「A」

劇場公開日:

解説

オウム真理教の広報部副部長、Aこと荒木浩を中心に、オウム事件以後の彼らを追った長篇ドキュメンタリー。TBS問題を契機に封印されるはずだった150時間にも及ぶ素材を作品にまとめた。監督はフリーのテレビディレクター、森達也。家庭用デジタルカメラを手に様々なオウムの施設に足を運び荒木浩を追った。森と共に撮影/編集の補助を担当し、製作を手がけたのは「部屋 THE ROOM」を製作した安岡卓治。音楽は朴保バンドの朴保。キネコ。16ミリ。

1998年製作/135分/日本
配給:安岡フィルム
劇場公開日:1998年

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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スタッフ・キャスト

監督
製作
安岡卓治
撮影
森達也
安岡卓治
音楽
朴保
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映画レビュー

4.0ドキュメンタリーとして面白かった。

2024年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

オウム真理教、自ら調べなりしなければ現在その名前が耳に入ることはほとんど無い。
もうサリン事件から30年近くも経つんだなぁ。同じ時代を生きたけれど、この映画で取り上げている頃は、わたしは大学生でテレビを見る暇もほとんど無く自分の生活でいっぱいだった。
そのため、大まかな事件については名前なども知っていてそれで把握していたつもりになっていたが、今回この映画を興味本位で観て、ん??と思う事が多かった。知らない事が多かった事に気がついた。
途中映像を止めてわからないことは調べながら観た。
改めてすごいな…とんねるずの番組とか出てたんだっけ…。
信者はもちろん洗脳されていたと思うけど、当時の世の中ではテレビにも出て本当の宗教家だと印象を世の中の人に広めたマスコミにも問題あるんでは…。

この映画を観ると、犯罪の実行犯では無い荒木さんとかその他の信者の人達は、性格も割と大人しく、悪い事はしていないし、純粋に信仰を全うしていて、オウム信者全体が悪いわけでは無い、それを排除しようとする世の中にも疑問が…みたいな論争になってしまいそうだ。
でも、自分の隣の部屋にもしオウム真理教がアジトを作ったら、どうだろう?

荒木さんはたまたま広報だったから実行犯にならなかっただけで、もし実行犯と同じポジションについていて、麻原から指示を受けていたら?

洗脳した方が悪いのか?洗脳される側には何も問題無いのか?

確かに警察のやり方や、過剰な反応のマスコミや近隣住民、報道されない事実について疑問を感じる部分がある。荒木さん含めて被害者となる場面もあった。
でも、実際に大量殺人という犯罪を犯した教祖を信じるというこの集団に関して共感出来る部分は何ひとつ無かった。

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きゃな

3.0思いのほか見入ってしまった

2023年9月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

テレビ局より小型のカメラだろうし古い映像で退屈かと思ったが、思いのほか見入ってしまった。私にとってオウム真理教の一連の事件は宗教に対する印象に大きく影響していると感じた。
作品は主に広報部を撮影しており、事件の当事者は登場せず、事件の内容については説明されない。閉鎖や移転に追い込まれていく施設の映像は大きな部室のように感じた。
教団が大きくなっていく過程で信者にとって教祖はどういう存在だったのだろうか。仏教のロジックで身の振り方を説明するのがとてつもなく上手だったのか、盛り上げ上手なイベンターだったのか。
事件が明らかになっていく過程で、信者たちは教義を従来通り信仰するのか、自身の中で何らか折り合いをつけていくのか気になった。映る人々は脱会せずに継続している人ばかりだろうからなにかロジックがあるのかもう戻るところがないのか。
強制的に連行しようとする警官や、一方的な意見を相手のためでもあるかのように投げかける市民、家族を後継者にしてしまう教団、なんだかなぁと思うけれど、似たようなことは今もこれからも繰り返されていくのだろう。
新聞やテレビの取材と揉める一方で長期間内部に入り込み、インタビューができているのは信頼が醸成されていたのだろうと思う。そのためオウムよりの作品に見えるし編集により監督の思想も反映されているだろうが、それでも貴重な記録だと思った。

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ma-rusuke

4.0オウム事件とはなんだったのか

2023年9月22日
スマートフォンから投稿
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映画太郎

3.5その当時生まれてない世代としては興味深かった

2023年9月18日
スマートフォンから投稿

 オウム真理教を直接知らない、教科書で習った世代。その当時の様子を少し体感することができた、気がする。

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わたし

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