劇場公開日 2013年11月9日

清須会議のレビュー・感想・評価

全220件中、141~160件目を表示

4.0会議は戦以上に戦なんですね

2013年12月8日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

知的

歴史物として見たらちょっとふざけ過ぎ、でも三谷幸喜作品として見たら笑いが少々物足りずと、まあ悪く言ってしまえばどっちつかずな作品ではありましたが、何かと制約がある中でもこれだけ楽しい映画を作ってしまうのですから、やはりそこはさすが三谷幸喜だなと改めて思わされた次第です。

歴史好きの人が見てどうなのかは分かりませんが、歴史が苦手な私の様な者が見ても飽きずに最後まで楽しめる映画を作ったことは、素直に評価してあげたいかなと。
合戦も無くただ会議をするだけの内容でここまで面白い映画を作れる人なんて、そうそういないと思いますよ。

会議と言う名の言葉の合戦、私は存分に楽しませてもらいました!

役所広司(柴田勝家)・・・武力は抜群ながら知略には少々欠ける感じが、予想以上に上手く表現出来ていた印象です。
さすがに体臭や口臭がキツそうには見えなかったですが(笑)
その後の運命を考えると、彼の一挙手一投足が何だか妙に切ないですね・・・。

大泉洋(羽柴秀吉)・・・見た目は別にして、何気に今までに見た(数少ないですが)秀吉の中では一番しっくり来ましたし、ダントツで面白かったです!
ふざけているようで全て計算づく・・・私もこの時代の庶民だったなら、間違いなく秀吉を支持していた、いや、まんまと支持させられていた気がしましたね。

小日向文世(丹羽長秀)・・・苦悩する知将・小日向長秀が、何か妙に新鮮でした。
義を取るか、天下人になるであろう人を選ぶか、実際彼の苦悩は相当計り知れないものがあったのでしょうね・・・。

佐藤浩市(池田恒興)・・・好感は持てませんが、生きてなんぼと考えれば、単純に損得勘定だけで動く辺りの生き抜く術は、ある意味素晴らしいの一言。
まあ、おいしい米(または蟹)と領地なら、それは・・・ねぇ・・・。

妻夫木聡(織田信雄)・・・いくらなんでもさすがにここまでのバカでは無かったのでしょうが、映画的には本当にナイスなキャラでしたね。
特に旗取り合戦は爆笑でした。バカに徹した妻夫木聡、大義でした!

坂東巳之助(織田信孝)・・・織田家の中では、良くも悪くも一番まともな感性を持っていた人物だったのでしょうね。
でもこう言う人って、やっぱりリーダーにはなれないんですよね・・・。

伊勢谷友介(織田三十郎信包)・・・三十郎がどんな人物だったのかは正直よく分かりませんが、伊勢谷友介が演じてしまうと本当に変わり者だったとしか思えなくなりますね。
もっと面白くなりそうだったので、もっと彼の見せ場を作って欲しかったなぁ・・・。

浅野忠信(前田利家)・・・前田利家がどうこうと言うよりも、単純に浅野忠信が格好良かった!
秀吉と対峙したあのシーンは、本当に痺れましたよ。

寺島進(黒田官兵衛)・・・珍しくいつもの寺島進を封印して、ちゃんと軍師っぽい雰囲気を醸し出していましたね。
寺島官兵衛、お見事でした。

鈴木京香(お市様)・・・顔が怖い!いや、雰囲気からして怖かった。
秀吉への恨み節、まさに女の情念恐るべしですね・・・。

剛力彩芽(松姫)・・・顔が怖い、パート2!三谷幸喜だったから出来た剛力ちゃんいじりかな。
そして、女の情念恐るべしパート2でもありましたねぇ・・・。

中谷美紀(寧)・・・いつもと違い底抜けに明るい女性を演じていた中谷美紀が何故かちょっと新鮮でした。
中谷美紀を久しぶりに凄いとか上手いじゃなくて、可愛いと思えましたよ。

