WXIII 機動警察パトレイバーのレビュー・感想・評価
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「私にはあの子の名前は一つだけよ」
一作目での榊の言葉、「人間の側が間違いを起こさなけりゃ機械も決して悪さをしないもんだ」。それを度々思い出させるシリーズ。
レイバーとの格闘後、自衛隊によって火炎放射器で焼かれる生物兵器。断末魔の叫びを上げるその身から剥がれ落ちる装甲、その下から豊かな乳房が露わになる。癌で亡くなったはずの少女が、確かにそこで生きて成長している証のようで、この生物を怪物と呼ぶことができなくなる。それよりも、その様子を満足気に眺める男と意志のない操り人形達、それらの方が大きな一頭の怪物に見える。
生物兵器に死んだ娘の癌細胞を埋め込むことで、娘を死を超越した存在として蘇らせた母。その行為は、最愛の娘に二度目の死を与えることになる、それも生きたまま焼き殺されるという過酷なかたちで。愚かではあるが愛情故の過ちに、これ程残酷な結末が必要なのかと恐ろしくなる。
最後、繁栄の象徴でもある東京のビル群を、大量の墓石に見立てた絵で締めくくられる。これが、この街の未来をもう少し見ていたくなったと前作の最後に言っていた柘植への回答なのだろうか。
刑事ドラマとして悪くない
謎の事件に取り組む年齢もルックスもかけ離れたバディの活躍。謎解きの興味も解決のプロセスも楽しめる。キャストもしっかりした役者で手抜きなし。
ただ異生物はゴジラとエイリアンの影響が大きくてがっかりかなあ。
いまはなくなった企業の看板とか、昭和的光景が懐かしい。
こちらが『シン・ゴジラ』をリスペクト?
公開が2002年の様で、テロとして考えれば、現実の方が恐ろしい。
レコードを聞く部屋の椅子の置き方が間違っていると思う。
あり得ないスチームパンクにグロい話は無しにしてもらいたい。
残り37分で最後が分かってしまうが、まさか、と思いつつ。やっぱり、そうだと思いつつ、このアニメ二回目だと気が付いた。
韓国映画の『漢江の怪物』はこの映画をリスペクトしている。終わり方とかそっくりだ。アニメーターも韓国の人が多いなぁと思った。
パトレイバーとしては変化球だが、刑事物としてはむしろストレート
2002年劇場公開時鑑賞。
長いこと待たされたけどお蔵入りせずに済んでよかった。『パトレイバー』ファンにはウケが悪そうだけど、個人的には好き。ちゃんとSF警察物としてホラーっぽさも加味されて面白い(そもそも「パトレイバー」自体をそう捉えてた)。
別に綿引ボイスにやられたわけではないのです。むしろ田中ボイス。
アウトサイドストーリーとして見るなら秀逸
初見はかなりの昔で、肝心の特車二課の出番が少ない。ある程度結末へのストーリーが読める時点で退屈な印象しかなかった。かなり年数が経って見返すと、映画としてはかなり完成度が高いことに気づいた。
渋い人間ドラマ。緊迫感のある中盤のモンスターパニックに海自の追撃戦そしてクライマックス。
のめり込んで見てしまった。視点が特車二課ではなく、【刑事課からアプローチしたパトレイバー外伝】と考えるべきだろう。雑誌ならば、人気シリーズの【外伝読み切り長編】という立ち位置だ。
それならば、こういう形のアプローチは決しておかしくない。なじみの主役がほぼ出ない【外伝】なんてよくある話だ。しかしそれに文句つける読者はいない。オリジナルシリーズアニメ(パトレイバーはメディアミックスで、ゆうきまさみ氏のみが原作者ではない。彼はヘッドギアの一員だっただけだ)では、ただ、非常に珍しかっただけだ。
だからそれだけで酷評の対象になるのは少し勿体ない。
少ない時間の中でもオリジナルキャラ達のキャラ立てはしっかりしていて、全員完璧な人物じゃないからこそ、ある程度、「あるある」と感情移入できる作りになっている。久住・秦。どちら寄りになるかでも世代間で差がでる。ミステリアスな冴子は、黒幕の一人ながらも、かなり多面な顔を見せる女性キャラだ。科学者・非常勤講師・寡婦で母・・・そして女性。正気と狂気。虚無と生気の間を常に往来する。死んだ我が子の細胞を保管するまではまだ遺髪と同じく許容範囲でも、それを実際に培養し掛け合わせてキメラを生み出してしまった時点で後戻りできなくなってしまった。
なまじ遺伝子工学の科学者だったために起きてしまった悲劇だ。ネクロマンサーの一種だとしても子供はこんな生は望むまい・・・。
