女番長 玉突き遊び
劇場公開日:1974年10月19日
解説
自由奔放に生きていく女番長グループの生態を描いたアクション映画。脚本は「極道VSまむし」の松本功、監督は「女番長 タイマン勝負」の関本郁夫、撮影は「まむしの兄弟 恐喝三億円」の鈴木重平と「極悪拳法」の古谷伸がそれぞれ担当。
1974年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1974年10月19日
ストーリー
山猫お今日こと牧今日子が少年院を出て二年ぶりに、大阪に戻って来た。今日子は、かつての仲間で、今は落ち目のユキ、トン子、かおる、そして今日子の度胸に敬服した桃代と弘子を集めて、新しい女番長グループを結成した。一方、二年前に今日子に負わされた顔の傷の復讐を誓うカトレア会の女番長三奈は、暴力団立花興業の社員である情夫の小池に頼んで今日子に闇討ちをかけるが、一匹狼を名乗る西条五郎に邪魔されてしまう。数日後、今日子は、カトレア会のマリのスポンサーである沖タイヤの経理部長・八木が社長の沖と結託して、会社を偽装倒産させ、十億円相当の密輸ダイヤを売りさばく事をつきとめた。そこで今日子はマリと八木の情事を写真に撮り、三十万円をゆすり取るや、追って来たカトレア会を滅多打ちに倒してしまう。一方、密輸ダイヤの事を小池から知らされたボスの立花も動き出した。やがて、ユキたちが小池に捕われ、単身彼女たちを救い出した今日子が、今度は自分が捕われ、小池たちに次々と強姦された。心身ともに傷ついた今日子を五郎は、優しく労るのだった。五郎と組んでダイヤを手に入れる決意に燃える今日子は、まんまとダイヤを手に入れ、換金するために伊丹空港へ向かう。だが、途中でユキが殺されてしまい、空港に待ち伏せしていた立花たちにダイヤを奪われてしまった。復讐の鬼と化した今日子たちは、三奈を一撃のもとに倒すや、立花らが立てこもっている琵琶湖のホテルへと向う。モーターボート、水中ガンなとを駆使してホテルの真っ只中へ不意打ちをかけた今日子たちは、小池、立花を血祭りにあげるが、ダイヤは、モーターボートともども炎上してしまった。深手を負いながらもこの光景を見届けた五郎は、満足そうな微笑を残して息絶えた。