「異様な世界観で奇祭を描く!」ウィッカーマン(1997) だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)
異様な世界観で奇祭を描く!
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っと裸で歌い誘う美女、隣の部屋で欲に耐え続ける童貞おじさんの警官という前半からとんでもシーンが飛び出します。冒頭からこの映画の異様さが伺える1シーンです。この後もミュージカル映画!?と思ってしまう。映画を最後まで観るんためには世界感に慣れる決心がいります。
まさしく島の人たちと正反対の性格のハウイーという面白い構図なのです。
前半の異様な雰囲気そのままで、後半は一気に盛り上がっていきます。島の豊作を願ういけにえの祭りは、奇怪そのものの祭り。ハウイーは少女がいけにえにされると読み一人奮闘しますが…。ここらで観ている人は彼の結末は分かりましたね。
「おお神よ!」と最後の最後までキリストを信じ救いを求め続けるのはハウイーでした。決して神は助けてくれず、キリスト教徒が異教徒に迫害される瞬間です。
いや違いますね、この島ではたった一人だけのキリスト教徒であるハウリーこそが異教徒なのでした。
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