針の壊れたレコードプレーヤーの様な心理状態の彼女が唯一、前に進む兆しが見えていたのが秦との逢瀬の時間だっただけに、結末が見えていたから余計にやり切れない。喪失の三年間は彼女には長すぎた。もっと早い段階で彼と出会えていたら、まだ違っていたはずだ。(しかも出会ったのが、よりによって、墜落事故後日、深夜、海にニシワキトロフィンを密かに餌付けした直後の昼だったというのが、もう・・・・)
悲恋バートもさることながら、久住・秦を軸に、体制の上部と現場での齟齬・建前と本音。それを入り混じった捜査パートも面白かった。人間関係とそのやり取りから切り込んでいくベテランの久住。後藤もこちらよりの人間だ。一方、詰めの甘さと未熟さはあるものの、デジタル分野では明らかにベテランを凌ぐ秦(二課の若手もこちら側だ)。
実際、ポリティカルな分野でまんまと体制(一企業だけじゃなくて裏に米国軍部+自衛隊の関与国家の暗部が見え隠れしている)にしてやられた感のある現場の久住・後藤らだが、
現場に居合わせた名もなき若手世代が密かに一矢報いている。情報操作と物証隠滅を完全に図ったつもりが、ネットのアンダーグラウンドで密かに問題の事件映像が流出していた。某掲示板でまことしやかに語られている噂話。あれを密かに撮影してリークした者は誰か。それこそ体制が使い捨て可能と軽んじている現場だ。居合わせた警察関係者といっても、現場で命がけの大立ち回りしていた秦や野明ではないだろう。あそこで唯一それが可能だったのは、完全に石原一佐でもノーマークだった、現場の少し外側の、安全圏でトレーラーと待機していた特車二課整備班の若手だけだからだ。(実際にちゃんと待機している描写がある)誰の命令でもなく、完全にスタンドアローンでやったことだろう。何故かといえば、到底、現場は納得できないからだ。
後藤や久住の世代では思いつかない方法だろう。そして新しい形の抵抗手段でもある。
気づいた場所から次々削除に回っても、一度ネットの大海に放たれた情報は無限に増殖して消せない。
現実もそうなっているように。
陰鬱ながらレベルの高い、名作刑事ドラマ
本作は、二足歩行の作業用ロボット「レイバー」が普及した世界で、レイバー犯罪に立ち向かう警察官達を描いた「機動警察パトレイバー」シリーズの劇場版3作目である。
が、本作においてレイバーははっきり言ってオマケ要素に過ぎないレベルとなっている。レイバーを操るおなじみ特車二課の面々は最後の最後まで出てこないし、それ以外のレイバーすら作中ではほとんど顔を見せない。the movie2の時点でレイバーの出番はだいぶ少なかったが、正直ここまでくるとパトレイバーである必要性がない、というのは確かに最もな指摘ではあると思う。しかも、その代わりに出てくるのは異形の怪物である。まあ、これ自体は劇場版の前日譚であるOVA版にも似たようなエピソードが出てくるのだが、なまじ前作がリアリティ溢れ、評価も高い作品であるためこの点が不評になることも致し方ないとは思う
しかし、それでも本作は面白い映画だ。作中を通して漂う陰鬱な雰囲気のなかで繰り広げられる刑事達の捜査パートは映像的な派手さはないが面白い。黒幕が誰なのかは序盤の方で十分察しが付くのに、事件そのものの姿が見えてこない、その謎をじわじわと解き明かすストーリーは、恐怖感を与える演出も合わさって非常に面白いものとなっている。オリジナルキャラクター達も十分キャラが立っていて、何ともあまり好きになれない人間臭さを持っていて面白い(というにはラストを含めあまりにも陰惨すぎるが)これらの要素が、2000年前後のアニメーションに乗って展開される本作は、1,2と方向性は違うながらも負けず劣らずの魅力を持っている。レイバーの活躍を見たいのであればおすすめはできないが、そうでないならこれも一つのパトレイバー作品としてアリだと思う
パトレイバーの世界観を借りた全く別の映画。だがパトレイバーの最高傑作と言ってもいい
まずはじめに知っておいて欲しいのは、この映画は、従来の「機動警察パトレイバー」ではない、とのこと。
実際に「これは第3のパトレイバーである」という表現がなされていたと記憶している。
はじめてこの映画を見たとき、私は、従来の特車二課の連中が大活躍する娯楽大作であることを期待した。
しかし、いつまでも、その連中は登場しないばかりか、中盤あたりに泉野明と篠原遊馬の二人がちょい役で出たのと、映画のクライマックスで登場した程度なので、そういう意味で肩透かしを喰らってしまった。つまり、初見では、最後まで見て退屈な映画に過ぎなかったのだ。