西田敏行(更科六兵衛)・・・あの「ステキな金縛り」の六兵衛さんにまた会えるなんて・・・何ともステキな心憎い演出でしたね。

他多数・・・チョイ役陣が思いっきり豪華なところは、さすが三谷幸喜作品ですね。
そんな中でも個人的には篠井英介の織田信長が画的な部分で妙にツボでした。

歴史に疎い私は、見終わってから思わず「清須会議」に出てきた登場人物やその当時の出来事をWikiで調べまくってしまいました(苦笑)
こうして歴史が好きになっていったりするんでしょうね・・・。

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シュナイダー

4.5ひょっとしたら事実かも、と思わせる

2013年12月6日
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鑑賞方法:映画館

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楽しい

知的

 ラヂオの時間は超好きでしたが、悪いけれどその後は駄作続きの感が強い三谷作品です。前作『素敵な金縛り』もひどい出来だったと思いました。
 『清州会議』はご自分で書いた小説が数年前に評判となり、満を持しての映画製作だったのでしょう。道産子としては誇らしいばかりですが、大泉洋が知らぬ間に三谷ファミリー入りしていまいしたね。主役抜擢やプロモーションでのはしゃぎ具合が証明していました。洋ちゃんの人たらしぶりは秀吉に通じるかも…。
 さて、今回の作品はどうだったかというと、十分「まる!」という感じでした。ギャグも切れてますし、歴史考証に基づいた各人のキャラ造形も面白いです。何より、歴史的な背景を理解していればいるほど、キャラクターの行動や関係性に思わず、「にやり」としてしまうことが多いです。
 もちろん、これがそのまま史実のわけはないんだけれども、実際に起こった出来事の一側面を表現しているんではないか、という説得力は十分にあります。特に秀吉という歴史上の偉人は、これまで数多くの名優という名優が演じていますが、この作品の秀吉が、最も彼のスペシャルな部分を描けていたのではないかと思います。数多くの信長家臣団の中で、最も大局観に立ち、人心を掌握し、時代の要請に応えることができるのは、彼だけなのだ、ということがわかります。
 あと、この映画のうまいところは、敗れゆくものとしての勝家を、みじめなアホに描くだけではなくて、(あくまで現代的な感覚だとは思うが)この生き方もありだよね、幸せかもね、と描いているところだと思います。そこが、見る者にとてもさわやかな印象を残しているのが、良かったです。

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kiar

3.5歴史も過去の日常

2013年12月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

知的

有名な清須会議をめぐっていろんなことや人が動くことを本当はこんな感じ?案外こんな奴だったかも?なんていうノリで観せてくれた。史実を現実的に、歴史上の人物を人間的に描いている努力を評価したい。教科書で学んだことが実際に生きた人間が日々を重ねてきたことが歴史なのだとあらためて思わせてくれた。でもなんとなくあまちゃん的なのりを感じた。エンドロールで、山寺宏一(いろいろな声)と流れてきたのが印象的だった。

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ベッラ

4.5マジメだーっ!?

2013年12月5日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

笑える映画を期待して行ったらそんなことはなく。いたってマジメな展開だった。でも嫌いじゃないです。元気出ました。

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duck

2.0三谷映画の過ち。

2013年12月3日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

もともと三谷喜劇は好きです。
舞台は必ず観に行きますし、舞台のDVDや戯曲も持っているほどなので、ファンと言っても過言ではないかもしれません。

しかし、氏の映画を観る度に思います。
「映画だと、なんでこうなってしまうんだろう。」

まず、史実をもとにしたとはいえ、あまりにも脚本に構成力がなさすぎる。

「会議」がテーマなので「12人の優しい日本人」くらいのクオリティを望んでいたけれど、それには遠く及ばず。

三谷喜劇特有の会話劇の醍醐味もなく、可笑しみを誘おうとする小ネタの数々は、相変わらずアタケていて、シラケるばかり。

ストーリーの運び方にしても、登場人物が多すぎるせいで、本筋がボケてしまっているし、
無駄なエピソード、無駄なギャグのせいで、切迫感・真剣味が削がれてしまっている。

