映画ドラえもん のび太とロボット王国のレビュー・感想・評価
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『ドラえもん』に相応しいテーマです。
子どものころに劇場で見たものを大人になってからプライムビデオで久しぶりに見ました。
結論から言うと、面白かったです。さすがドラえもんですね。子どもたちに伝えたいメッセージも込めつつ内容も面白いものにできるのは、国民的アニメの強みだと思います。
この作品はロボットと人間(≒異種族間)の共生と、感情がメインテーマです。
ロボットと人間が共存する世界で生まれた王女が、幼いころにロボットによる事故で父を亡くし王位を継承して女王となるのですが、その心の傷を悪役に利用され、そそのかされて、国中のロボットから強制的に感情を消して奴隷にするようになってしまいます。
そんな女王が治める王国に足を踏み入れたドラえもんたちが、再びロボットと人間たちが共生できる国に戻るよう奮闘するストーリーです。
ロボットと人間の共生を比喩として捉えれば、異なる姿や価値観の者が共に生きるにはどうすればよいのか考えるためのヒントにもなりそうです。
海外ゲームのデトロイトビカムヒューマンと近いテーマの映画ですね。あのゲームが好きな人には間違いなくぶっ刺さると思います。
猫型ロボットと人間の子どもが主人公の『ドラえもん』という作品にもっとも相応しいテーマなんじゃないかと思いました。
好きなシーンはいろいろあるんですが、女王に散々冷たくされた弟のポコ(ロボット)がそれでも倒れた彼女を救おうと必死に背負って運ぶシーンと、銃を向けてきたドロイド兵が人間は撃てないように設計されてることに気づいて人間たちがロボットたちの盾になるシーンが特に好きです。
また、この作品は主題歌も良曲で、子どものころからずっと大好きです。
自分はEDよりも挿入歌が好きですね。今もプレイリストに入れて度々聴いています。
ゲストのロボットが…
印象に残らない。
人間みたいなロボットって何だろう?
ドラえもんの映画では人間みたいな鳥、犬、猫、様々な架空の生物まで含めてドラマになっているが、目新しさは無い本作品で、見慣れた人には感動は少ないと思う。
道具を使えない縛りも顕著になり、内容も「鉄人兵団」に似ているために比較してしまうからエンターテイメントとして弱い。
かと言って、ドラマ的な盛り上げも弱く、過去の習作を見ているようだった。改めて見直そうと思わない作品です。
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