劇場公開日 2001年8月4日

「『ギリシャ船』、『指輪』、『ドア』。」キシュ島の物語 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0『ギリシャ船』、『指輪』、『ドア』。

2019年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1.いろいろなものが流れ着く難破船。今日はダンボール(日本の家電メーカーのものが多い)。のんびりとした海辺の暮らしの中、妻の様子が徐々に霊に取り憑かれたようにおかしくなってゆく。
 夕陽の海に浮かぶ難破船のシルエットが綺麗。

2.経済的理由から大学進学をあきらめ、キシュ島へ仕事を求めてやってきた18歳の男ハフェズ。海辺の一軒家で孤独と戦いながら、必死に働き金を稼ぐ。妹の結婚のための指輪を買うために・・・「学生よ!しっかり働けよ!」というメッセージだけ。

3.砂漠の中でドアを担いで歩く老人。黒やぎと娘。郵便配達員だけは、番地と名前を頼って手紙を届けに来る。男は何もかも売ってしまって、もはやドアと番地しか残っていなかったのだ・・・それにしても海が綺麗。

kossy