つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語のレビュー・感想・評価
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☆2.6か、、、
<うろ覚え/思い出しレビュー>
低いな、、3.6の見間違えじゃないかと、思わず二度見したわ。
衛星で部分的に観て、その後レンタル。最後に観たのは去年の秋かな。
そもそもこういうアダルティな感じの映画というのは高評価を得にくい気がする。私は好きだけど。 井上荒野か、読んだことないな。
なにしろ、俳優が豪華である。阿部寛はあんまり上手いと思ってないんだけど、真木よう子、風吹ジュン、野波麻帆、等々。大竹しのぶに忽那汐里に奥田瑛二まで。豪華すぎか(笑)
やや奔放な不動産営業の野波麻帆が、社長(渡辺いっけい)と不倫しつつ風変わりな作家(岸谷五朗)と関係して、会社には社長夫人の高橋ひとみが乗り込んできたり。
小泉今日子が、有名作家の旦那(羽場裕一?)の不倫相手(たぶん荻野目慶子)と、文学賞の受賞パーティーでやり合うシーンとか。
パート先の同僚にPCについて教わって阿部寛と連絡を取り、亡くなった旦那が(「つや」と)していた不倫の核心に迫っていく風吹ジュンとか。
遊び人ぽい大学教授(奥田瑛二)(ぴったり!笑)と関係したり、母(大竹しのぶ)と対話を重ねたり蒸発した父(阿部寛)と再会したり、の忽那汐里。
どのエピソードも、人間の滑稽さと愚かさと他愛なさを、おかしみと情感を込めて描けている気がして、、そこまで言うなら原作読めっていう話か、、(笑)
難しい・・・静かめな作品・・・つやって・・・
ごめんなさいーーー
期待とは真逆で・・・・
ちょっと頭かしげる。
静かすぎてーーー
DVDでも厳しかった。
これを劇場で見た方は
じっとしているしかないーーー。
つや・・・不明
そして
つやをめぐって
いや
つやに関わってきた女たちのオムニバスドラマ。
もう少しわかりやすくしてもらえると嬉しい。
このオムニバスドラマを楽しむのならいい。
でも・・・
全体的にみると
何か空虚感が湧いてしまった。
ただ・・・キャストが豪華。
個人的に岸谷五郎さんの何とも言えない
ジトーーーーっとしたキャラがツボってしまった。
小泉今日子さんも好きで
ここは期待どおりにはじけてくれてて
あの女同士のバトルはぜひ見て頂きたい。
ーーーとーーーなんかストーリーよりも
断片的に光るものがあって
見る人によって
感想が違うと思う作品。
私は、完全にキャスト陣萌えしかなかったーーー。
色模様
邦画は久しぶりに観ましたが、良かった。松生役の阿部寛さんはじめ女優人もいいですね。小泉今日子さん演じる石田の妻が夫の愛人と格闘するシーン
あまりに凄くて少し笑ってしまう。
テレビではなかなか観られないので、「へえーこんな役も出来るんだ」と見直しました。浮気の止まない夫とでも平然と暮らしている?きっと夫が歳を取り介護が必要になったら仕返しするのでしょうね。大竹しのぶさんは松生の妻役夫をつやにとられ、その後2人が大島に住んでいると分かっても訪ねて行かない。それでも夫とつやの写真を時々眺めていると娘が言う。
艶ががんに侵され、こん睡状態に陥った時始めて夫に会いに行く。病院でひとり艶の胸をみつめ触るシーンここ好きですねー何を感じたのかしら。それから吹っ切れたように夫に会わずに帰っていく強い女性です。上手いですしのぶさん。愛に迷いながら貪欲に控えめに模索している女達、多分大人の女が共感できる人物がこの映画の中にいるのではと思えます。
最初の場面は松生がポンコツの自転車で病院に向かう山道を走るシーンギシギシの音に必死さと可笑しさ同居しているのです。この映画何か滑稽で、バックに流れる音楽も私には明るいシャンソンの様な響きでした。
体重を落としたという阿部さんはお世辞にも魅力ある男とも思えない
うらぶれた中年男。背が大きくて存在感あるはずの男が田舎の風景に染まっていて影が薄い。抑えた演技やはりスゴイね、主役で在りながら女性陣を輝かせている。松生はつやと添い遂げて何を得たのか、最後のセリフで「お前の愛した男たちはだれも来ない」と言いながら満足げでは無かった。エンドに「ま、いいや」と歌うクレージケンバンドに納得!
私もよく「まあーいいか」言うのですが、これは高齢による物忘れの時です。わすれないうち井上荒野さんの本読んでみます。
艶の通夜。
つやのよる…という、タイトルを見た(聞いた)時点では、
どうしても年齢的に「(お)通夜」が浮かんでしまって^^;
だからきっとこれは、誰かが死ぬんだ。その夜の話だな。
なんて勝手に思い込んでいたら、なんとつやさん(名前)
だったとは。しかも色艶の「艶」だって。すごい名前だねぇ。
そして強ち間違ってなかった。ちゃんと最後には通夜が^^;
まぁ豪華女優競演の、観応えある映像力と感情表現。
ポンと投げ込まれた阿部寛の痩せ細った身体にギョロっと
ひんむかれたあの目つき。
クネクネした地層の坂道でママチャリを延々とこぎ続ける
姿を観るだけで、あ~なんかすごく行定勲っぽいと思った。
この「艶」という女性の姿は最後まで見せない(胸だけ^^;)
どんだけ凄いオンナなんだと(汗)私は最初この役やるなら
荻野目慶子だろ~と思っていたら、なんと彼女は愛人役。
しかしキョンキョンとの赤ワイン戦争!は面白すぎるので
冒頭の第一節で大いに笑える。
愛に狂うことがどれほどバカバカしくて、他人からは滑稽で、
それでいて本人には命懸け、というのがよく分かる。
阿部ちゃん演じる今の夫が、バカみたいに朝晩方々電話を
かけまくり、疎んじられ、迷惑がられ、挙句に自分の家族
(この人も捨ててきたんだねー)までを見限って、奔走する
哀れな姿に(バカバカしいと思いつつ)そうだよねぇと思う。
この松生と艶のヒステリックなほどに追いつめる(追い込む)
愛を軸として、周囲の女たちのなんて優しく大きな愛情枠。
決して面白いとか、楽しめるという内容ではないけれど、
(女優の脱ぎっぷりも絡みっぷりも大したことないしねぇ)
こういう愛情表現、それぞれの始め方終わり方、包み方?が
提示されるのは観ていて「へぇ~」と思えるし、歳をとると、
あの女はこうで、この女はそう思うわけか、と理解ができる。
自分はそういう愛し方はしないけど、なんてタカをくくっても
いやいや、自分だっていつ松生になるか分かりはしない(爆)
そんな中で特に成長したのが松生の娘(忽那汐里)だったか。
彼女がいちばんオトナで(この中ではね)母親の大きな愛情が
夫に対しても娘に対しても注がれてきたことを象徴している。
まだ理解できない「愛」の矛先を体感できた彼女は、なぜ母が
そんな矛盾の中に生きているのかを、なんとな~く掴みとる。
公式サイトには、それぞれの女が、愛を「どうする」女なのかが
提示されているので、それぞれに、なるほどと思える。
相手がどうというよりも、自分がどういう女なのかがポイント。
サイト見ついでに、ロケ先がぜんぶ大島なのかと思っていたが、
千葉県内のロケ地がかなり多かったらしい(爆)
しっかり大島らしく纏まっていたところに、また笑ってしまった。
(どうしよう、今後岸谷五朗を観ると真珠が頭をよぎるじゃないの)
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