「う〜ん。ヌーヴェル・ヴァーグだ。」モンソーのパン屋の女の子 osmtさんの映画レビュー(感想・評価)
う〜ん。ヌーヴェル・ヴァーグだ。
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まだまだホント低予算ゆえ、殆ど役者も使えず、全員アマチュア役者というか、専業俳優でないようで、主人公役がプロデューサーだったりするが(シルヴィー役は後々も女優として活動)、全くもってインディ感というかDIY感に溢れていて、本当にヌーヴェル・ヴァーグとしかいいようのない短編になっている。
もうロメールは、この頃から編集が見事で、冒頭のパリの街並みの様々な通りを紹介するシーンを俯瞰から始めるあたりは本当に上手い(まさにプロットの起点となっている)。
ストーリーとしては、ほったらかしにされたパン屋の女の子が気になるし、主人公はダメ男として、どうせ描いてるようなので、出来れば、結婚したはいいが、直ぐに三下り半をされてしまい、久々に入店したパン屋では、かつての女の子は成熟したイイ女になっていて、どうやら亭主もいて随分とハッピーらしい……な感じで、クローズとなって「FIN」の方が良かったかな。
ちょっとラストは物足りなかった。
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