事件記者 真昼の恐怖
劇場公開日:1959年8月2日
解説
島田一男作のNHK連続テレビドラマを映画化した「事件記者」に続く同シリーズの第二作。脚色・西島大、山口純一郎、若林一郎、監督・山崎徳次郎、撮影・松橋梅夫といずれも前作と同じ顔ぶれ。
1959年製作/52分/日本
配給:日活
劇場公開日:1959年8月2日
ストーリー
東京の街は暑さが続いていた。警視庁内の桜田記者クラブでは、東日の相沢キャップが、新人の菅と連絡を取っていた。暇ダネの江の島の夜の生態を取材にやったのだ。菅は夕方、病気の娘を目にとめた。中日の多賀は日射病だろうといった。菅が去った後娘は死んだ。死因は貧血による心臓衰弱。遊ぶ金に困り、血液を売り過ぎたのだ。多賀はすぐキャップの浦瀬に報告した。“無軌道なハイティーン娘”翌朝の中日で、菅は多賀に抜かれたのを悟った。「抜かれたら抜け」相沢はさとした。--江の島で、パン助上りの通称スイバレのお時が中年の大田と医学生くずれの情婦春子をおどしていた。大田はもぐりの採血業だが、昨日死んだ娘お澄を採血した後、人気のない松林に置きざりにしたのだ。お時がそれを見た。逆に大田は残忍な笑をもらし、注射器をかざして迫った。--六郷の土手で若い女の死体が発見された。車から投げ捨てられるのをアベックが目撃した。記者クラブは色めきたった。検死の結果、お澄と同じく貧血による心臓衰弱と判った。身もとも割れた。どこかの病院にお時の血が持ちこまれたら、その中の無数の病菌が何も知らぬ人にうつされるのだ。警察は秘かに幹部会議を開き、闇血液業者に注意するよう指令が出された。記者クラブに配られたお時の顔写真から、記者たちは何かウラがあると感じた。不正業者の闇血液が流れているのか。相沢は伊那に聞込みに廻る村田部長刑事を追わせた。お時は江の島でのスナップ写真に出ていた。ドライブクラブの車のそばに立って--。死体運搬にドライブクラブの車を使ったかも知れぬ。長谷部は都内のクラブを、菅は江の島のガソリンスタンドを、それぞれ洗いに飛びだした。相沢は他社の先手を打ち、本社へ連絡した。“東京にいる血液ギャング?お時殺し捜査進む”夕刊を見た大田は春子と高飛びを計った。菅はスタンドの聞込みで春子のアパートをつきとめた。が、大田にしぼられ、血を抜かれかける。その時、村田部長刑事らがふみこんできた。各社の記者もなだれこんできた。--菅は相沢から怒鳴られた。記者は事件を追うものだ、作っちゃいかん。が、東日の朝刊は、他社は抜けなかったが一番迫力があった。相沢は八田とゴキゲンだった。
スタッフ・キャスト
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相沢(東京日報)永井智雄
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八田(東京日報)大森義夫
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長谷部(東京日報)原保美
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伊那(東京日報)滝田裕介
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山崎(東京日報)園井啓介
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浅野(東京日報)綾川香
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菅(東京日報)沢本忠雄
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浦瀬(中央日日)高城淳一
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桑原(中央日日)相原巨典
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岩見(中央日日)山田吾一
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多賀(中央日日)宮崎準
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熊田(新日本)外野村晋
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荒木(新日本)内田良平
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桜井(毎朝)雪丘恵介
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島津(毎朝)三原一夫
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光子森島富美子
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西郷清水将夫
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榎木須藤孝
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捜査一課長二本柳寛
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村田部長刑事宮阪将嘉
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宮本警部補長尾敏之助
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溝口刑事木島一郎
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弘報係古田祥
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お近相馬千恵子
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たか子須田喜久子
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スイバレのお時小園蓉子
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大田吉郎山田禅二
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春子南風夕子
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中年の男山之辺潤
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男加原武門
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お澄久木登紀子
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清子条美也子
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お信山崎育子
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健二広瀬義和
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英男石丘伸吾
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事務員島村謙次
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管理人阪井幸一朗
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医長紀原耕
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医務員南川悟郎
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ガソリンスタンドボーイ水木京一
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ガソリンスタンドボーイ里実
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病院の警官英原穣二
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警察の幹部A小泉郁之助
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警察の幹部B片桐恒男