なにより、「会議という名の戦場」での2人の戦いがあまりにもお粗末。

大泉洋演じる羽柴秀吉が裏で根回ししている間、
役所広司演じる柴田勝家は女にうつつを抜かすだけ。

これでは、観客も勝負の行方を簡単に想像できてしまうし、柴田勝家にも同情できない。

会議によって、世の中が変わるという緊迫感をもっと出すべきだし、もしそこに重点をおいていないのだったら、タイトルを変えるべきだと思う。

いままでのコメディ要素満載のドタバタ映画に比べたら、幾分観れるものになっていますが、
それでも映画としたの完成度は低いと思います。

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Show

3.5役所広司が好きだ

2013年12月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

三谷幸喜の作品は面白いけど映画館で見る必要がないんだよなーと思いつつ、しっかり映画館で鑑賞。
やっぱり面白かった。大泉洋を始め役者が皆良かった!所々、あーこれ笑わせにきてるなーとわざとらしすぎる場面があったが、白けるほどのイヤらしさはなくてちょうどよかった。前作の小ネタも挟まれていて、クスッとできる。
もう一捻りあったらもっと良かったのに…。
柴田勝家がこの後どうなるか知っているため、役所広司の憎めない真っ直ぐな柴田勝家をみていると切なくなった。
これは、映画館でみて正解だったかも!

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tett

4.0割とまじめ

2013年12月2日
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興奮

想像以上にまじめなつくりで、前三作の感覚で観に行き肩透かしをくらいました。
しかし戦国時代に疎い私でも楽しめた映画です。歴史の政治的な掛け合いを描くにはちょうどいいテンポとノリではなかったかと。

一方でやっぱり前作のようなドタバタ感ももう少し欲しかったかなーとも思いますし、ちょっと最後あたり長かったというか間延びしたようにも感じました。

キャラクターに関しては丹羽さんがとても好きです。伊勢谷さんの三十郎様も魅力的で、剛力さんの松姫もいい感じ。

この映画を観て自分は群像劇が好きだなーと改めて実感。インタビューによれば歴史上の他の会議も撮りたいとのことで。時代的に色々難しいことも多いでしょうが今から楽しみです。

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富子

2.0今までで

2013年12月2日
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単純

初めて、これはないな。っと思ってしまった内容でした。
キャストが豪華で期待し過ぎていたのか、面白さを感じれなかった。

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まぇしま

4.0武将達のその後を思う

2013年12月1日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

織田家の後継者を決定する清須会議。実質的にに羽柴秀吉 vs.柴田勝家という構図の中、丹羽長秀と池田恒興の思惑は…。

思えば三谷幸喜監督作はあまり一人で観ないです、大抵は友人か家族と観る時のお楽しみ。顔を見合わせたりクスクス笑いあったり。
今回も友人達と鑑賞、楽しかったです。豪華なキャストが嬉しいし、武将達のその後を思うと鑑賞中とは違った感慨がありました。三谷監督にはコンスタントに作品を発表していって欲しいです。

浅野忠信演じる前田利家、直接清須会議のメンバーではないものの、彼の存在は効いてると思いました。歴史に詳しくなくてよくは解らないけど、彼は色々な呼称で呼ばれていて、いろんなしがらみが透けてシンドそう。真面目だからこそ気の毒だけどちょっと可笑しい、走らされるし。

丹羽長秀を演じる小日向文世、なんか凄味を感じ印象的でした。役所広司、大泉洋、佐藤浩市はさすが、安定感がありました。
あと松姫様…登場にとてもインパクトがありました。

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グッドラック

4.0意外と…。

2013年12月1日
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笑える

楽しい

真面目に作ってありました(^_^;)

宣伝だけ見てるとどんなハチャメチャなんだろうと思っていましたが。

娯楽映画としては、十分楽しめました。

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black-orchid

3.5笑いをもっと求めてしまった

2013年12月1日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

予告を観ても歴史が不得意のためあまり観たいとは思わなかったけど、友人の希望で一緒に鑑賞したがそれなりに面白かった。
ただ三谷作品となるともっと笑いを求めてしまったので全体的に見ると笑いが少なかったのが残念。
役所広司と大泉洋の映画だった。
大泉洋の演技を今までちゃんと観たことがなかったので今回イヤって程観たが 味のある役者だなと思った。
ベテラン役所広司と対等に演技をしてたように見えた。
佐藤浩市の役はちょっと佐藤浩市だと老けすぎじゃないかな?あと役柄がなぜかキムタクに見えた。
とにかく見たことある俳優さんばかり。一切笑いのないシリアスな三谷作品も観てみたい。

