劇場公開日 2012年10月6日

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「爽快感のない詐欺映画」コンフィデンスマン ある詐欺師の男 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5爽快感のない詐欺映画

2022年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

詐欺の相棒を殺した罪で服役出所した主人公が、相棒の息子に絡まれて詐欺を行う物語。

サミュエル・エル・ジャクソン主演のクライムサスペンス。
「詐欺」の映画といえば、「スティング」に代表されるように、爽快感に似たカタルシスが持ち味の映画が多いですよね。
しかし、この映画は真逆の映画。
相棒を殺した自責、悔恨。相棒の息子・・・そしてある女性との出会い。
犯罪に明け暮れて未来を失い、犯罪に戻らざるを得ない主人公に切なさを感じてしまう・・・そんな映画です。
その意味では、良く出来た映画だとも思います。

ただ、25年も服役していたにしては、ネットバンク等の機能を屈指した詐欺に取り組むのは、流石に無理があるように感じます。
詐欺を持ちかけられてから半年位かけて作戦を練る設定の方が、主人公のキャラにも合いますし映画の完成度も上がったのではないでしょうか?

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よし