梅香里
劇場公開日:2001年12月1日
解説
朝鮮戦争以来、駐韓米軍の空軍射撃演習場として土地を強制使用され続けてきた梅香里住民の、生活権をかけた闘いを捉えた長篇ドキュメンタリー。監督は「しがらきから吹いてくる風」の西山正啓で、監督自ら撮影も担当している。βカム作品。ビデオプロジェクターによる上映。
2001年製作/78分/日本
配給:「梅香里」製作上映委員会
劇場公開日:2001年12月1日
ストーリー
沖縄同様、韓国にも米軍基地問題に揺れる町がある。ソウルから南西60キロの地点にある梅香里は、広大な干潟と海の幸に恵まれながら、朝鮮戦争勃発後の1951年以来、半世紀に渡って米軍の戦闘機爆撃演習場にされてきた。これによって、漁業や農業などの生活手段を奪われ、加えて度重なる誤射・誤爆、不発弾による事故や戦闘機の爆音、更に米兵による犯罪に悩まされ続けている住民たちは、長年に渡って韓米行政協定の下、不自由・不平等な生活を強いられてきた。だが、ソウル・オリンピック開催を機に、この事実が報道されることとなり、梅香里住民の生活権、生存権をかけた闘いは注目を浴び、全国規模のものとなった。しかし、梅香里国際射爆撃場撤廃住民対策本部委員長の全晩奎さんや駐韓米軍犯罪根絶運動本務事務局・全事務局長の鄭柚鎮さんらの活動は、今なお続いている。
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