劇場公開日 2024年12月27日

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「タイトルに反して前向きで元気づけられるミュージカル」レ・ミゼラブル(2012) Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5タイトルに反して前向きで元気づけられるミュージカル

2024年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

邦題『ああ無常』は本によってシチュエーションや結末が異なっている。今作を視聴して理解が深まった。

序幕(1815年)、美しいメロディに乗せたセリフ...口パクではなくキャストが生で歌っていて、迫力ある映像に圧倒される。

第1幕(1823年)からは、
ファンティーヌ(アン・ハサウェイ)の(未婚で産んだ)娘コゼット(イザベラ・アレン)を市長マドレーヌ(ヒュー・ジャックマン)が引き取る経緯に没入する。
ファンティーヌの死がトラウマになりそう。ちなみにアン・ハサウェイの母親も全米公演でファンティーヌを演じたことがあるらしい(パンフレットによる)。
サウンドトラックにも収録されているが、歌詞・対訳は割愛となっている「サドゥンリー」は、唯一映画版のために新たに作られた曲。

第2幕(1832年、パリ)からは、
パリ都市計画が実行される前の時代、巨人用とも思える巨大で立派な建造物の再現も見どころのひとつ。
ジャヴェール(ラッセル・クロウ)...法の番人として正しくて強い男、『ルパン三世』の銭形警部ようにジャン・バルジャンを執拗に追ってくるので怖い。
エポニーヌ(サマンサ・バークス)、マリウス(エディ・レッドメイン)、コゼット(アマンダ・サイフリッド)の三人の若者の恋心。
自分の任務を果たす者たち vs 自由で平等な社会を求め抗う者たち...ジャベール vs バルジャン、兵士 vs ABCの友。
結婚式とエピローグ...バルジャンの前に姿を現すファンティーヌとマリウスとコゼット、感動の名場面。

Don-chan
CBさんのコメント
2024年6月12日

よい、ですよね!

CB