七つの星座
劇場公開日:1951年6月29日
解説
脚本は「海賊島」の倉谷勇が書き、「消防決死隊」の田中重雄の監督で、同じく峰重義が撮影に当たっている。主演者は「虎の牙」の上原謙と宝塚からの新人伏見和子。それに岡村文子、藤原釜足、利根はる恵などが助演。
1951年製作/88分/日本
配給:大映
劇場公開日:1951年6月29日
ストーリー
元皇族東六條春彦は、臣籍に降下したとは言え、乳母を始め、側近の者や親戚にその行動を束縛されて、何一つ自由にならぬ身であった。ある日定められた見合いの帰途、自動車の故障で地下鉄にのり、乳母と離れてしまった。天文学に興味を持つ春彦が、「天体の驚異」というポスターにつられて劇場へ入ったとき、そこはレビュー小屋で、踊子の靴がとんで春彦の顔に当たった。踊子は千恵子といって地下鉄でも、春彦の服のボタンにセーターの毛糸がからまって困った娘であった。度重なるめぐり合わせは二人を近づけ恋を語るようになつたが、東六條家では近頃ひんぱんな春彦の外出に不審を持って人を使ってさぐらせた結果、千恵子に春彦の身分を明かして身をひくように迫った。千恵子が急によそよそしくなったのを不思議に思っていた矢先、親族会議があって不行跡をなじられた春彦は同道と自分の愛情を告白して、千恵子の許へ去った。
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スタッフ・キャスト
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