しかし、2回目の視聴で、特車二課が活躍しない、むしろ脇役であるという予備知識を持った上で視聴すると、いわゆるSF(サイバーパンク)やホラー、怪獣もの、近未来、刑事ドラマ、恋愛ものその他をすべてまとめて楽しむことができる、とてつもなく内容の濃いものであることに気がつく。
そして私が最大限評価しているポイントとして、「レイバーがほとんど出てこない」ことにある。
例えば、劇場版1作目では、「非常に高額な重機」であるレイバーがとてつもなく多く登場し破壊されてきた。が、この映画では、レイバーはそもそもほとんど登場しないばかりか、映画の最後では、工事現場でレイバーではなく普通の重機が描かれている。つまり工事現場でレイバーを活躍させるのは「非現実的」なのだ。
言い方を変えると、「よりリアリティーの高い機動警察パトレイバーの世界」が、この映画にある。
さらに、パトレイバーは、1作目2作目共に、「押井守節」という感じの、監督のクセが強く出過ぎた感があったのだが、3作目の監督は遠藤卓司という方で、全く違う方。むしろ押井守色は一切ないと言っていいのではなかろうか。実際かかわってないみたいだし。
なので、「パトレイバーの世界観を借りた全く別の映画」として、大いに楽しめる映画であると言える。
最後には苦い結末も、成熟した人生肯定の味
本作は久住、秦2人の刑事がレイバー襲撃事件の捜査を始め丹念に聞き込み等を行った結果、ある生物研究所が生物兵器の開発に加担していたのを解明していく、という刑事ものの
ストーリーがひとつの流れ。
その流れの裏側で、生物兵器の開発側がどのような人物で構成されていて、そこに個人の感傷による暴走が入り込んでいくのかを描くのが二つめの流れ。
二つの流れは交差し、前面に大人の愛のドラマや、刑事同士のいさかいを生みつつ、背景では生物兵器の化け物が次々に殺人を犯していく。
刑事たちは、研究所が化け物を作り出したことを薄々感じとる。つまり、研究所の担当者たちは犯罪の加担により有罪であると判断する。
他方、それとは別に化け物は退治しなければならない。犯罪者追及と生物兵器排除という二つの課題を、警察は背負う。
そこに登場するのが、石原一佐なる魅力的な自衛隊幹部である。
石原一佐は、この問題が自衛隊と米軍に波及することを何より恐れ、まずは研究所の所長を海外に追い出してしまう。そして化け物退治の名目の下、警察のパトレイバーを巻き込むのである。
そもそも自衛隊にもレイバー部隊があるのだから、やろうと思えば、自衛隊だけで処理できるはずなのだ。しかし、なぜか石原は「射撃はそちらの専門ですから」と警察に花を持たせるかのような言動で誤魔化す。
警察側はまんまとはめられ、化け物退治作戦にのこのこ参加する。よせばいいのに久住は、捜査で得た化け物をつり出す情報まで進んで提供するのである。石原はこれらすべてを、最もうまく活用する。
さて、化け物退治は久住が得た情報により、予定通りに進められ、無人のスタジアムにおびき寄せたうえで、何やら付録みたいに登場する太田とノアのパトレイバーが特殊開発兵器の銃弾をその
口に撃ち込んで、怪物は断末魔の叫びをあげる。
後藤がこれで一件落着と思ったところ、意外なことに自衛隊のヘリが最後に登場し、化け物を焼却してしまうのである。
彼が「これはどういうことだ?」と石原に詰問するも、石原は「シナリオが変わったんです。おたくの上は了承済み」と憎々しげに告げる。格好いいなあ。
後藤たちが不愉快そうな表情を浮かべるのは、事情を知らされていなかったからだけではない。自分たちがたった今、多数の殺人を犯した生物兵器の消去=犯罪の証拠隠滅の片棒を担がされ、ひいては殺人兵器を生み出した背後の自衛隊と米軍追及の途を自ら閉ざして
しまったからである。
石原の政治力にまんまと裏をかかれた苦さが漂うが、そんなことはしょうがない、また頑張るだけさと、最後の葬儀帰りのシーンの静謐さが、人生への肯定感を感じさせる。
何年たっても寝落ちする
10年以上ぶりに観て、当時の記憶が甦った。
これ、やっぱり、駄作だわ。
海から来た化け物を退治するってのは「ゴジラ」の劣化コピーでしかない。
そもそも警察の出る巻くではなく、自衛隊の仕事である。
なーんていうツッコミはどうでも良く、単にツマランだけ。
魅力の無い若手刑事が主役の、どーでもいい捜査の描写が眠気を誘う。
あえて意義をこじつければ、後世への影響が2つほど認められる。
1、戦闘シーンに眠くなるBGMを付けるのは、後年、庵野がエヴァに拝借しました。
2、海から来た化け物に薬物で対抗というのは、後年、庵野がシンゴジラに拝借しました。
私としては、どっちもどーでもいいです。
あれ、おっかしーな。
俺ってこんなに文章力なかったかな?
