傷だらけの人生 古い奴でござんす
劇場公開日:1971年
解説
シリーズ第二作。脚本は「新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬」の村尾昭。監督は「日本女侠伝 激斗ひめゆり岬」の小沢茂弘。撮影も同作の吉田貞次がそれぞれ担当。
1971年製作/日本
配給:東宝
劇場公開日:1971年
ストーリー
昭和六年--。日本は大恐慌をみまわれ不況の一途をたどっていた。当時、大阪では堀江大観進一家・阿部野富士上一家、それに悪で知られる天王寺石切一家の三家が拮抗しながら互いの渡世を張っていた。軍部、資本家とつながる石切一家総長石切は、彼等を巧みに利用し、縄張り拡大を計ろうと、分家の大西組を先兵として、富士上一家のシマうちに進出させてきた。大観進一家の若者頭大西栄次郎は、大西組々長大西竜三の実の兄であり、富士上一家代貸の宮地安五郎とは兄弟分の間柄にあったため、この争いの仲裁をかってでる。一時は、事を丸く収めたものの栄次郎、竜三の間は、この時からしっくりいかなくなってしまう。一方、事を丸く収めたことに不満を持つ石切は再び竜三を使い、いやがらせを表面化させた。また、富士上一家二代目青江辰太郎も、石切一派の無謀なやり口に腹を立て、代貸の安五郎は、仲裁に立った栄次郎の義理を重んじ、単身石切一家へのり込むが、殺されてしまう。これを知った栄次郎は、石切と事を構えようとするが一家の貸元義之助は、実の兄弟の殺し合いを未然に防ごうと栄次郎に謹慎をいいつけた。大西組代貸の神田も竜三を促し、二人の対決を防ぐ。しかし、竜三が熱をあげる芸者のおりょうが栄二郎に思いをよせていることがもとで、二人のみぞは日がたつにつれて深まっていく。数日後、富士上と石切一家の和解に立った義之助は、料亭に石切と竜三を招き説得した。しかし、勢力拡大を計る石切はこれを無視し、制止する良吉を斬り、義之助をも殺害してしまう。もはや栄次郎の怒りは抑えようもなく、その夜、石切一家に向った。
スタッフ・キャスト
-
大西栄次郎鶴田浩二
-
大西竜三若山富三郎
-
宮地安五郎長門裕之
-
神田良吉天知茂
-
おりょう浜木綿子
-
清江辰太郎大木実
-
大観進義之助北村英三
-
石切力松遠藤辰雄
-
花井銀次待田京介
-
早川三郎岡八郎
-
田宮勇中村錦司
-
千代菊女屋実和子
-
くに子北林早苗
-
おたき荒木雅子
-
剣持勇作渡辺文雄
-
田中大尉天津敏
-
金一赤松志乃武
-
おくま東龍子
-
溝口勘造田中浩
-
相艮登楠本健二
-
今仲日出男川谷拓三
-
山室彦七汐路章
-
五味源吉北川俊夫
-
鬼島徹藤長照夫
-
小倉徳三大矢正利
-
坂下勝藤本秀夫
-
玉島喜八森谷譲
-
藤井又吉有川正治
-
日高文六西田良
-
山中末松野口貴史
-
三崎清八尋洋
-
おあき三島ゆり子
-
駄菓子屋の親爺藤川弘
-
石丸刑事江波多寛児
-
どぶぶ為平沢彰
-
土方の市阿波地大輔
-
ハッパの熊高並功
-
金子伊兵衛小峰勇
-
大森吾助村田玉郎
-
万竜小島恵子
-
お初丸平峰子
-
いく代若山ゆかり
-
平松重次丘路千
-
水野専一秋山勝俊
-
井尻音吉疋田泰盛
-
桜田那須伸太朗
-
賭場の旦那市川裕二
-
賭場の旦那有島淳平