「伝わらない危機感」エンド・オブ・ザ・ワールド Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
伝わらない危機感
この世の終わりに愛する人、愛する家族に会いたい… 危機迫る中、たまたまご近所の2人は 愛する人の元へ一緒に旅することになる、というお話。
残念ながら 私にはこの作品の良さが分かりませんでした。 不安や絶望感に苛まれながら旅する2人に スティーブ・カレルとキーラ・ナイトレイ。 見るからに不釣り合いな組み合わせは 最後までケミストリーの妙を見せることなく在り来たりなエンディングで閉めようとするから ある意味驚き(唖然。。。)
低予算に加えて 内容もチープ。 この世の終わりを表現するのに あまりにも狭すぎる世界観。スティーブが居るのに どっかんと笑う場面も無し、出演者のセリフや行動(表情)から何かを感じ取ることを強要されているようで 全然楽しめませんでした。 それもこれも 私が最後までこの作品のジャンル分けを拒んだから…(IMDbにもそう書かれているのでネタバレではないと思いますが)バランス悪いラブ・ストーリー。 スティーブの相手役としてキーラの努力は認めますが、アンちゃん(『ゲットスマート』と時のアン・ハサウェイ)には到底 太刀打ちできない薄い存在感でした。
今後はぜひ 別々の作品で活躍してほしいです。
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