ロリータのレビュー・感想・評価
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残念ながら良さがわかりませんでした。
もっと儚げな禁断の愛を描いた作品だと勝手に思い込んでいましたが、あまり儚げな感じはありませんでしたし、禁断の愛というより、これは中年男性が一方的に少女に恋をしてしまったお話だったんですね。
中年男性の悲哀感はよく出ていたと思うのですが、原作も未読ですし、キューブリック版も観た事無いのですが、ロリータはメラニー・グリフィスが演じたこの作品と同じ感じなんでしょうか?
天真爛漫と言うより、知的障害があるか精神的に病んでいるように見えてしまったのですよね。
確かに容姿は魅力的なんでしょうが、14才にしては日常的な行動はかなり幼いですよね。
それに比べ男女間のやり取りはニンフォマニアのようでしたが、このギャップが良いのでしょうか?
いまいちロリータの魅力が分からなかったために作品にのめり込めず、その点が残念でした。
再鑑賞はないかな…
ニンフしか愛せない大学教授が若い娘に恋をして人生を破滅させる話で、昔から映画の存在は知ってはいるものの初鑑賞。
これ、シーン描写だけ考えると思春期に観てたらヤバかったかも?と思いました。
だけど、大人になって観ると視点が異なるというか義理の父視点で描かれてるからロリータ視点は想像するしかないわけです。
まぁ初体験が義理の父じゃなかったし、きっと最初は良かったんでしょうけど次第に束縛漢と化す義理の父のモンスター性に恐怖感を覚え、自分の行動を管理、制限される。愛なく食べるために体を差し出すって残酷だと思う。
そして盲目な義父は遂にロリータを手放す時がやってくる。
そもそも初めて寝た時にバージンでもない娘の男を恨んで殺しに行くという理解し難い行動に首を傾げずにいられないけれど、これが所有欲というものなのだろうか、まぁいいや。
役者は良かったと思います。
ジェレミーは元々好き、母親役もロリータ役もハマっていて役者は揃っていたと思います。
この作品のおかげで原作者ウラジーミル・ナボコフと出会えて彼の作品きっと良いのだろうな…と思いました。
めっちゃ好き
こんなに愛されたい、なんて思ってしまうほど教授がローを愛している。ローの言動や行動ひとつひとつにいい大人が一喜一憂(一怒?)してしまう教授が見てて愛おしかった……。
年の差関係ない派なので教授の愛と哀しみに私は共感しまくりでした。
まぁ『観る人を選ぶ映画』であることは間違いないですね。
「なんてインモラルな!中年気持ち悪い!」なんて感想を持たれる方もきっといらっしゃる映画…。
(教授かっこいいし真剣だし、ローも楽しんだり利用したりするんだからいいじゃんね、、)
ロー嘘ついてもお金せびってきてもかわいい〜〜〜
美しすぎる〜〜〜私も許してしまう、、
教授もイケオジでめっちゃかっこいいしちょっとドジっ子なのめっちゃかわいいし、、
ということで、私としては幸せになってほしい2人でした。
でもローの心は決して手に入らない教授の心はもどかしさや怒り、哀しみ、焦りに代わる代わる支配される。
ローはまさに小悪魔でした…。
3年後、ローの家を1人で発つ教授が「私のことを忘れらるか?」という未練たらたらの情けない質問に対して「パパにさよならを言って?モリー」と言うロー。
教授の愛を簡単に振り払ってきたが、3年経った今も相変わらずというか、より厳しいというか……
悲しいね教授……。
ジェレミーさんとスーさんの他作品も観たいと思います。
目的のない旅が迎える結末は?
中年男と未熟な少女が、目的のない旅をするには無理があったのだ。
中年男は少年期に失った夢の続きを少女に見て、少女は思春期の好奇心で背伸びして大人の男性についていったのだ。
そんな2人がうまくいくはずもなく、2人の旅は次第に歯車が狂っていく。
初見時、中年男の心理がイマイチ共感できない気がした。
少年時代に亡くした彼女の生写しを追い求める?
「高校教師」のように、心に何か暗い影を抱えていて、それを癒してくれる存在ーーという心理ならまだ、多くの人に共感を得られる気がするが。
俺は決して&絶対にロリコンでは無いが、この作品はヤヴァい!
何年ぶりか?に見た。
そして、何年ぶりかに震えた。。。
本作はリメイクだ。
一作目はキューブリックらしいが未見だ。
日本でも、可愛かずみさんでリメイクされてたり、このスジは王道だ。
可愛かずみさんのでは?最後結ばれてエンディングなのだが?
本作では?序盤に結ばれて『え?あと一時間半どうなるん?』て感じだ。
これはシンドい。
自分の好きな&天真爛漫な女の子に、上げて落とされる。
こりゃ自/殺モノだわなぁ・・。
こんなエンディングだったか?と十何年ぶりに見て、まだドキドキしている。
素晴らしい!傑作!
15歳当時のDスウェインの天使度】☆5
ジュレミーアイアンズの代表作度】☆3
気持ち分かる度】☆5
二時間が長く感じない度】☆4
いや、訂正しよう。
俺はロリコンと言われても構わない!
Dスウェインも!
デビュー時のSゲンズブールやCGモレッツちゃんも!ちょっと前の本田真凛ちゃんも!
AKBの矢作萌夏ちゃんも!
長澤茉里奈ちゃんも!!!
みんな!みんな大好きだ。・゜・(ノД`)・゜・。♡
スーリオンの才能
ロリータの語源になった作品。
スーリオンの妖艶さはやばい。
当時15歳とは思えない。
スー自身も「この映画が人格を変えた」と言ってるけど、納得。
それくらいこの映画はティーンが演じるには危ない。
スタンリーキューブリック特集の一環でした。
ロリコンは美少女を振り向かせることが出来るか?
美少女に胸ときめかせるオヤジが弄ばれた挙句、転落していく映画。
キューブリック作品なので身構えて見たが、思いの外コメディ色が強く楽しめた。
美少女に本気で恋してしまったロリコン親父のハンバート視点からストーリーが描かれる。
故にハンバート視点から勝手に理想化されたロリータと、現実の女性としてのロリータとのギャップが強烈。
ロリータはハンバートが思うような美少女ではなく、男を知っているファムファタールだったのだ。
特に終盤、咽び泣くハンバートに対しロリータが諭すシーンは印象的だった。
あのパッケージからは想像も付かないシニカルなクライマックスは流石キューブリックといったところ。
モノクロ映画とはいえ侮れない。
日光浴するロリータがクライマックス
ジェレミー・アイアンの映画と原作は読んだけれど、まだ観ていなかったキューブリック版を。
ロリータは魔性ではなく思春期の女の子、狂っていたのは感受性豊かな教授。彼の心は14.5歳で、見た目を除けば同年代の恋のよう。女の子の方が早熟だから、ロリータの振る舞いも納得です。
あの、恋敵の男のが狂気じみていて怖かったなー。大人の皮を被った悪魔だよ。妄想を、妄想じゃないけれど、妄想のような自分に取り憑く狂気を、ロリータごと撃ち抜いて獄死だなんて、完璧です。
初登場のロリータこそ、まさに妖精、恋に落ちるのに理由は無い。なんだけれど、以後は普通のませた女の子。幻想を被せる男の女々しさも描き切っています。
女の敵は女と言いますが、ある種の男には、男の敵も男なんかな。と思いました。
キューブリックの映画は隙が無く、何も言わせないなぁと思います。
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