あまりにも中途半端だから、コキ卸す気力も湧かなくてこうなっちゃった。
下の中。
パトレイバーシリーズにとどめを刺した廃棄物。
『機動警察パトレイバー』シリーズの劇場版第3作。
城南警察署に勤務する刑事2人が、湾岸作業中のレイバーが連続して襲われるという事件の解決に挑む。
本作は『機動警察パトレイバー』シリーズの9年振りの新作。そして、短編を除いては今現在最後のアニメーション作品となっている。
はじめはOVAとして企画されており、『機動警察パトレイバー2』の後で特車二課の物語は作れないということから、新キャラクターによるスピンオフ作品として制作される予定だったらしい。
それが紆余曲折の結果、劇場用アニメとして製作されることになり、劇場版第3作にしてスピンオフであるというよくわからない作品が誕生することとなった。
スピンオフだろうが正統派な続編だろうが、面白ければなんの問題もなかったのだが、生み出されたのは廃棄物13号に勝るとも劣らない怪物であった…
そもそも、この作品の原作はゆうきまさみ版『パトレイバー』の傑作エピソード「廃棄物13号」編である。
週刊連載されていた漫画のエピソードの1つなので、もちろん映画用に脚色する必要はある。
とはいえ元々の内容が現代社会に怪獣が現れた場合警察という組織がどう行動するのかを描いた非常に映画向きなものであるため、ある程度忠実に映画化すれば名作になることは間違いないはずである。
それなのに、この映画の製作陣は不要なオリジナル要素を継ぎ足し、全く魅力のない新キャラを主役に据え、押井守の出来損ないのような真面目な脚本を書き、パトレイバーの持ち味である明るさを捨て、それとは全く真逆な陰惨な雰囲気を持つ作品を作り上げてしまった。
『パトレイバー』でありながら98式の出番を極限まで抑えるというシナリオは、『パトレイバー2』の真似事をしたかったのだろうが、あれは全盛期の押井守という天才だからこそなし得た偉業なのであって、凡人がやってみたところで上手くいくはずがない。
本当に何故こんな作品を作ってしまったのか製作陣を問い詰めたい。結局この後、実写版を除いてパトレイバーは作られなくなってしまった。
もし、この作品がヒットしていれば…数字的には失敗しても『パト1』や『パト2』のように長く語られる名作だったとしたら、違う未来もあったのかもしれない。
作画のクオリティは素晴らしいのに、本当に勿体ない。
どうしてもスピンオフとして本作を作るのであれば、主役をあんな新キャラにするのでは無く、松井さんと部下の片岡にしていれば、パトファンとしては文句も少なくなったのだが。
はっきり言って観る価値はない。完全なる蛇足です。
レイバー犯罪史上、空前の〈悲劇〉の幕が開く
2020年4月26日
#WXIII機動警察パトレイバー (ウェイステッドサーティーン きどうけいさつパトレイバー) 鑑賞
#機動警察パトレイバー の劇場版第3弾
#押井守 は無関係なのかな?