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アトランティック

3.5面白かった

2013年11月30日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

意外とおもしろかった。歴史の知識があるとさらにおもしろく見ることができると思う。
カップルが多かった。オススメ。

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あい

2.5三谷幸喜じゃなくてもいい

2013年11月30日
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単純

面白い、笑える作品のような宣伝の仕方ですが、全くと言っていいほど笑えなかった。ただ、歴史上の事実を淡々と綴っただけという感じ。三谷幸喜の作品というだけで、期待しすぎた。映画としては、まぁ普通。

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ken

3.0大騒ぎの割りに

2013年11月30日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

前作、「素敵な金縛り」があまりに笑えて面白く、期待しました。
初めての歴史映画挑戦なのでしかたありませんが、
歴史をコメディーにするのは難しいと感じました。

見る人によってはチャカシに見えるし、笑いたい人にはあまり笑えないと思いました。

次作を期待します。三谷監督のチャレンジおおいに結構と思います。

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Akira

3.0わかった三谷作品苦手なんだ

2013年11月29日
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この俳優さんである意味ある?っていうキャスト多すぎ。
概して低調。
役所広司がいいのは当たり前ですが、妻夫木がものすごくよかった。
おバカちゃんをきっちり演じてました。
やっぱり大泉洋だと迫力とか威厳とか足りないよね。
最後三法師を抱きかかえ金色の衣に身を包んだ大泉洋が登場するシーン、別の人であればもっと圧巻だったんだろうなぁと。

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royalapin

3.0三谷作品はプププッ…でよい。

2013年11月29日
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楽しい

「戦国●TV」や戦国系のゲームが好きな私にとっては、ニヤニヤが止まらない作品でした。

随所に三谷監督のユーモアや小ネタが利いていて
大爆笑は無いものの、「うまいなぁ~」と思わずププッと笑わせてもらいました。

歴史の流れをある程度知っておくと、
より楽しめるかも。

歴史の表舞台ではあまり見かけない
伊勢谷友介さん演じる「織田信包」というキャラクターに
個人的に惚れました!

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たかユキ

1.5あらららら。

2013年11月27日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝ました。

大泉洋を活かせてない…中谷美紀にあんなことさせといて全然笑えない…剛力彩芽が大根すぎる…。

なんのためにこの話を映画にしたのか意味不明です。

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meme

4.0清須会議

2013年11月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

三谷作品はステキな金縛り以外どうも面白さがわからなかったのですが、これはなかなか面白かったです。まあまあ、これはいらんでしょみたいなシーンはいくつかありましたけどね。しかし、鈴木京香はどっから見ても妖怪にしか見えなかったわ。戸田恵子どこにいるかわかんなかったし、レンタル開始したらまた観ないとね。

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ごえもん

3.5面白いけど原作の方が良かった

2013年11月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

柴田勝家が汚らしい力だけの男に見えて、秀吉の頭の良さも際立って皆、誇張して描かれているので、誰だっけと言う俳優さんもいます。面白いけれど秀作とは言えない。

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未散

3.0質の良い群像劇だと思う。

2013年11月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

映画の中を縦横無尽に駆け巡る大泉洋。見ていて本当に気持ちが良い。丹羽長秀役の小日向文世も一番難しい役を好演し、柴田勝家とのラストシーンは少ないながら小粋なセリフでとても印象深いシーンになった。

おもしろいのは柴田勝家の扱いが酷すぎる
事。どうも話の主人公にしてはバカすぎる。会議という名の合戦であるはずが、勝家の無策にイライラ。合理的で野心的な羽柴秀吉が魅力的に見えてしまい、中盤からはすっかり私は羽柴側の人間になってしまった。秀吉の人心掌握術に落ちてしまっていた。
三谷監督は明らかにその様な映画作りをしている。
そして、ラストシーンからエンドロールにかけて…バカで優しく、愚直な武人・柴田勝家にハッと気付かされる。
役所広司の演じる勝家の哀愁漂う愛らしさに。
三谷幸喜監督の群像劇はやはり面白い!と再確認できる映画でした。

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