「前半非常に期待値があがる」コンフィデンスマン ある詐欺師の男 okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)
前半非常に期待値があがる
この映画に込めた気合は十分に伝わった。気合というと誤解がありそうだが、志のたかさがうかがえるということ。
ただ少し短絡的になりすぎているのか、つなぎ目が性急すぎる。物語を展開するために都合よく各役が各場面に現われる。これをテンポ重視の潔さと採る事もできるのかもしれないが、すばらしいテーマを持ち合わせているだけに、丁寧さに欠ける惜しい印象を残す。
ほんともっと感動できる要素はたっぷりあったのに、いま一歩及ばない。実は父と娘、っていいところ突いてるのに、事実を提示するタイミングが悪いのか、流れてしまっている。
ラストも上手くいけば名作なのだが、どっかで見た感じもする。
所詮いいパーツが揃っても包括する力がないとこうなるってこと。
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