日本極道史 野望の軍団

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解説

昭和30年代後半の大阪で、ひとりの風雲児を中心に後に関西中を震撼させることになる組織を形勢した若者たちの姿を描いた極道青春映画。監督は「必殺始末人」の石原興と「黒猫を追え!」の岩清水昌弘の共同。村上和彦の同名小説を基に、「銃爪」の橋場千晶が脚色。撮影を「ルーペ」の瀬川龍が担当している。主演は「時雨の記」の原田龍二。16ミリ。

あらすじ

昭和30年代後半。中学時代、西条の浦上として鳴らした浦上龍二は、卒業後、貧しい実家の家計を助ける為に集団就職で愛媛から大阪の大倉工業へやって来た。・金の卵・と呼ばれ、もてはやされる集団就職者たち。しかしその言葉とは裏腹に、工場は彼らに人を人とは思わぬ重労働を強いるのであった。ある日、ヤクザ同士の喧嘩に遭遇した龍二は、そこで仲裁に入った皆川という男と知り合う。数人のヤクザ者を相手に一歩も退かない皆川の態度に、魅せられる龍二。そして、この時の感動がその後の彼の生きる方向を決定づけることになるのであった。さて、日増しに労働状況が悪化していく工場で、遂に死亡者が出た。義理と人情に厚い龍二は、賠償金を払わないという会社に対しストライキを決行し、見事勝利を収める。また、工場仲間の野島のかけ落ちに絡んだ山辰組とのもめ事でも事態を解決してみせたことから、そんな龍二の男気に惚れた男たちが舎弟となり、結束を固めるようになるのであった。ところがそんなある日、舎弟である田島たちがパチンコ店で仁王会のヤクザといざこざを起こし、おとしまえとして100万という法外な金を要求されてしまう。龍二には内緒で、仲間の吉川が金を払い事態を収めようとするが、しかしそれで済むような仁王会ではなかった。彼らは会社に押し掛けると、従業員の責任を取れと今度は社長を恐喝した。このことを知った龍二は、約束を反故にした仁王会のやり方に憤慨し、仁王会との戦争を覚悟。仲間たちと共に仁王会を壊滅させると、固めの盃を交わし、天龍会を旗揚げするのであった。

1999年製作/141分/日本
配給:ミュージアム

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