彼と彼女と名探偵

劇場公開日:

解説

製作は「続不良少女」「俺は用心棒」の牧野満男、企画は「妻の部屋」の坪井与、村松道平の脚本で「なやましき五人男」につぐ小杉勇が監督する。撮影も「なやましき五人男」の伊佐山三郎が担当。出演は「暁の脱走」の伊豆肇「獄門島(1949)」の喜多川千鶴、「石中先生行状記(1950)」の藤原釜足、「妻の部屋」の龍崎一郎などである。

1950年製作/82分/日本
配給:大映
劇場公開日:1950年1月24日

ストーリー

大阪の闇成金、闇野氏は二号の春山百合子に逃げられ迷探偵花輪に捜索を依頼すると、彼は東京に滞在していると判断し、百合子の特徴である乳房のアザを手掛かりに東京へ--「てんやわんやホテル」に目星をつけて乗り込む花輪。このホテルの宿泊人は三文文士飯田、酒びたりの花小路、闇漁業会社の海野社長夫妻、声楽家の令人など、てんやわんやの人びと。花輪の話から、感のいい飯田は、声楽家を百合子とにらみ、近付いて、ロマンスを語る。この頃百万円賞金付きの強盗団がホテル付近に潜伏中というニュース。ホテルは大騒動。その夜、花輪は酔いどれ花小路に手こずったあげく百合子にぶつかり、ハッと感ずいた。尋ね人らしい。百合子は感ずかれたかと飯田の部屋に飛び込んで首ったまにかじりつく大芝居。やがて再び百合子の悲鳴、バスルームに猫がいたのだ。のぞく飯田や花輪、花輪は潜望鏡で、乳房のアザをさぐると、蛇だと思った百合子、再び飯田の部屋へ、かくして、二人は意気投合。花輪は大長息、翌朝上京して乗り込んだ闇野は百合子に出会ったが妻が一緒で、呼び止めるわけにもいかず、百合子は飯田と第二の人生へ--。花輪は気前のいい闇野夫人から十万貰ってさよなら。闇野だけがダアーッとなってしまう。

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