という長尺な映画なのに退屈しませんでした。
‘輪廻転生’とか‘6つの時代が交差する’とか、どんだけ理屈っぽい作品見せられるんだろと不安になりましたがそんな心配は無用。
どの時代にも支配するもの、されるものがいる。それぞれの時代のそれぞれの状況、展開をサスペンスやSFアクションやラブロマンスなどなど色々絡めて見せていく。どの時代も輪廻転生された主人公たちが中心になりお話は展開。
‘歴史は繰り返す’的なことしかわからなかったんだけど…。
それはさて置き、3時間弱飽きない理由はそれぞれの描かれる時代のお話が波乱万丈に、サスペンスフルに、SF感たっぷりに、とみせどころ満載で描いてくれているから…。
こ難しい題材をエンターテインメント感たっぷりに描き出してくれたから楽しめました。
エンドロールは必見。
お金があればいろいろ確かめながらもう一度見てみたい。
仮装大賞オンパレード。
‘えっ!!’これもこの人?
びっくりすること請け合い!!
500年間が凝縮された172分間
凄い!!凄いとしか言い様がない!!!!
壮大すぎるスケールにひたすら息を呑む172分間!!!!
六つの時代、世界を同時にスタートさせ、一見雑多だけど整然に世界を絡ませながら縦横無尽に時代転換を繰り返し相互にリンクを含ませ複雑かつ混乱を来たさない物語展開にこちらはもうただ身を委ねるだけという!!
ひたすら享受するだけという!!
あの時代の彼はどうなるの?
この時代の彼女はこれから一体?
ここの時代とあそこの時代はどうリンクしてる?
この男とあの時の女の共通部分は?
この時代の彼女はあの時代の彼の転生した姿?
この世界であの人はどう決着を付ける?
あの時代の結末はどう迎える?
彼女のこれからは?
彼の運命は?
…―の果てに迎える、圧倒的多幸感に包まれるクライマックス!!!!!見事な大団円!!!!!
壮大な500年の歴史を僅か172分で観られるという贅沢感!!!!!堪能!!!!!!
文句なしの傑作です!!!!!是非、劇場で!!!!!!
6つの映画をザッピング
人間の業(カルマ)が6つの時代でお互いに絡み合う壮大なお話なので、色んな時代とストーリーが交錯する。色んな映画を同時並行的に観てるような感じ。
人間の絆とどう関連付けられていくのかは、1回では理解しがたく、エンドロールのときに、すぐにもう1回観たくなる!中毒を起こしそうな映画。
それぞれの話が独立した映画としての完成度も高いので、面白い。
これぞ、ウォーショースキー監督姉弟の意図か?
ベン・ウィショーが彼らしい繊細で野心ある音楽家という魅力いっぱいの役どころで満足。
これは、特殊メイク当てゲームか?
噂と、172分という長い上映時間であるということだったので覚悟して映画館へ向かったけども、
話の内容を理解するよりも、誰がどれを演じていたかを当てようと必死になって観ていた。
途中寝てしまうことはなかったけども、話の理解は"ボンヤリ"した感じかな。
なんとなく伝えたかったことは分かったけども。。
自己の葛藤と成長と愛と運命、、などなど
未来の世界をVFX駆使して見ごたえは十分あったけど(未来の乗り物のカーチェイスは迫力)
たくさんの要素を盛り込み過ぎて、だから時間も長くなってしまって。
1俳優3~6役やっているのですが、トムハンクスやヒューグラントは分かったけども、
ハルベリーはあの役もやってたのか!!と後のエンドロール見てびっくりでした。
もう一回観ようか?ってちょっぴり思ったけど時間長いしたぶんしないだろう。
目細い役の人、ヒューゴ・ウィービング(マトリックスでスミス演じてた人)が演じてたんだ。
あれもう1人いる?違ったか。
って、ここの解説に答え(演じてた役)書いてあるし、
ネットで見つけた答え↓
www.cinemablend.com/images/news/33823/_1351547825.jpg
と、特殊メイクのことしか書いてないな、、
素晴らしい
素晴らしいストーリー。
過去、現在、未来が前世と来世につながっていると言うこのストーリー設定が魅力的でした。
このような映画を僕は初めて見ました。
見ていてどんどん面白くなっていきました。
見ていて長い時間を感じさせず、心地よく見れました。
トム・ハンクスなどが何役も演じているのも面白い。
最後のシーンも良く感動的。
僕はかなり楽しめました。
こんな映画は今までなかった。エンドロールまで驚きの数々。
六つの世界、六つの時代。何百年もの時を超えて織り成される群集劇は、できることならそれぞれを1本の映画で観たいほど、濃い世界観が交差する。この映画を見終わった時の探究心は、人生の謎を追い求める精神論に近いもの。子宮から墓場まで、人生は繰り返され、それは一人のものではなく、この映画の記憶も、来世へと、もしくは前世へ前世から、続くものかもしれない。全てのキャスト・スタッフによって作られる、全映画ジャンルを飲み込む壮大なスペクタクル映画でした。
少し長いかな?
六つの物語が、過去・現在・未来と時空を超えて繰り広げられています。三時間近い上映時間にも関わらず、先ず、どの様に物語が絡まり合っているのかを確認する為に、繰り広げられる場面を見逃す事は出来ません。
右脳と左脳をフル回転させながら、展開について行くので手一杯でした。
大航海物語、SFファンタジー、近未来等の全く違った展開が続きます。
そして、絡み合っていた糸の収斂するキーワードは、愛という事になりました。
登場人物が幾つもの役をこなしています。エンドロールの最後には、それらの役が観客に知らされています。
意外な役を演じられていますよ!
全くわからなかったね!と、話も弾むように思います。
(^ ^)
普段、熟睡が多い妻も最後までスクリーンに釘付けのようでした。
私は、物語が多すぎてついて行くのに目一杯で、脳がヒートアップでした!
全99件中、81~99件目を表示