痴人の愛(1949)のレビュー・感想・評価
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こういう内容だったんですね
谷崎潤一郎の書名は、知ってましたが。。。。
男と女って組み合わせがあるんだなぁと。
失って初めて気がつく事。
やり過ぎは、ダメだなと、ほどほどにが大切。
色々わかる映画でした。
京マチ子さんのスタイルが良くてビックリ‼️
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後半の踏切から、洋画になった
谷崎の作品で一番好きなのは『細雪』で、あとはちょっと異世界。痴人の愛もそう。原石見つけて自分好みに育てて磨いて愛でたい、というのは光源氏からの伝統なんでしょうか?財力の他に、自分自身にもセンスと教養と魅力がないとむずかしいだろうなあ。でも、この映画では二人が確信犯的に二人だけの世界を作り上げていて、他人はスパイスなんだろうと思った。
ナオミが追い出されてから二回、踏切の場面があって、その一回目から映画の空気が洋画になったようだった。「哀愁」のビビアン・リーみたいな。ひとりぼっちで雨に濡れてストッキングはびりびりの京マチ子。
この映画でも、京マチ子の鬼の形相が良かった。決して「パパ」には向けない顔で、悪い男友達に向けている。パパとの絶対世界とは相容れない、世俗的で社会通念まみれの世界に向けた般若顔。京マチ子は25歳、若さがピチピチしていた。
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