轟先生

劇場公開日:

解説

雑誌『漫画』に連載中の秋好馨の原作を新人棚田吾郎が脚色し、「風の又三郎」「次郎物語(1941)」「君かと思ひて」等の島耕二が目下撮影中の「緑の小筐」を一時待機して監督する。撮影は「街の人気者」「君かと思ひて」等の相坂操一。大映と緑波一座の提携代一回作品であり、緑波のほか渡辺篤、市川春代が出演している。

1947年製作/76分/日本
配給:大映
劇場公開日:1947年3月18日

ストーリー

実力中学校教諭轟先生は達磨大師さながらの風貌で全校生徒に親しまれている。轟家の近くの非凡荘に住む石野先生は目下金魚の研究に熱中しているがしかし石野先生が何故金魚の研究に夢中なのかは、知る人ぞ知るで、実は先生のはかないロマンスの花が咲かないためだった。轟先生の息子で復員した雷太君の就職がはかばかしくないので、隣家の早利女史の妹夏子さんは御本人以上にやっきとなっている。先生の家で家計のやりくりから大切な尺八と琴を手離したことを知った早利女史は、先生を弁天女学院に推薦した。しかし、女史が夏子さんの結婚に奔走しているので雷太君は気が気でない。轟先生の取り持ちで石野先生は秘めたロマンスの相手岩藤先生と結ばれ雷太君と夏子さんの話もうまくまとまった。石野先生の金魚は池に放たれ轟先生の家には愛用の尺八と琴が戻った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く