デジモンアドベンチャーのレビュー・感想・評価
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ヒカリ達とモンスターの出会い
細田守監督による 小さな人たちと団地崩壊モンスターアクション。
序章のような作品。
本編20分で ここまで出来るとは 流石です。
BGMは「ボレロ」のみ!『禁じられた遊び』(モノクロ映画)のBGMのように、その曲ばかり繰り返すため印象的なのですが、エンドロールの主題歌で雰囲氣はプラマイゼロにされます。
いろいろ壊れてハラハラしました。迫力あります。
2025.8.25追記
10日ぶりに鑑賞しました。モンスターの背中に乗るヒカリが可愛いなと、あらためて思いました。
特撮に霊感を受けた世紀末アニメの傑作
TVアニメ『デジモンアドベンチャー』の劇場版第1作。監督は『時をかける少女』の細田守。
細田守のデジモンといえば第2作『ぼくらのウォーゲーム』ばかりが話題に上るが、本作もかなりの出来だ。
筋立ては至って単純。幼い太一とヒカリの前に突如として現れた「コロモン」を名乗るデジモンがみるみる巨大化し、深夜の光が丘団地で鳥型デジモン・パロットモンとプロレスを繰り広げるというもの。
とにかく構図とカット割りが気持ちいい。最終決戦のシーンでは、仰角を基調とした特撮的な構図で繰り広げられる巨大デジモン同士のプロレスの合間に団地のベランダからそれを観戦する子供たちのカットがインサートされ、緊張感に拍車がかかる。
ヒカリを背に乗せたコロモン(実際は進化後のアグモン)が煌々と輝く自販機を破壊するシーンや、練馬上空を飛ぶ飛行機の赤いライトめがけて火炎弾を放つシーンには、「平穏の中に蠢く不穏」という後の細田守作品にも通底するエッセンスが見え隠れしている。
コロモン(グレイモン)とパロットモンのプロレスは、TVアニメ版のようなファンタジックなバトルというよりも、現実物理に即した肉弾戦といったきらいが強い。中でもコロモンの鉤爪がパロットモンの下嘴を貫通するシーンは衝撃的だ。
終盤、パロットモンの攻撃を受けて気絶したコロモンをヒカリと太一が笛で声援を送るシーンでは、ヒカリが泣き出す様子が正面から捉えられる。落涙という現象に対する細田守のフェチズムの強さに若干引いてしまった。
やっぱり太一が好き
細田守のデジモンは最高やで!
マンション街の描写が印象的!!
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