寝耳に水
劇場公開日:2001年6月22日
解説
後輩の死を巡って展開される男の想像力によるエロスを描出した短篇ドラマ。監督・脚本は「ゴト師株式会社III」の井川耕一郎。撮影を大城宏之、遠山智子、橋本彰子が担当している。主演は「地獄の警備員」の清水健治。尚、本作は『シネマGOラウンド』の一作として、製作・公開された。16ミリからのテレシネ。ビデオプロジェクターによる上映。
2001年製作/34分/日本
配給:映画美学校
劇場公開日:2001年6月22日
ストーリー
真夜中、坂口は3年前に自殺した大学時代の後輩・長島と過ごした一夜のことを想い出す......。死の直前、坂口の部屋を訪ねた長島は、繰り返し見る奇妙な夢の話をしていた。その夢とは、彼の恋人で、交通事故で亡くなった弘美と同じ名前のペンネームで書かれたSM雑誌の投稿文奴隷契約書を、弘美自身が燃やしているというものだ。かつて、弘美との間に危うい関係のあった坂口は、長島の死んだ恋人への狂おしい想いにゾッとした。そんなことを想い出し、床に就いたあの晩のことを、年老いた坂口は想い出していた。