「ポケモン映画とは思えないほどオシャンティー」劇場版 ポケットモンスター 水の都の護神ラティアスとラティオス かちかち映画速報さんの映画レビュー(感想・評価)
ポケモン映画とは思えないほどオシャンティー
ポケモン映画とは思えないほどオシャンティーな作品。今のところ俺が観たポケモン映画の中ではNo.1。面白かった点は3つある。
1つめは、音楽が良かったこと。
疾走感ある曲が聴いてて心地よかった。特にサトシとラティアス達が庭で遊ぶシーンの曲が好き。そしてEDのラテン調の曲(ひとりぼっちじゃない)は作風とベストマッチ。ポケモン映画のED曲の中で1番耳に残る。最高すぎてこのレビューはED曲を聴きながら書いている。
2つめは、ポケモンの死が描かれてること。
ポケモン映画は誰も死なないハッピーエンド多いから、ラティオス死んじゃうのは意外だった。悲しいけどちゃんと犠牲が描かれてるから感動できた。ポケモン映画って世界の滅亡を救う割に、誰も犠牲にならないから感動したことなかったんだよね。
ラティオスが捕まって苦しそうにしてるシーンは観てて辛かった。彼をひどい目に遭わせた、ザンナー(神田うの)とリオン(釈由美子)許すまじ。都とラティオスを滅茶苦茶にしといてお咎めなしかと思いきや、最後は刑務所にぶち込んでくれてスッキリした。
3つめは、無駄なシーンがないこと。
ポケモン映画でありがちな、ダラダラ続く旅のシーンがなく中弛みなく観れた。活躍させる人物をサトシとラティアスに絞ったのが良かった。余計な登場人物が居ないのでテンポがいい。ラティアス可愛いから、サトシとのいちいちゃシーンは癒しだわぁ〜。
最後サトシにキスしたのは、カノンかラティアスどっちだろ。個人的にはラティアスの方が物語の締めとしてしっくりくるなー。
ポケモン映画の評価は今作を基準にしたいと思う。もうじき公開の『劇場版ポケモン ココ』が面白さを超えてくるのを期待している。