レイバーを狙う謎の破壊活動
秦と久住のデコボココンビ。人間味を重視している雰囲気だけど、これなら実写版にしたほうが良さそうだ。すごいと感じたのはビデオやPCなど小物のリアリティ。CG全盛の時代にこれほどアナログなセル画のアニメは心地が良い。
ストーリー的には、癌で亡くした子供の細胞を怪物に与えてしまって・・・ピアノが好きだったから周波数を合わせて・・・すごいのんびりしたBGM(ベートーベンの英雄)での戦いだ。怪物と戦っているときに眠くなっちゃうんです。
母性が生んだ怪物
「機動警察パトレイバー」劇場版シリーズ第3作。
DVDで鑑賞。
原案は既読です。
正直、面食らいました。全然パトレイバーが出て来ない…。レイバー連続襲撃事件を捜査するふたりの所轄刑事の活躍が主体でした。特車二課をメインに据えないのならば、パトレイバーの世界観である意味無いのでは? ―と云う疑問が過ぎりましたが、それを払拭してしまう魅力に気づかされました。
その魅力とは、本作が怪獣映画の形を借りた王道の悲劇であると云う点です。母性故に怪物を生み出してしまった薄幸の美女、その美女を愛したために守ろうとする男、そして女の業を背負わされた怪物…。このトライアングルは、古典的悲劇の王道パターンを踏襲した関係性じゃないかなと思いました。
真相が明らかになるにつれて、悲劇は否が上にも加速し、壮絶な破局を伴った結末へとノンストップで突き進みました。クライマックスの舞台は湾岸のスタジアム。さながら舞台のようで、秦と冴子の様子と怪物殲滅作戦が交互に描かれ、悲壮なラストを盛り上げる演出に胸が締め付けられました。
このクライマックスで特車二課が本格的に登場し、怪物殲滅作戦において迫力のバトルを展開してくれました。ですが、出番の少なさは否めず、番外編にしてもこの扱いはもうちょっとどないかならんかったんかなと思いました(笑)
※リライト(2021/02/14)
※鑑賞記録
2021/02/14:DVD
もはやパトレイバーではなく怪獣映画
1時間15分過ぎてやっと特車2課登場、後藤さんだけは少し前にちらっと。
2と似たようなタッチながら押井守ではなくなった。
怪獣がレイバーを被るってのは斬新。
グエムルはここからパクった?
なんか救いないね、これ
パトレイバーシリーズは劇場版二作目は劇場でみた。初見では意味がよくわからなかったものの、度肝を抜かれたものだ。
二作目の感想はいずれ書こうかと思っているが、最近パトレイバー全作見直して、あらためてなんだったのかな何が魅力だったのかなと考えている。
全作といっても実写の方は完全無視。なんか見る気しないんだよなあ。
やっぱり自分は後藤隊長以下第二小隊の面々や南雲などキャラクターに魅力を感じてたんだな、と。ロボットアクションよりもね。
んだから、時代もメンツも違う実写版なんか興味もてねー悪いけど
そういう意味じゃ本作、スピンオフとも言っていいのかよくわからない内容ですな。後藤だけは思ったより要所要所出てくるけどね。
とにかく気が滅入る話だねこれは。あまり面白いとも思えない。
それに人が死にまくること
テレビシリーズやOVAはギャグ要素も多いせいか不自然なくらい人が死なないが、これはそれまでの流れ無視だよな。劇場版三作目とはとても言えない気がする。
それでも面白ければ文句ないけど、うーん…つまんない。
パトレイバーってのはちょうどアニメが世間にそっぽ向かれてた時代にいつの間にかやってた感じだよな。今でもコアなファンはいるみたいだし、「踊る大捜査線」の本広克行は大ファンらしい。
そりゃ踊る〜シリーズみてりゃ一目瞭然だが設定とかノリとか
あたしゃ大学生でクソ暇なときにレンタルビデオで後追いでみた。その後劇場版二作目があったんだけど。まあ、時代が悪かったのかな、とても大盛況の入りじゃなかったな。
でも、こうして三作目も作られたのは求める人たちがいるわけか。
しっかし、嫌な内容だなという以外あまり語ることもないなあ。
一応、今まではまった作品のひとつとして、昔は無視してた、原作マンガを今頃読んでるが…読みづれえ(笑)。
外伝としてよく出来ています。
当初OVAとして外伝として発売される企画が、
映画化となり様々なトラブルに見舞われながら
なんとか無事公開、作品となったことを感謝。
ゆうき漫画版「廃棄物13号シリーズ」を
ベースとしながらもグリフォンを絡めず、
また特車二課もほとんど出てこない為、
パトレイバーじゃないと言われていたりもする。
個人的に第2小隊やレイバー出てない感は
P2と対して変わらないけどね。
ファンとしてはもっと絡ませて欲しかったけど。
話としてとても楽しめました。
演出もアニメというよりも
実写の雰囲気を感じました。
ただ、13号は原作のデザインの方が好きでした。
また技術とか言わせたら、
黄瀬作画監督はとても凄い方なんでしょうが、
P1の頃からキャラ表からかけ離れた作画が続き
その画が個人的に好きではないので、
今回キャラクターデザインで参加された
高木さんの作画で観てみたかったです。
あとレイバー音もちょっと軽い感じました。
とはいえ、映画としてよい作品だと思います。
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